2015春 北海道視察REPORT
1日目 ノーザンファーム早来
2015年も北海道視察に行ってきました。
視察を始めて3回、ずっとはちさんと2人の視察でしたが4回目の視察の今回はしげさんの参加で3人。
年明けから日程の調整を始めて今年は桜花賞の週になりました。
というのは、出資馬の募集が始まるのが9月で、出資直後の秋の時点では育成が進んでおらず
雪深い冬と合わせて秋冬というのはちょっと視察には時期が早いのです。
牧場のスタッフに出資馬の感触を聞くにしても、まあ育成が進んだ春が良い。
とはいえ育成が順調で早いデビューの馬は4月末に本州に移動していく馬もいるので
その直前に視察するのがベストということで毎年4月が視察の時期になります。
ただ、4月はNFでは出資馬の見学ができない日というのがあって
例年、1週目はよくPOG等の雑誌の取材が入りやすく、3週目辺りに産地馬体検査が入りやすい。
4週目になると育成の進んだ馬は本州に移動してしまうので自動的に2週目辺りが視察のタイミングになります。
今年はしげさんの出資馬ルージュバックが早々に桜花賞出走を決めていたので
関東組のはちさん、しげさんは桜花賞直前の木曜から一緒に北海道視察をして
土曜一緒に神戸まで飛んで、日曜日は阪神競馬場で桜花賞観戦という日程になりました。
おそらく、NFの都合に合わせると今後毎年、桜花賞の週の視察になると思われます。
ということで、年末辺りから飛行機の予約を取ろうと様子見を始めたのですが、どうも今年は怪しい・・・
というのは、例年お世話になるスカイマークが大手と同じような価格設定になっており使えない状況だったんですね。
こうなるとスカイマークの利用価値というのは皆無で、不便だけど関空からピーチを使おうかということになる。
関西人にとってスカイマークは神戸空港拠点のLCCという位置づけであり
LCCか、それに準ずる価格設定ではないなら伊丹発着の大手が便利。
私のような貧乏人の場合、価格が全てなのでスカイマークが大手と同じ価格ならピーチ一択ということになる。
どうも、私のような思考の方が多いのか利用者は減りスカイマークの経営は傾き、去年からの騒ぎに発展。
てなわけで、今年の視察は年末の段階でピーチ一択だと思ってたんですね。
状況が一転したのは年明け。
再生手続きによりJALがスカイマークにテコ入れ、価格も安い設定に戻りました。
神戸→新千歳が8500円ということで、じゃあ文句なしでスカイマークに今年も飛びつきました。
今年も視察の日が近づき、5日前ぐらいでしたかね・・・ふとスカイマークのHPを見たんです。
そしたら、春のキャンペーンというバナーが登場してたんです。
で、バナーをクリックして詳細を見ると、な、な、なんと・・・新千歳便6900円の設定が・・・
しかも行きの日程も帰りの日程も6900円の設定で空席がある・・・
まあ、出発が近づくにつれ普通は価格が上がってくるので早めに押さえるのが当たり前だし
8500円でも全然満足なんだけど、これを見たときに脳裏に兄貴も行かないかなと思ったんですね。
つーのは、去年秋に私の兄貴も一口馬主をやりたいということで
どの馬がいいか東サラのパンフを持ってきたことがあったんですね。
その後、出資したかどうかは知らなかったんだけど、良さげなのは売り切れてた後だったので
まあ、出資してないだろうと思ってたんですね。
でもまあ、一口に興味があるみたいなので飛行機が6900円なら声かけてみようかと軽い気持ちで誘ったんです。
最近は必死で馬券を毎週買ってる様子だし、馬を持つと競馬観も変わるし牧場を見れば尚更。
見知らぬ人もいるし行かないって言うだろうと思って誘ったんだけど、行くということで兄貴も参戦。
ということで今年の視察は例年から倍増の4人になりました。
神戸空港でうどんを食って、いつものSKY171便で新千歳へ出発。
序章が長くなりましたが2015の視察のスタートであります。
今年で視察も4回目、空港周辺のNF空港やNF早来の位置関係や道も把握してきたし
今年は新千歳の着陸時の天候も良かったので飛行機の窓から
あれがNF空港とか、あれがNF早来とかわかりましたね。
定刻より少し早く新千歳に降り立ち、先に到着してたしげさんと合流。
いつも通り、オオトリ合流ははちさん・・・飛行機もいつものように1分遅刻でした。
4人揃ったところでレンタカーなんですが、今年はオリックスレンタカーさんにお願いしました。
去年までワンズレンタカーさんにお願いしてたんですが、どうも店舗移転してからスタッフが変わって
なんかね・・・接客がやっつけというか雑なんですよね。
例年、オリックスが春に格安キャンペーンやってるのを去年の視察中に把握してたので
次はワンズやめてオリックスにしようと、はちさんと去年言ってたんですね。
接客が雑な上に、ここのところSクラスの予約で軽自動車を回されたので・・・
ホテルの駐車場が立体駐車場で車高制限があるのでヴィッツ、フィット、デミオ辺りで予約しても
車高の高い軽ではね・・・高速乗ったり2日目はいつもちょっと走るんで。
オリックスなら新千歳のレンタカーカウンターのブースもあるので便利。
営業所もワンズは空港から牧場と反対方向なのに対して、オリックスは牧場に近い方向にある。
今回は急遽4人の視察になったんだけど営業所まで送迎してもらって手続きすると
ひとクラス上の車に空きがあるので無料でランクアップされませんか?ということだったので
じゃあ、ひとつ上でお願いしますということで1800ccのウィッシュをお借りしました。
時間は12:00。
日程最初はNF早来の視察、予約時間は14:00ということでノーザンホースパークで昼食。
いつもは、とろとろハンバーグ@1900円を食するのですが
今年は新メニュー?蕎麦のメニューがあったのでお試しに食してみました。
ちょっと太目にカットされていてざっくりとした噛み応えのある蕎麦なんですが
やっぱり北海道はどこに行っても水が美味いので蕎麦ひとつにしても美味いです。
蕎麦を茹でて洗う作業でも不味い水道水で洗うとそれだけで味がダメになるのでね。
ここで私だけビールを・・・もう次の早来まで運転するつもりはありませんよ^^
インペリアルマーチ
14時前にNF早来に到着。
今回は中尾さんは会議で不在とのことで案内してくれたのは若い方2人。
1人は案内の練習っぽい感じでお勉強を兼ねてる感じでしたかね。
最初に見せていただいたのがインペリアルマーチ。
喉の不調で早来に戻ってきてますが、こちらでは喉の異常は認められないようで
手術等はせずに様子を見ながら乗り込みが進んでいるようです。
喉がどうこうというのは見た目でわからないですが確かに乗り込みは進んでる感じのルックスです。
もう移動して使える感じのルックスになってるので復帰は近いんじゃないかな。
今更大きいところをということは望んでないので無事に引退して余生があればいいかなと思うんですが
う~ん・・・見た目はすごい走りそうなんですけどね・・・
つーか、見た目にデカくて相変わらず近くで見るとすごい迫力です。
グースベリー
ちょっと4人分の出資馬全部を取り上げると大変なので割愛して自分の持ち馬だけUPします。
自分の出資馬で次に見せてもらったのは去年出資した明け2歳のグースベリー。
初年度のワークフォース産ということで手探りの出資なんですが
このパターンは去年のハービンジャーと同じです。
いい繁殖も集まってないみたいで募集価格も抑えられてる感じなんですが
個人的に募集されてるワークフォース産を見ると価格以上の出来の良さを感じるので
意外と質のいい種牡馬なんじゃないかと思ってます。
繁殖の質が全然違うので比較はどうかと思うんだけど
去年のハービンジャーの初年度ほどではないかもしれないけど自分は評価してます。
このグースベリーは結構楽しみにしてたんだけど見た目はまだ冬毛が目立ってそんなに良く見えないですね。
ただ、動かしてみるとクッション性があって可動域も大きいくやはり柔らかい。
スタッフの話を聞いてると特に評価が高いという感じはないんですが
現状では変なクセもなく順調といったところでしょうかね。
トモなんかはボリュームが増してるし個人的には結構期待してる馬です。
まあ、巨大なインペリアルを見た後なんでどうしても錯覚する部分がありますからね。
クローチェ
次はクローチェになります。
これもインペリアル同様に喉の不調で早来に帰ってきてます。
こちらは訴え通りに喉に疾患があったということで手術を施されて乗り込みが進められてます。
いつから喉が不調だったのか、不調のままどれだけ使ってたのか不明なんですが
めちゃくちゃ期待してた馬なんで現状は物凄く不満に満ちてます。
しがらきで乗り込んで栗東でちょっと調整して使って詰めてまた使って放牧という繰り返しで
なんか厩舎で工夫されてる感じが感じられないんですよね・・・
レースに行くと物凄く引っかかる馬なんで難しさはあると思うんですが
あまりにもやっつけ感が感じられるので前々から転厩してくれないかなと思ってるところです。
トレセンでの調整は単調なんで古いタイプの厩舎だなと認識できたのはひとつ収穫なんですが
喉の不調が原因だったという可能性もあるのでまだ望みは捨てていませんよ。
ルックスは肉が落ちてしまって良くないんですがしっかり処置も終わったことだし
もうひと花咲かせてくれるのを待ちたいと思います。
NF早来の屋内坂路
予定の出資馬を全て見終わって、スタッフの方が屋内坂路を見せてくれるというので拝見しました。
いやぁ・・・前から見たいと思ってたんですよね。
ここで過去の出資馬も毎日鍛えてたのか・・・と思うと感慨深いものがあります。
勿論、出資馬だけではなくNF早来出身の名馬もみんなここでトレーニングしたんですよね。
ここはNF早来の坂路で、NF空港の坂路はまた別にあります。
写真を見て右側が馬が走って上ってくるコースで仕切られて左側はスタート地点に戻る通り道になります。
調教が終わって左側を降りて厩舎に戻るわけですが
これとは別に厩舎の方に戻る逍遥馬道が森の中にあります。
凄く丁寧に案内してくれて最後に坂路まで見せてくれてスタッフさんに感謝です^^
小1時間でNF早来の見学は終わって16時からはちさんの出資馬の見学でNF空港へ。
ここで案内してくれたのはいつもの方ではなく女性のスタッフさんでした。
はちさんの出資馬、シルクの3頭の見学だったんですが
シルクの見学者は担当が違うのかな?と思ったり
年度が変わって配置転換で人が替わったのかなと思ったり
或いは、早来で中尾さんが会議で不在だったことから同じくいつもの人も会議でいなかったのかと思ったり・・・
NF空港では案内役のスタッフさんの車に誘導されて車でついていく形なんだけど
女性スタッフの車が宮城ナンバーだったのが何故なのか妙に気になったのでした^^
元は山元のスタッフだったんでしょうかね。
1日目の全行程が終了してホテルへ。
お世話になったのはいつものリーネルすすきの。
すすきのの中の非常にいい立地にあり、地下鉄の豊水すすきの駅の階段がホテルの玄関から10歩ぐらいの所にある。
結構古い感じの設備ではあるんですが清掃は行き届いてるので問題ないし
なんつーても安くて、1名1室でも広い部屋に泊まれる。
すすきのの中心地に歩いてすぐ行ける便利なホテルなんで今後もリピートすると思います。
つーか、ホテルに着いてビックリしたのが4名のうち2名が予約を完了できてなかったこと^^;
おそらくネット予約で完了前のページで中断して予約が取れてなかったと思うんだけど
部屋が空いてたので事なきを得ました^^
初日のオフ会はホテルから徒歩1分の「磯金」さんへ。
活けイカが食えるという宣伝で行ったんですが入荷してないとのこと・・・なんじゃそりゃ。
メニューも少ないんで一品一品洗練されてるのかと思いきや普通・・・
コスパもなんかイマイチ・・・
これなら自宅周辺でもあるよね・・・と。
なんとなく、あれもこれもとはならず満腹感もなく・・・
ここは無かったことにして次行こうって感じの雰囲気なんですが、そこはまだ初日。
普通は満腹になって夜中に一人でラーメン食いに行くんですが
今回はみんなでラーメン食いに行きました。
どこのラーメンにしようかってことなんですが味噌で有名な「すみれ」さんへ。
過去に何度か行ったことがあるんですが、ちょっと時を経てストライクからボールになりつつあるような・・・
やっぱり居酒屋って当たり外れはあって過去に同じ店に行っても波はある。
前回は良かったのに今回は・・・ってこともあるし。
おそらく魚でも前日残った仕入れを残ったから廃棄することもないと思うのね。
なので今日は同じ刺身でも角が立ってるけど明日はそうでもないみたいな。
うん、勿論想像ではあるんだけどね。
ちょっと満ち足りない感じだったので夜中に一人でラーメン食いに行こうと思ってたんだけど
ホテルに帰って知らないうちに寝てしまってましたね・・・
目が覚めたら夜中の2時半で、ああ・・・やっちまったと思ってまた寝ちゃいました^^;
ちょっと不発に終わった初日の夜でした。
2日目 帯広競馬場
視察2日目、帯広に向かって走りました。
去年は門別競馬場に行ったんだけど、その時に来年は帯広競馬場に行ってみようって話しをしてたんで。
道東道が延伸して帯広に行くのも楽になったのでね。
朝の8時にホテルのロビーで待ち合わせして出発。
道央道の輪厚PAで朝飯食って道東道に乗ってまずは追分へ。
10:00に見学予約をしてた社台Fではちさんの出資馬を1頭見学。
札幌から帯広まで約200kmあるんですが道東道の途中に社台Fがあるってことで2日目に見学入れました。
見学が終わって一路帯広へ。
道中は山の中を貫くルートなので雪が舞ってたりで距離的にもしっかり走り応えがありました。
うん、よくよく考えれば200kmってことは自宅から岡山ぐらいの距離があるので
軽く考えてたけど結構疲れてきますね・・・
ちょうど12時ぐらいに帯広競馬場に到着。まあほぼ予定通りです。
どこの競馬場にも馬頭観音ってありますが敷地の中に挽馬神社ってのがあったんです。
おそらくこれが馬頭観音にあたると思うんだけど
まずお参りして「うまみくじ」というおみくじを引くと・・・大吉。
「賭け・チャンスあり 逃すな」と書いてある→当然、馬券買うとなる。
競馬場の2階に場外発売窓口があってお客さんに開放されてる。
今回は翌週から帯広競馬開幕ということで、ばん馬のレースは見れなかったんだけど
遠くの厩舎エリアで1頭だけ歩いてるのを見ることができました。
う~ん、やっぱり遠くから見てもデカいですね・・・
厩務員らしき人が引いてたんですが、その人との比較で見てもデカいのがわかりました。
場外発売窓口周辺にはおっちゃんが20人ぐらいいましたかね。
作業服着た農作業さぼってる風の年輩の人ばっかりで、やっぱり去年の門別同様に人が少ない・・・
存続できるのか心配になりますね・・・
ばんえい競馬が始まるとまた少し違うと思うんだけど、帯広には頑張ってほしいですね。
門別に比べれば競馬以外にお客を呼べる施設を作ったり工夫もされてますけど
悲しいぐらい人がいません・・・
場外ということで名古屋競馬の馬券を買えたんですが帯広に貢献するべく馬券をちょちょっと。
モニターで馬を見て買ったんですが、もうモニターの下に出てる総売り上げとか見てると悲しくなりますね・・・
1万円とか突っ込むとオッズが目に見えて変わりそうな金額なので余計に突っ込めません・・・
これは悪循環ですね・・・名古屋でコレですから地方はかろうじて競馬が成り立ってるような感じ。
大きく賭けれないんでちょちょっと買ったら4000円ぐらい儲かりました。
昼飯がまだだったので帯広駅前にある帯広豚丼の元祖「ぱんちょう」さんへ。
しげさんが来たことがあるってことで教えてもらったんだけど
炭火で香ばしく焼いてあって店内は満員状態。
儲かってまんな・・・地方競馬とはえらい違いです。
食べ終わって帯広駅の中を見て回って、道東道を戻ってホテルに帰りました。
18時ぐらいにホテルに帰って2日目の宴会。
初日に海鮮食って、明日の朝も海鮮丼って予定なのでジンギスカン食おうってことで
めちゃくちゃメジャーな「だるま本店」に向かったのですが
飛び込みで4人、ゴールデンタイムに入れるわけもなく撃沈。
金曜の夜にどうしようかな・・・って状況なんですが
だるま本店の斜め向かいに居酒屋があったので飛び込んでみました。
無理かなと思ったんですがギリギリ空いてたようで
「4人いけますか?」と尋ねたところ微妙な間があった後「いけますよ」と。
もうなんでもいいやって感じで入店。
これね・・・店の名前を忘れたんだけどコスパが良くていい感じでした。
刺身頼んでも、ひと切れが大きいし鮮度もそこそこ。
ざんぎなんかも同じ値段で初日の店が3個だったのに対し5個。1個の大きさも大きい。
1人2品注文で飲み放題1000円って設定があったので当然お願いしました^^
去年行った「根室食堂」が今年は改装中で使えなかったので「北の勝・搾りたて」は諦めてたんだけど
はちさんが北の勝・搾りたてあるみたいだよって教えてくれました。
自分は全く気付かなかったんだけど確かに壁に「北の勝・搾りたてあります」って紙が貼ってありました。
ということで偶然にも今年も飲むことができました^^
居酒屋メニューのジンギスカンって美味しくないことばかりなんだけど、ここのは美味しかったですね。
なんか運よくそこそこいい店に当たったみたいでした。
もう食えないってぐらい食って飲み放題で初日の店と同じ金額ぐらいだったので満足でした。
ホテルに帰ってしばらくしてラーメン食いに出ようと思ってたんですが
初日同様、またまたいつの間にか寝てしまって起きたら夜中の2時・・・
すすきのの金曜の夜ってことで、2時でもどこか開いてるだろうと思ってホテルを出て徘徊したんですが
やっぱり意外とあちこち開いてるもんですね^^
ラーメン横丁の南にある「我流る」さんって店に入ったんですが
先客が2名居て、2人ともカレーラーメンを食ってたんです。
札幌でカレーラーメン食うって変わった奴やな・・・と思いながら普通に味噌を注文したんですが
自分の直後に入ってきた若い1人の女の子も躊躇なくカレーラーメンを注文したんですね・・・
しかも、確かに「スープカレーラーメン」と言ったんですよね。
ん???と、この時に思ったんですが
同時に目の前にある箸と調味料を置いてるところに粉チーズが置いてあるのに気付いたんです。
更に、若い女の子2人組が入ってきて、また「スープカレーラーメン」を注文したんです・・・
え?何これ・・・ドッキリか?と内心思ったんですが
最初の女の子のスープカレーラーメンが出来上がって、軽く盛られた小ごはんが一緒に出てきたんです。
え?体小さいのにめっちゃ食う子やな・・・と。
自分は不思議に思いながら味噌をすすってたんですが後で来た2人組の女の子両方にも小ごはんが・・・
おいおい・・・どないなっとんねん!って思いながら味噌を完食して店を出たんですが
ホテルへの帰り道、スマホで「我流る」さんを調べたらスープカレーラーメンで有名な店だったんですね・・・
テーブルの粉チーズも麺を食った後に小ごはんを残ったスープにダイブして
そこに粉チーズをふって混ぜてリゾット風にして締めるのが定番らしい。
つーことで、味噌を食ってた自分の方があの場では変わり者だったってことです・・・
来年はスープカレーラーメン食ってみようと思ったりしたんですが
少なくとも、この日の夜は知っててもカレー系を食う気分ではなかったです^^;
3日目 ノーザンファーム空港
最終日は8時にホテルのロビーで待ち合わせの後、札幌中央卸売市場の場外市場へ。
いつものように最終日の朝は海鮮丼で、私の場合はカニ、イクラ、ウニの3色丼であります。
あと、日本酒を朝からひと口・・・今回は男山です。
メニューの中から日本酒度の一番低い甘口を飲む人なので今回は男山ってことでした。
市場でお土産のカニ等を買って向かったのは札幌競馬場。
去年、全面リニューアルが終わって今回はリニュ後初めての来場になります。
うん、やはりめちゃくちゃ綺麗ですね。
ただ、ちょっと残念なのが入場門を入ると建物に入るつくりになってまして
場外発売の場合、建物の扉が全部施錠されていて建物から一切出られないようになってます。
しかもエスカレーターなども全部止まっていて解放されてるのは1階のみです。
馬場の方にも出れないし、パドックにも出れないんですね。
やっぱりそんなに暑くも寒くなくて天気のいい日は外に出たいものです・・・
まあ、ゴミが散らかったりで合理化という意味で出れなくしてるんでしょうけどね。
あと、こういう状態なので馬頭観音には行けないということなんですね。
競馬場に着いて馬頭観音を探したんですがパドックの左側にそれらしいのがあったんで
インフォメーションのお姉ちゃんに馬頭観音に行く方法がないのか尋ねたんですが無理ってことで諦めました。
北の寒い地域の競馬場の心遣いもあるんでしょうけどね。
入場門入ったらすぐに暖かくてドアの開閉もなく暖気が逃げないみたいな。
まあ、ちょっと残念というか、それだけ馬頭観音の存在意義なんてその程度の認識なんでしょうね。
この日は天気もよく、そんなに寒くはなかったので外も見たかったんだけど施設内はとりあえず見て回れました。
トイレとかシックな感じで綺麗です。
人がいなくなるのを待って撮影してきました・・・
フードコートも北海道らしいメニューがあるしいいですよ。
ちょっと目を引いたのが車いすの方が利用するモニターがあったことですね。
阪神や京都でも見たことがないし中央開催場でもこういうのはないんじゃないですかね。
午前中まで札幌競馬場に滞在して、札幌駅でちょっと買い物して
14時から見学予約してた社台スタリオンステーションへ。
スタッフの方に案内されて最初に見学するのは種付け風景。
2階の見学所に上がると種付けできないようにお腹に布を巻かれたアテ馬くんが牝馬を発情させてました。
これ見てるといつも不憫に思いますね・・・
牝馬を発情させたら引き離されて不満そうに暴れてました・・・
そこの満を持して登場したのが栗毛の馬。
「あの馬は何ですか?」とスタッフの方に尋ねると「オルフェーヴルですね^^」
おおお~~っ、「種付けは上手いですか?」って尋ねると
「上手い方ですかね、なんというか馬らしいというか・・・動物らしいというか・・・
例えば、ディープなんかはクールに済ませて馬房でも普通に過ごしてるんですが
オルフェーヴルの場合、種付けの前も後も気配や匂いや音を察して落ち着かないというか
ソワソワしてるんですよね・・・だから、体が減ってアバラなんか浮いてるでしょ?」
ってことでした。
その後、オルフェの種付けを見てたんですが優秀ですね^^
フレーメンって言うんでしたっけね?クンクン牝馬の匂いかいで発情した歯茎見せる表情のあと
ガバっと乗っかって一発で終わってました。
その後、ダノンシャンティの種付け見ながらスタッフさんから色んな勉強になる話を伺いました。
続いて厩舎棟へ向かったんですが種付け場を出たところで鹿毛の馬と遭遇。
案内してくれたスタッフさんが「あ、これハービンジャーですよ」と。
種付けのため、種付け場の手前で待機してたみたいです^^
種付け前なのに変に興奮するわけでもなくドッシリとした感じでしたね。
産駒は結構カリカリした感じの馬が多いのかなという印象があるんですけどね。
厩舎棟に入ってここでも色んな有益なお話を。
まず、熱いお話を伺ったのがノヴェリスト。
血統背景から説明されたんですがネアルコ等に辿るNラインが配されていて
これだけしっかり計画的に構成された血統も世界的に見てもあまりいないとのこと。
ノヴェリストはドイツの馬で、ドイツの馬ってのは血が重い印象はあるんですが
ランドが日本のJCで結果を出していたり、このノヴェリスト自身も
キングジョージでハービンジャーが持ってたレコードを2秒も更新していたりで日本の馬場への適性もあるだろうと。
あと、何といっても現在の日本で主流の血が入ってないので
ノヴェリストに対する期待値は相当高いらしいです。
勿論、案内していただいたスタッフの方の私感であるわけですが。
過去を考えても日本ではひと昔前はノーザンテーストの血が飽和状態になり
そこにブライアンズタイムやトニービン、更にサンデーサイレンスが輸入され今の馬産の状況があります。
近い将来、このノヴェリストがサンデーサイレンスの位置にいるのかもしれませんね。
ノヴェリストと同じ厩舎棟にいたワークフォース。
この厩舎棟でも他に10頭以上、社台SSが繋養してるお宝馬が在厩してるのですが割愛・・・
ちなみに厩舎棟は全部で4つか5つありますかね。
初日に会ったグースベリーのお父さんでもあり期待値のほどをスタッフの方に伺ったのですが
ノヴェリストほどの感触はない感じでしょうかね^^;
ただ、先に述べたようにスタッフの方の私感が入ってるので気にしない気にしない。
でも、このワークフォースはR.ムーアのお気に入りだそうで
使わなくなったらR.ムーアが引き取ると言ってるらしいですよ。
現役時は調教からレース、R.ムーアが付きっきりで馬を作ったそうで
ダービーを勝ったときは本当に喜んでいたそうです。
その後、人気を背負って臨んだキングジョージでハービンジャーにレコード付きでぶっちぎられたわけですが
当時、状態が良くなくて厩舎もR.ムーアもキングジョージに使いたくなかったそうです。
ダービー馬でもあるしファンの期待があったしオーナーの意向で強行した結果、あのようになったそうです。
初日の記事で述べたように、私個人的には結果を出す種牡馬なんじゃないかと思ってます。
産駒を見てると体の収縮性とかバネとか結構なポテンシャルを感じるんですけどね。
ほとんど割愛して最後の厩舎棟・・・
ディープインパクトがいる厩舎棟にいるマンハッタンカフェです。
桜花賞前日ということで注目度UPですね。
桜花賞で抜けた1人気、ルージュバックのお父さんです。
当然のように、かーしげさんのカメラのシャッターが高速回転で切られてます^^
スタッフの方の話しでは飛節を含めて関節のつくりが緩いので
産駒の多くにそういう面も伝わってしまうようで、自分もそう思います。
募集馬でマンカフェ産を見ると大概、そういう面でスルーしちゃいます。
骨格が固まるまで時間がかかるのでマンカフェ自身も遅咲きでしたし産駒もそういう傾向がありますね。
ただ、今年のクラシックはルージュバックを筆頭に産駒が大活躍で
スタッフの方も当たり年だとおっしゃってました。
あと、これは種付け場でスタッフの方がおっしゃってたんですが
大きなレースがある週末に、種付けがあるお母さんの仔が走ると勝ったり馬券によく絡むらしいです^^
ルージュバックのお母さんがジンジャーパンチですから、ジンジャーパンチの種付けがこの週末にあれば・・・
ちなみに、この週末に種付けがあった該当馬は阪神牝馬Sのウリウリ(3着)とレッツゴードンキ(1着)で
なかなかこのジンクスは当たるようです^^;
小顔で童顔っぽい泣く子も黙るディープインパクトです。
産駒の活躍はご存じの通りですが、スタッフの方もおっしゃってたんだけど
これだけ優秀な繁殖を集めれば当然かなと。
これは以前から述べてることなんですが要はサンデーサイレンスのエッセンスが伝わるかどうか。
サンデーの遺伝力、また筋肉の質や伝える様々な能力は凄いモノがあると思うんですね。
で、サンデーの血が入ってればディープじゃなくてもハーツクライでもマンカフェでも同じ。
まあ、乱暴な解釈ですが私は昔からそう思ってるんですよ。
ただ、微妙に付随して伝わりやすい要素は違ってるんで全く同じということではなくて
先に述べたようにマンカフェなら骨格が緩いところが伝わって晩成傾向になったり
他のサンデー系の種牡馬も色んな特徴がある。
伝えたいモノは結局サンデーのエッセンスなんですよね。
なので、サンデーが底上げしてくれた日本の馬産の力を
ハービンジャーなりワークフォースなりノヴェリストなりで維持、またはもうひとつ底上げできれば
サンデーのクロスがかけれる段階になったときにもう一段階上のステージに行けるんじゃないかな。
そこまで持っていくのに重要になってくるのが種牡馬ごとに違う母系の配列ってことになる。
事実、シーザリオやブエナを出して優秀と思えるスペシャルウィークは
血に重さがあるということで余所に出されたし
今後も飽和状態になるサンデー系の生き残りは熾烈を極めると思うんですね。
20年ほど前、ノーザンテーストで飽和状態だった日本の馬産を
ブライアンズタイムやトニービン、サンデーサイレンスが救ったように
今また馬産地では大きな転換期を迎えて動いている、そういう時期なんですね。
今回の視察の最後のスケジュール・・・16時からのNF空港の見学予約を前に
ノーザンホースパークで遅い昼食、とろとろハンバーグです。
神戸行きの飛行機の時間は、はちさんが18:35、ほかの3人が19:00なので
見学終わってレンタカー返して新千歳に着くとメシ食う時間があんまりないんですよね・・・
土曜の夕方ということでチェックインカウンターや手荷物検査もちょっと時間に余裕見ておいた方がいいし。
ということで、遅めの昼食でちょうどいいかなと。
クラシカルチュチュ
ゼンノロブロイ産の牝馬、クラシカルチュチュです。
去年の出資は抽選が熾烈を極める感じでバツ無しでは厳しい感じだったし
どうしても欲しいという馬がいなかったのでバツを取るために出資したんですよ。
最優先は確実に落選するよう1人気のリュラに使って、確実にバツを取りました。
軽い抽選になったのはグースベリーで、このクラシカルチュチュは抽選にならなかった記憶です。
この馬は動きに良さがあったというわけではなく出資の理由になったのがエンジンの大きさですね。
去年はバツ以外にも母馬優先を取る狙いがあったので牝馬を買いました。
エンジンが大きいという下地は産駒にいい影響が出やすいし血統もそこそこ、馬の形もそこそこだったので。
なので、あんまり競走馬としてG1がどうのこうのって野望はないですね^^
無事にそこそこ走ってくれて繁殖に上がってくれれば狙い通りです。
カーラーグル
最後にドリームジャーニー産のカーラーグルです。
出資馬じゃないんですけどね。
募集時は小さい馬だったんですけど今は休養効果でグッと幅が出てました。
捌きは募集時から凄くいい馬だったのでボリュームが増してかなりの良化ですね。
ヒョロっとした感じがなくなって本当に力強くなってます。
ただ、気性はちょっと気がかりでしたかね・・・
帰り際にテンションが上がっちゃって暴れて暴れて^^;
怪我するから馬房に帰してあげて・・・って感じで質問もそこそこに切り上げる始末でした。
能力はありそうだけど気性がどうかですかね。
その後、神戸に21時に到着し、遅い時間にお好み焼きを食って
翌日はしげさんのルージュバックを応援するために阪神競馬場へ。
結果は戸崎のひっくり返るような騎乗で残念な結果で終わりましたが・・・
来年も桜花賞の週になると思いますが、また視察に北海道に行きますよ。
次回のレポートは5月の府中遠征の予定です。