陸マイラーはろ♂馬とマイルと酒とメシ

2017年1月に陸マイラーを始めました。馬が大好きな普通のサラリーマンのブログです

2016春北海道視察


2016春 北海道視察REPORT
1日目 札幌ドームなど

 
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今年の春も恒例の北海道視察に行ってきました。
今回ははちさん、しげさん、えべっさんと4人での視察です。
が、今回ははちさんが仕事の都合で初日は参加不可能に・・・
直前まで頑張ってくれたんですがね・・・
出来れば初日の夜に合流できればと思ったんですがそれも無理で2日目からの合流となりました。
まあ、そうなりそうだということで牧場見学の予約も初日に入れなかったんですが予定通りで問題なしです。
それよりも心配してたのが天候です・・・
数日前からの予報で出発当日に天候が荒れるということで飛行機が飛ぶのか危惧してました。
幸いなことに飛行機が飛んだ後に嵐が追いかけてくるような状況になったので
とりあえず行くのには問題ない様子で空港に着いても通常通りに飛ぶということで安心しました。
ただ、同時間帯の羽田行きが機材繰りの関係で欠航ということだったのでちょっと危ない状況ではあったみたいで。
えべっさんと神戸から同じ飛行機だったんでどこで会うかなと思ってたんですが
保安検査を通る準備をしてたら現れましたね・・・恐い人が。
背後から覚えのある声で挨拶されたので逃げるように保安検査をパスして
喫煙所に直行して精神を立て直す必要がありました・・・
新千歳に着いて、しげさんと到着口で合流して3人揃ってレンタカーのカウンターへ。

あれ?今年は飛行機の画像で始まらないの?と。
またですか・・・と自分でも思うので今回からお世話になったレンタカーの紹介で始めることにしましたよ。
最近はオリックスさんでお世話になってるんだけど車種は不思議と毎回違うので。
今回はフィットハイブリッドです。
今までデミオだったりヴィッツだったりだったんですがハイブリッドに指定したらどうなるかなと
ハイブリッドに指定したらフィットが用意されてました。
いつものように車検証受け取ってキズのチェックしてスタッフにいってらっしゃいと見送られて
いざ出発しようとしますが・・・シフトレバーが近代的でわかりません・・・
うん、どこがDで、どこがNで何がどうなってるのかわかりません・・・
数分、眺めたり触ったりしながら何とか理解できたので
とりあえずノーザンホースパークに向けて出発です。
ノーザンホースパークのメインのゲストハウスが右の画像です。
毎回、牧場見学に来るとここが拠点というか
とりあえずここに来て見学の予約時間までメシ食ったり時間潰したりします。
広い駐車場はあるしタバコ吸う場所もあるしコーヒー飲んだりできます。
NF空港はここの北隣りにあって車で5分かからないし
NF早来と社台SSはここから車で15分ぐらいの位置にあります。
周囲は牧草地ばかりで何もない所なので
馬を見学する日は2~3回立ち寄ってお世話になります。

 
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牧場見学の予約を2日目と3日目に詰めて予約したので初日の予定はスカスカなのです・・・
3人で「今日は何する?」というところから始まったんですが
自分は先月、子供連れて北海道に来てたので、その時に子供をどこに連れていくかいろいろ調べてたんです。
その中で札幌ドームが挙がってたんですが子供に却下されてた経緯があって
今回、その札幌ドームを提案したら行こうということになりました。
以前のレポートで書いたことがありますが、はちさんと試合を見に来たことはあります。
今回は試合ではなくドームツアーということで、バックヤードを見れるツアーなんです。
ガイドのお姉ちゃんが案内してくれるツアーと、展望デッキに上がるのは別料金なんですが
折角なんでセットのチケットをチケットカウンターで購入。
予約は不要で、ツアーを開催してるかしてないかを確認だけして当日に現地でチケットを買って見れるシステムです。

 
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ぽっちゃり系のお姉さんの案内でドームツアーを堪能しました。
今回は場面転換作業日ということでグラウンドに入ることはできませんでしたが
場面転換日じゃなければグラウンドに入ったり、ベンチに入れたりします。
以前に何かのドキュメント番組で見たことはあるんですが
札幌ドームというのは世界で唯一、サッカーと野球の2つのプロチームのホームグラウンドになってまして
そのサッカーと野球の試合の度にグラウンドの転換作業があります。
野球は人工芝、サッカーは天然芝を使用するわけですが
その転換作業というのが壮大で、サッカーで使用する天然芝は太陽光を当てて養生する必要性から
野球で使用しない時などはピッチごと外に出して太陽光を当てる作業をします。
まあ、詳しくは↓↓↓↓↓の動画をどうぞ。
ドームツアーの最中に見る動画です。

 
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ブルペンです。
実際にここで投球練習が行われてると思うと熱いですね・・・
我々がドームツアーで入れるエリアはおそらくビジター側だと思われるので
大谷とかが使うのはまた違う場所だと思いますが、日ハム以外の投手はここで投げてるということですね。
マウンドのプレートからベースまでの距離は18.44m。
草野球は10年ぐらいやってましたが、久々にこうやってマウンドに立つとベースまで遠く感じますね。
試し投げをさせてもらえるんですが草野球やってたしコントロールは別として
ベースまで楽に届くだろうと投げてみました。
それがですね・・・結構マジで投げたんですが歳による衰えやブランクというのは恐ろしもので
若かりし頃と同じ軌道で投じた球はベースに届くどころか真ん中辺りでお辞儀失速・・・
無様で恥ずかしい投球となったのでした・・・
しかも、肩慣らしもなく投げたもので肩はピキっとくるし・・・
何か久しぶりにやる度に思うんですが今回も歳を感じざるを得ませんでした・・・

右の写真は最近変更された人工芝の比較です。
左の明るい緑の人工芝は今まで使われていたもので芝丈の短いナイロン製のもので
この人工芝はスライディングでよく火傷するのは有名な話。
これを最近は右の人工芝に変更したそうで丈が長くちょっと複雑な編み方をされてます。
カフカ感が全然違うし、これなら火傷しにくいだろうなというのは触っただけでわかります。

 
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選手が利用できる食堂です。
練習時間や試合中もバイキング形式で好きなだけ食べれるそうです。
見た目に普通のバイキングという感じですが
私が選手なら1日中入り浸ってるかもしれませんね・・・
特にビジターなら相手のホームを潰してやるぐらいの勢いでずっと食ってるかもしれません。

 
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ロッカールームです。
ホーム側のロッカールームはパネルで見るだけなんですが
左はホーム、右は実際に見たビジターのロッカールームです。
うーん・・・ホームとビジターで全然違いますね・・・
でも、これは札幌ドームだけではなく大体どこの球場もホームが豪華になってるそうです。
個人的にこういうのはあまり関心しない部分です・・・
私がオーナーならフェアに同等にしますけどね。

 
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客席の最上段付近から展望台に上るエスカレーターがあります。
天井付近まで登るので高所恐怖症の方は結構いい気分になると思います。
展望台からはドームの横を走る36号線が札幌の中心部まで伸びてるのが一望できます。
勿論、大通公園のテレビ塔やJRタワーも確認できます。
が、石狩平野を一望するなら360°見渡せてもっと高度も高いJRタワーからの眺めがオススメかな。

 


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ドームツアーを終えてホテルへ。
はちさんを欠いた状態で夜は3人ですすきのの街へ。
去年の春の視察で利用した「魚のあんよ」という店です。
かなりコスパのいい店で再訪ということになりました。
食べログなんかではあまりいい評価ではない店なんですが
個人的なすすきのの経験で、いい評価の店でも全然だったというのが当たり前にありますし
極上の海鮮というのを求めなければ全然美味しい店です。
飲み放題が1000円で利用できるので3~4000円で散々飲み食いできるし
下手に高い金払ってガッカリするより安全です。
刺身も10点盛り頼んで3000円ぐらいで、ウニとかツブ貝も盛ってあるので十分お値打ち。
ウニって本土で食べると変な苦みがあるけど、あれって防腐剤のミョウバンがそういう味にしてます。
北海道では大概、ミョウバンに浸かってない海水ウニを出してくれるので本当にウニが美味いです。
ツブ貝も本土では大振り大味で気持ち悪い味のが出回ってるけど、こっちのは全然美味い。

飲み放題1000円ってのも良心的。
本土ではサッポロといえば黒ラベルですが北海道限定のサッポロクラシックも飲み放題に含まれてるのでお値打ち。
3杯飲めば元は取れるので楽勝ですよね・・・
17時過ぎに飲み始めて22時過ぎまで飲んでましたかね。

飲んでる最中にはちさんからメールがあり
頑張って最終便に乗って合流しようと思ったけど無理なんでやっぱ2日目からってことでした。
最終便で駆け付けて合流ならお腹も空いてるだろうから
ラーメン付き合ってもらうのに丁度いいと思ったんだけど・・・残念。

ということで標的は目の前の2人に戻ったわけで
後でラーメン行くよということで一旦解散しまして
行く前にメールすると2人に言ってたんですが何となく乗り気ではないような・・・
とはいえ相手が女の子なら「夜食べすぎると太るからね」とか気遣いもあろうものですが
まだまだ序の口でしょう。

ていうか、えべっさん神戸空港の出発ロビーで搭乗前に話してたときに
「北海道は初めてなので北海道のグルメを堪能したい」ってハッキリ言ったんですよね・・・俺に。
おお・・・じゃあ、海鮮居酒屋にジンギスカン、ラーメン、スープカレー・・・ああ、海鮮丼もか。
細かいところだとトウキビ、ザンギ、ソフトクリームなんかも・・・
じゃあ、初日にもうちょい攻めとかないとコンプリートできんな・・・と。
これは今晩ラーメン行っとかないと・・・そう、深い友情なんですよ・・・これは。

 
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最近は老いなのか飲んでホテルに帰ると必ずというぐらい寝てしまいます・・・
今回も当然のように寝てしまって目覚めたら夜中の1時半ぐらいでした。
流石に寝てるだろうと2人にメールせずに1人でひっそりと出掛けましょうかね・・・
寝過ごしてもそこはすすきの・・・文字通り眠らない街でラーメン屋ぐらいいくらでも開いてます。
ということでホテルから北へ徒歩1分ぐらいのところにある「とぐち」さん。
先月、子供と来たときに1人で夜中に食べにきて美味かったので今回再訪すると決めてました。
とはいっても同じものを食べるのも能がないので
前回の赤味噌と違って、今回は白味噌
写真上が前回食べた赤味噌、で、下が今回の白味噌
感想はですね・・・白も美味しいけどやっぱり赤の方が好みかな。
でも豚骨ベースの味噌ということで画像でもわかるように少しスープが泡立ってますね。
なんというかコクは凄くあるんですが味噌からいとか濃いわけではなく
スープは美味しく飲み干せるんです。
この店、味噌が押しみたいですが豚骨醤油とか鶏ガラ塩とかメニューがかなり多彩なので
もうちょい探る必要がありそうです。
ということで翌日の深夜も再訪と思いながらホテルに帰って寝ました。

 


2日目 社台SS・NF早来など

 


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2日目からはちさんが合流ということで朝から新千歳までお迎え。
はちさんは何となく仕事疲れかヨレヨレな感じ・・・
まあ夜に美味しいモノや酒を注入すれば蘇生するだろう・・・
ということで11時に見学予約してる社台SSへ。
今回で個人的には4回目の訪問になります。
日本の馬産の要で、そう度々繋養されてる種牡馬が入れ替わるわけではないのですが
最近はちょっと入れ替えがありましたし案内してくれるスタッフも意外と毎回違うので
そのスタッフによって視点も違えば説明も違うわけで
また、少し新しい種牡馬が入ってくれば勢力図も変わってくるわけです。

上の写真はオルフェーヴルですが、いよいよ今年の募集から産駒が募集される注目の彼です。
血統が全く同じの全兄ドリームジャーニー種牡馬としての評価がこちらではうなぎ上りだそうです。
というのは上質の繁殖牝馬を集めたというわけでもないという状況で
しかも初年度の育成というのは手探りになるわけで、その中で産駒の勝ち上がり率が50%を超えていて
お・・・なんか凄いな・・・という状況だそうです。
ちょっと体調がよろしくない時期があって大事を取って今年は途中から仕事をお休みしてるそうですが
弟のオルフェーヴルドリームジャーニーの馬格や成績の比較からして
オルフェーヴルにかかる期待は容易に想像できるところです。

他にはディープ産種牡馬が少しずつスタッドインしてきている状況で
今はその中でもキズナの人気が高いそうですね。
ディープ産だと他にディープブリランテリアルインパクトが居ますが
今のところキズナという感じですが、個人的にこの辺りは数年のうちにガラリと入れ替わるんだろうなと・・・
同じような血筋を多く抱えることはできないので、ディープの後継という点では今後熾烈で
レベルの高い争いが今後見られるだろうと。

残念だったのはエピファネイアですね・・・
ハンサムな顔立ちなんで馬房から顔を出してるところを撮ろうとしたんですが
私が撮ろうとしたら奥に逃げるし、撮るのを諦めると顔を出す・・・
また撮ろうとしたら奥に逃げるし・・・
明らかに拒絶されてるんですよね。
去年の暮れに見たときはそういうことは無かったのに今回は何か気に食わないんでしょう・・・

その他、色々と有益な話を聞けましたし
春の視察の時には年1ペースで馬産の現状を伺うという感じで寄ってみたいですね。


13時30分の見学予約でNF早来。
NF早来は社台SSと道を挟んで向かいにあるんだけど
社台SSの見学が終わったのが12時前ということで予約時間まで1時間半ぐらい時間が余る。
牧草地以外何もないので車を15分ほど走らせてノーザンホースパークまで戻って待機。
牧場は火気厳禁なのでタバコ吸う人間にはノーザンホースパークはオアシスなのです・・・

予約時間に合わせてNF早来に戻ってみると別の見学者がもうひと組。
早来ではこういうのは初めてなんだけどNF空港の見学休止日の都合とかで
この日は見学希望が結構重なってるのかなと。
13時30分に我々と2組同時に見学スタートになったんだけど
ある厩舎棟でその別の組とブッキングしたんですね。
我々が後手になった形になったので先の組をそこで待つのではなく
効率よく別の厩舎棟に他の馬を見に行くよう我々に帯同してくれてるスタッフの方が配慮してくれたんです。
まあ、スタッフのアドリブでそうしてくれたわけで
我々はスタッフが運転する車に乗ってお任せ状態なんで。

で、ブッキングした厩舎棟に戻ると厩舎のスタッフが馬を引いて現れました。
物凄いダルい物言いで「452キロ・・・」と厩舎スタッフが口を開いたので一同唖然・・・
ん・・・?どうしたんだ・・・という何とも言えない空気。
早来のスタッフって凄く感じがいいイメージなので余計に衝撃でした・・・
その後も何か質問したり話しかけたらダメなんじゃないかという空気の中、その馬の見学は終了しました。
我々に帯同してくれてる案内係のスタッフに怒ってるのか我々に怒ってるのか。
まあ、明らかに怒ってる様子なんだけど
帯同スタッフではなく我々に怒ってるのなら見学時間に遅刻したと思われてるに違いない。
帯同スタッフに怒ってるなら遅れるなら連絡ぐらいよこせって感じだろうと思う。
我々とすれば「見せてもらってる」という感覚なのでまあいいんだけど
スタッフ1人の振る舞いひとつで、こうも印象が変わるものなんだなと1つ勉強になりました。
印象が変わるというのは牧場に行くとスタッフの方はみんな見ず知らずの我々に気持ちよく挨拶してくれるし
応対もすごく丁寧なんで早来のスタッフ全体ということではなく
あの人が自分の出資馬の担当になると・・・ということです。
まあ、はちさんの馬の担当だったのでいいんですけどね。

見学がひと通り終わって帯同スタッフのお礼を言って
早来からホテルに帰る車の中で4人になった途端
4人で「あれは酷かったね・・・なんなのアレ」って話になったのは言うまでもありません・・・

 
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さて、旅の本質である出資馬のレポートです。
とにかく、はちさんの出資馬の見学が多くて大半の馬ははちさんの馬なんですね。
全部書くと大変なので自分の馬だけレポートしようと思いましたが
シーザリオの仔だけは書いてみます。
リオンディーズの全弟ということで世間の注目度も絶大です。
リオンディーズエピファネイアは500キロぐらいの大きな馬ですが
この弟は現時点で440キロ台とちょっとサイズが小さめです。
写真左が彼なんですが兄達よりコンパクトながらバランス等は流石というルックス。
繋ぎも柔らか過ぎず硬過ぎず。
トモもしっかりしてますし現時点で言うことなしです。
兄達の長所であり短所である気性がどうなのか気になるのがソコなんですが
会った感じでは難しさは一切感じません。
ただ、兄達も育成時は同じような感じだったので、こればかりはデビューしてみないとわかりません・・・
兄達と比べて胴が短く肩周りの発達が遅い感じがあるので
デビュー時にどうなっているのか今から楽しみですね。

写真右はバルデス
ディアデラ一族でマドレの弟になります。
12月に見せてもらったのですが、その時と比べてどうもスタッフのコメントが歯切れ悪いというか・・・
12月の時は兄のドレッドノータスが2戦2勝で京都2歳Sを制した直後で勢いがあったのだと思いますが
兄の成績だけでこれだけトーンが落ちるのか・・・果たして。
そのスタッフのコメントは普段からカリカリしていて
そのせいで自分で無駄に体を減らすところがあると。
実際に写真を見ても実馬を見てもアバラが浮いてるのがわかります。
サンマルティンドレッドノータスも父ハービンジャーを交配して生まれた仔は
母の競馬場での激しさをまともに受け継いで悪い方向に向いてる感じですが
現時点のバルデスの雰囲気はそれ以上という印象です・・・
ちなみにマドレのこの時期は本当に大人しくて競走馬として大丈夫なのか?と心配になったものです。
そのマドレの現役時は全く引っかかることがなく序盤の追走に苦労するほどでした。
まあ、それが最後の爆発力になり強烈な末脚だけで大舞台で勝負できる馬でした。
母のノビアはオンオフがはっきりしていて牧場では大人しく
競馬場ではパドックで見てられないぐらいの暴れっぷりという馬。
どちらかというと大人しいぐらいがいいのかなという感じはする血統なので現状を見ると・・・
とにかくこの性格がいい方向に向くのを祈るしかないので・・・

早来での自分の見学馬はバルデスだけだったのですが
今回はちょっとテンションダウンの早来視察でした。
ただ、社台SSでの視察は収穫大でした。
レンタカーですすきののホテルに帰還して夜はこれから。
えべっさんへの奉仕が始まるのです。

ホテルへ向かう車の中で宴会の店について意見交換が繰り広げられます。
しげさんからの意見として去年行って満員で門前払いだったジンギスカンの有名店だるま。
これのリベンジがしたいですねというのが、まず心に突き刺さりました。
えべっさんジンギスカンをというミッションもあります。
でも、とにかく狭くてゆっくり何時間も居座って飲める店ではないので
これ1軒だけで済ませて疲れ気味のはちさんを気遣うか
或いは、さっと1~2人前ずつジンギスカン食って海鮮居酒屋へハシゴか。
または、ジンギスカンを3日目にして海鮮居酒屋のみか。
海鮮居酒屋ならどこがいいか、車の中で出てくる意見を集約しながらわからなくなっていきます・・・
とりあえず開店が17時という店がほとんどなので16時50分にホテルのロビー集合ということで各々の部屋へ。

 
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ロビーで集合して、玄関を出ればそこはすすきの。
とりあえずすすきのの真ん中へ向けて行進します。
すると、うん、本当に偶々なんだけど何と・・・だるまの本店の前に着いてしまったのです。
いや~これには驚きましたね・・・無駄な動きは全くなく最短でですよ。
これはもう入れという神のお告げというか運命的なものを感じざるを得ません・・・
時間はちょうど17時ぐらい。
ガラガラガラ・・・扉を開けて「4人行けますか?」と店員に尋ねるとOK。
何と十数人しか入れないカウンター席だけの狭い店でちょうど4席だけ空いてたんですね。
しかも一番奥の上座が4つ。
誰か予約してたんじゃないの?というような・・・というかこの店、確か予約は受け付けてなかったと思う。
いやあ・・・この流れは・・・開店直後とはいえ、えべっさん流石に持ってるな。

 
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厨房を店の真ん中に配してそれを囲うようにコの字のカウンター。
まあ、炉端みたいな形ですね。
で、カウンターに向かって客が座るとその背後が通路になるんだけど
すいません・・・すいません・・・と言いながら通路を奥へ進む。とにかく狭い。
席に座ると何も注文してないのに目の前のジンギスカン鍋に既にタマネギと長ネギが焼けれている。
うん、どうやら肉だけ注文しろというスタイルのようだ。
早く飲み物を注文しろという店の雰囲気の中、とりあえずビールを注文。
店の壁にヒレと上ロースがオススメらしい貼り紙がある。
無くなり次第終了みたいな早い者勝ちだから食えという煽りめいた感じ。
ジンギスカン鍋は2人に1つという並びで
はち+えべ、しげ+はろ
こういう配置で座った。
ヒレとロースを2人前ずつ合計4人前注文して
1つの鍋2人でヒレと上ロースを1人前ずつ合計2人前クリアするミッション。
まあ、1人1人前というミッションなので楽な課題です。
注文するとすぐに肉は出てくるスピード感。
とにかく早く飲んで食って早く出て行ってくれ感がアリアリで
鍋のテッペンに置いてある羊脂を箸で動かそうものなら
店のおばちゃんに「脂はテッペンに置いといて」と注意を受けるし
焼き過ぎて食べ頃を逃すと「焼き過ぎ」と注意を受ける結構うるさい店ではある。
うん、でもそういう気持ちはわかる。
ジンギスカンのヒレとか食ったことがないので、それ自体貴重なんですが確かに美味い。
有名店とは名ばかりで実食すると大したことないという店は多いですが、これは本物でした。
流石に1人前ずつじゃ物足りないなと食べ比べの意味でも普通の肉を鍋に1人前ずつ追加したんですが
はち+えべ組のスピードが上がらないのに気付いたのは追加注文した後でした。
うん、えべっさん・・・かなりゆっくり味わって堪能してるなと。

 
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しげさんとペロっと平らげて残りのビールをグビっと飲み干すと店の前に待ち客の姿が。
早く出てやらないとと思って先に2人で店を出ましたが
はち+えべ組はまだまだゆっくり堪能されてました。
やっぱりヒレが良かったね~・・・しげさんと話しながら店の外で食べ続ける2人を待ってました。
ビール1杯ずつと肉を1.5人前ずつしか食ってないし30分ぐらいしか店に居なかったので
これは流石に物足りない・・・と、えべっさんは思うに違いなく
もう魚は見たくもない・・・というぐらい堪能してもらうためにも海鮮居酒屋へのハシゴは必定でしょう。
はちさんも2日目からの参加で今回はまだ海鮮食ってないし。
えべっさんに関してはあと海鮮丼とスープカレーとラーメンのミッションを残してるわけで
3日目の朝に市場で海鮮丼を予定してますが帰るまでにスープカレーとラーメンをクリアできるかどうか・・・

 
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ということで2軒目は「根室食堂」さん。
以前にもレポートした店なんですが実は12月にも3月にもリピートしていて個人的に今回4回目になります。
1日目に行った「魚のあんよ」とテーブルに据え置きのメニュー表のデザインが酷似してるので
もしや・・・と思って後で調べたら「根室食堂別亭・魚のあんよ」となってたので
予想通り、同じ系列の店でした・・・
刺身の7点盛りにしても10点盛りにしても魚の種類が同じだなとも思ってたんですよね。
まあ、コスパ最高という印象も同じで安く魚と酒が楽しめます。
とはいえ、どちらかというと、魚のあんよの方がいいかなと。
ということで次回からは魚のあんよを贔屓にしようと思います。

どちらの店も似たようなものですが若干上下はあるんですが
魚のあんよの方が少し飲み放題が安かったり全体的な質はいい感じがあって
今回極めつけだったのは1~4月ぐらいまで楽しめる「北の勝・搾りたて」が
魚のあんよにはあって根室食堂には無かったのが・・・
根室の地酒で1月の発売の瞬間、数分で瞬殺で完売するという酒なんですが
定価は3000円ぐらいのモノが完売以降はネットで倍以上の値で取引されます。
どちらの店も根室の酒があるということで視察の際の1つの楽しみなんですが
これが有ると無いでは・・・
根室食堂は壁に「搾りたてあります」という貼り紙がいつもなく
店員に「搾りたてありますか?」と聞かないとわからない裏メニュー的なところがあるんですが
魚のあんよは壁に「搾りたてあります」の貼り紙が去年も今年もあったんですね。
オープンにしていて注文もしやすく在庫もある方がいいですからね。

で、とりあえずゆっくり座って馬の話です。
今年の秋の出資・・・悩むねえ・・・と。
シーザリオ、ディアデラの母馬優先
オルフェーヴルロードカナロアの初年度産の期待値が高いことから
秋の募集時に例年より金が必要だね・・・と。
シーザリオ、ディアデラに関しては両馬とも久々の牝馬が産まれてそれが募集されるので
母馬優先の後継を持っておくために今年は是非取っておきたい。
とはいえ、確実に取ろうと思えば母馬優先+最優先を行使しないと厳しいので
募集馬全体の出来と中間票を見渡しながら最優先の使い所は結構難しくなる。
個人的にディアデラの後継はマドレを持ってるので軸はシーザリオということになるし
これは地雷をわかるぐらいの出来でも母馬優先と血の後継を取るという意味で行くと思います。


それはそうと、みんな飲み放題なのに酒が進んでないな・・・
いつもよりペースが明らかに違う。
さては・・・この後の3軒目を見据えてセーブしてるのか・・・
確かに、3日目の朝に市場で海鮮丼をクリアするとして昼まで札幌競馬場に行くと
昼過ぎにNF空港の見学があり夕方の飛行機までスープカレーとラーメンを食うスケジュールはきついかもしれない。
出来ればNF空港の見学前にどちらかをクリアして飛行機に乗る前に残りをクリアするのがベストだが・・・
競馬場はフードコートにスープカレーもラーメンもあるがクオリティーがオススメできない。
う~ん・・・
ジンギスカン→海鮮居酒屋と来て、このあとスープカレーかラーメンは可能なのだろうか・・・
う~ん・・・多分無理だろう・・・
どっちかを今回は諦めるしかないのか・・・


居酒屋からホテルに戻る最中、しげさんが一言。

「あとでスープカレー行きますけど行きますか?」


行けるのか・・・しげさん・・・
ヤルとは思ってたけどここまでのポテンシャルとは・・・
というか、これが・・・しげさんが見せたえべっさんに対する友情なのか。
勿論、私的にはOKで「行くときにメールください」と。
問題は肝心のえべっさんですが・・・


「じゃあ、俺も行く前にメールください」と。
おお・・・えべっさんもまだ別腹を秘めてたのか・・・


ということで、しげさんから予告通り夜遅くに「行きます」のメールが来ました。
えべっさんは死んだふりをするんじゃないかと心配しましたが返事は「GO!」でした。


すげ~・・・これで、えべっさん北海道グルメのコンプリートの出口が見えた。

はちさんはですね・・・
こいつら何言ってるんだ・・・という顔で完全に俺に構わないでくれオーラを発してましたね。
お疲れ気味なので朝の集合時間だけ伝えてそっとしておきました。
多分、この後も連れ回すと札幌市消防局の救急隊にお世話になるだろうと・・・

 
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ということで夜の3軒目はスープカレー「GARAKU」さん。
ホテルからスタスタ歩けば徒歩1分の場所にあります。
ホテルから北に向かってラーメン「とぐち」のある角を曲がってすぐです。
スープカレー食って帰りに「とぐち」に寄ってコンプリートになるな・・・と軽くイメージしてました。

それはさておき、細く急な階段を登り店に入ると若い客が多い。
一番奥のテーブルに案内される途中、ほかの客が食べてる様子を見ると結構ボリュームがありそうだ。
スープカレー専門店って経験上、結構な辛さのバリエーションがある。
大体、1辛に始まって上は30~40辛ぐらいのチョイスできる幅があるんだけど
中間の15~20辛なんかを頼もうものなら大変なことになる。
自分は結構辛いものを食べれる人だが、かなり下の3辛ぐらいが美味しく食べれるレベルで
5辛ぐらいはもう普通のカレー屋の激辛レベルに突入する。

この店もそういうチョイスができるわけだが
その他にもご飯の量も100g、200g、300gとチョイスできる。
ちなみにメニューに目安として茶碗1杯が150gですと書いてあるが150gの選択肢はないという意味深・・・
えべっさんが流石にこれに関して店員に突っ込んでたが。
ちょっと時間が経ってしまって記憶が曖昧だが
設定がないのに無理矢理150gにしてもらってた気がする・・・
あと、やたらと食後の胃のケアを考えて黒烏龍茶を注文してましたね。

写真は私が注文した野菜のカレーなんですが
野菜が15種類入っていてスープの中からゴロゴロと野菜が発掘される。
スープカレーの特徴である野菜のシャキシャキ感が全開で風味も食感も楽しめて
表面に見えてる芋はジャガイモかと思ったら長芋で、ジャガイモが沈んでたり野菜好きにはいい。
ブロッコリーの食感なんかからすると最後に器ごとオーブンで焼いてるんだろうなと。
スープに関しては酸味があまりなく個人的に好きなタイプでコクもしっかりある。
というか、器が結構大きく、えべっさんは困惑。
どうも器の中にご飯が沈んでると思ってたらしく
別盛りでご飯が運ばれてきてボリュームに驚いたと。
これなら100gが良かった・・・と。

結構、ヘビーな夜だったので翌朝の海鮮丼が入るかな・・・
えべっさんは心配してましたが黒烏龍茶飲んだし大丈夫でしょう。
帰りにラーメン「とぐち」の前を通りましたが自分も1時間ぐらいインターバルが欲しいなと思ったので
大人しくホテルに戻りました。
翌日は朝に海鮮丼食って夕方に飛行機に乗る前に空港でラーメン食えばコンプリートなので楽勝ですね。

 

3日目 ノーザンファーム空港など

 
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3日目の最終日は朝から札幌中央場外市場へ。
札幌競馬場の近所ということで、競馬場とセットでここで海鮮丼を食うパターンが多いです。
ホテルの近くの二条市場も良いんですけど駐車場料金を取られるんですよね。
えべっさん曰く、昨夜の3軒ハシゴのダメージが残ってるとのことで
ミニサイズの海鮮丼がある店ということで北のグルメ亭さんへ。
しげさんとかもうちゃんとレギュラーサイズを普通に食べれる感じだし
えべっさんの胃袋がデリケートなんでしょうねやっぱり。

そういえば今回はしっかりカニを食ってないなということでイクラとカニ丼。
丼にはとろろ昆布汁と松前漬け、酒にはワカメの茎?の佃煮みたいなのが付いてきます。
丼も当然美味いんですが、このサイドの佃煮とかが地味に美味いんですよね。
酒のつまみに最高なのでお土産にいつも買って帰ります。
丼のカニはタラバなんですけど、私、タラバって久しぶりなんです。
というのは、タラバって昔に食ってズワイに比べればあんまり美味くないなと思ったんですね。
見た目はトゲトゲしててデカいけど、なんか味が薄いというか・・・
なので、土産に買うのも実際に食うのも必ずズワイなんです。
今回は何故か久しぶりにタラバを食ってみようと思ったわけですが
やっぱりズワイの方がいい・・・そう改めて思いました。
食い終わって市場で買い物しましたが、えべっさんが中国人に交じって爆買いしてましたね。
いやあ、昨日の夜といい堪能してるなと。

 
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ここまでの全行程は自分が運転してましたが、ここで初めてえべっさんにスイッチ。
例年は2日目の昼ぐらいから飲んでたり酷かったら初日の新千歳から飲んで運転放棄するんですけど
今回はかなり頑張った方ですね。
市場から5分ぐらいで競馬場に到着。
全面リニューアルして綺麗な札幌競馬場。
というか、改めて来てみて気付いたのは場内にマークカードとかハズレ馬券のゴミが一切落ちてないんですね。
他の競馬場に比べて清掃員が頻繁に回ってる感じでもないし基本的に客のマナーがいいんでしょうね。

で、フードコートに陣取って4人でコロコロの検討をしながら
他のレースの馬券を買ったりしてました。
14時からNF空港の見学予約をしてあるので昼には競馬場を出発する必要があり
昼前までにテーブルの上にハズレ馬券のゴミがたまり始めたんですね。
みんな綺麗に使用してる競馬場だし出発前に綺麗にしようと帰り支度をしたんですね。
駐車場まで戻ってNF空港に向かおうと車に乗ってコロコロの馬券を確認しようと・・・
ん・・・?・・・ない。
誰かコロコロの馬券持ってる?・・・ない。
どうやら帰り支度のときにハズレ馬券と一緒にゴミ箱に捨てたらしい。
しげさんが慌てて戻ってゴミ箱を確認してくれたところ馬券発見。
いやあ・・・危ないところでした・・・でも外れたんですよね・・・

 
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14時前にNF空港に到着。
事務所に入ると先客が1組。
更に後からもうひと組やってきて14時は3組の予約がある模様。
今までこういう状況になったことがなかったので
牧場見学休止日明けで、しかも土曜日ということで予約が殺到してるのがわかる状態。
見学予約は2週間前の日付変更と同時に解禁されるので
その瞬間を狙って申し込みをしたわけですが悠長に構えてたら危なかったんだろうなと。

案内係のスタッフが3名登場して14時に3組別々に広い牧場のあちこちに散って行ったのでした。
NF空港の中でも高額馬、期待馬が集められる厩舎棟が事務所に近い西端にありまして
自分の馬がそこに居てくれ・・・と、案内が始まると車がそっちに向かうのを祈ります。
ステファノスなんかは育成時そこの厩舎棟にいて今までにないぐらいのコメントを貰ったものです。
今年は個人的にディープ産のレーヴルシードがそこに・・・と思ったんですが
去年の暮れに行ったときに違う厩舎棟にいるのを知ってしまったんですね。
てことで、個人的に今回はワクワク感はなかったんですが、はちさんの馬が1頭そこに入ってましたね。

レーヴルシードですが12月に見たときに比べて明らかに成長してました。
背が高くなったし厚みも増して心配してた小柄さが随分解消されてます。
募集時に400キロなかった体も430キロ近くまで増えてます。
12月に見た時は「450キロぐらいまで大きくして送り出したいですね」
と言ってたスタッフの言葉も現実味を帯びてきましたし
個人的にそれ以上の大きさになると思ってます。
上手くいけば440~450くらいで競馬に使えるぐらいになるんじゃないかと。
サイズ以外では体の使い方の話がスタッフから聞けました。
どうしても新馬勝した1つ上の全姉との比較になりますが
お姉ちゃんと体の使い方が違うというか逆らしいんですね。
お姉ちゃんは体を縮める力が強くて道中で力むようなところがあったらしく
ルシードは縮めてから体を伸ばす力が強いそうです。
繋ぎのクッションやバネなんかは12月の時にもお墨付きをもらってるんですが
今回の話では育成も進んで速い調教をしてわかる部分でもあり
体が伸びるフットワークの大きさを示唆するものであり非常にいい感触を掴めた感じがします。
お姉ちゃんは募集時にディープっぽいというより欧州の母系が強く出てると思ったものですが
ルシードは募集時に感じたようにディープが強く出てるようで正に狙い通りなのかな・・・と。
ただ、お姉ちゃんと同じで性格はきついところがあるように思い
スタッフに尋ねると微妙なニュアンスでしたが、見た感じおそらく気性はちょっと課題があると感じます。
カイ食いは以前よりマシにはなってますが不安定なところは少し残ってるとのことで
こういうコメントが出るということは、まあクリアできてない課題ではあるでしょう。
この辺りがクリアできればグッと体も張ってくるでしょうけど
急激に改善する部分ではないと思うので少しでも改善されるよう成長を見守るしかないですね。
師も桜花賞を狙ってると言ってましたとスタッフが言ってましたが
こういうのは非常に抽象的であって、どの馬もそりゃ狙ってますからね。
こういうリップサービスは真に受けてはいけません・・・

続いて屋内坂路のトンネルをくぐって北側の厩舎棟のレヴェンスホール。
クロフネで最近ではマイナーになりつつある血統ですが
個人的にバネがあると思いますし見た目以上に軽い動きをすると思ってます。
狙いは府中のマイルという見立てで出資しましたが、いい感じで成長してると思います。
見た目は重い感じがしますが動かすといい歩き方をするし硬さはありません。
血統からしてダートですかと敢えて質問してみると、そうでもないですよと。
うん、これってどの馬にも言えることですが明らかにダートっぽい馬じゃないと
スタッフは大体ダートだと言いません。
これはダート馬だと思っていてもとりあえず芝でデビューさせる馬が多いように
日本は芝至上主義なんだなと。
個人的にダートでも全然構わないんですが
どっちにしてもスピードは結構あると思う馬です。
サイズもちょうどいいですし、問題なく育成も進んでるので
スタッフの話によると7月ぐらいに移動して9月ぐらいの使い出しになるんじゃないかということでした。

 
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視察が全て終わって最後にやはり見学の拠点ノーザンホースパークで最後のひと時。
えべっさんに「なんて似合わないモノを食ってるんですか・・・」とコメントをいただきましたが
個人的にレポートの締めを意識して敢えてこれを選んだのです・・・
出資馬を見にきて命を大切にしてもらいたいと。
凄く甘くて中はジャムの塊みたいなケーキでしたが甘酸っぱくて
命がけで育成に耐えてる馬に無事でありながらスターダムな道を期待する矛盾を反映してるような。
罪深い自分を味わってるような・・・

以前から馬を通して知り合った仲間と馬を見に行きたいねと言ってました。
それがいつしか夢叶ってこうして毎年北海道まで通うようになり
知り合うキッカケになった馬が母になり、その仔にまた一緒に夢を託し・・・
馬に感謝、友情に感謝、それでハートのケーキです。
気持ち悪いですね・・・やっぱり。

 
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全行程が終了して新千歳に戻ってきました。
全行程が終了してもミッションは1つ残ってるわけですね・・・ラーメン。
新千歳空港ってかなり大きい空港で食べ物がすごく充実してます。
中でもラーメンに関しては「北海道ラーメン道場」というエリアがあり10軒の店が入ってます。
道場の入口でどのラーメンを食うか相談して「けやき」を選んだんですが
4月というのはどうも閑散期らしく客が少ないんですね。
で、道場の通路を歩いてると客の呼び込みがあるんですが
「けやき」の前で味噌にしようかニンニクにしようかメニューを眺めてると
店員さんに「煮たまごサービスしますんでどうぞ」と。
個人的にラーメンに煮たまごは邪魔だと思ってるので普段から絶対に煮たまごのメニューは頼まないんですね。
それよか、3日間の食い倒れのゴールに際して煮たまご要らねえ・・・とみんな思ったんじゃないかな。
誰も要らないと言わないので煮たまごサービスをゲットした状態で入店。

味噌のビジュアルが如何にもオーソドックスっぽかったので
ちょっと捻ってニンニク味噌をチョイスしました。
うん、至って普通のコクのある味噌ですが、この普通が他所とは違うということですね。
特に感動的ということではないですが北海道の味噌ということです。
これでミッションも全て終了して搭乗2時間前。
各々、お土産を買う時間など考慮して、ここで解散となりました。

 
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ラーメン道場を出てすぐのところに蕎麦屋があるんですね。
みんなと別れて1人になったところで、もうちょい北海道を堪能しようと入ってみました。
北海道産蕎麦粉使用と大きく書いてあってどう違うのかなと。
つゆを3分の1ほど猪口に入れて蕎麦を楽しみます・・・
うん、確かに美味しい蕎麦で、つゆの味も好みです。
薬味を蕎麦に1口ずつ乗せてまた楽しみます。
ん・・・粉わさびですか・・・
練りわさびだと強すぎるから、敢えて粉わさびなのか・・・真意はどうなんだろう。
量は勝手に調整するし個人的には練りの方がいいなと。
つゆがちゅっと薄まってきたところで蕎麦湯を入れて飲み干します。
飲み干して猪口が空になると残りの蕎麦つゆを猪口に全部入れます。
また蕎麦と薬味を楽しんで最後に蕎麦湯を楽しみます。
自己流の蕎麦の楽しみ方なんですが蕎麦湯を最初に一緒に出してくれるのはいいですね。
わさびだけちょっと気になりましたが全体的に80点だな。


嫁にお土産を頼まれてたロイズのチョコレート。
結構軽いチョコレートで口解けが良く焼けるような甘さではなく控えめ。
確かに美味しいチョコレートです。
3種類頼まれたんだけど1種類はそこらじゅうの店に置いてあるし
ここ3日間札幌のあちこちで普通に見かける一番オーソドックスなもの。
ただ、あと2種類がどこの店にも見当たらないんですね・・・
これはロイズの専門店に行かないと売ってないな・・・と。
新千歳の空港内にはおそらく専門店があるだろうとスマホで検索・・・ありましたね。
で、ご要望の商品もありました。
あちこち探し回って目的の商品を発見した喜び・・・自分が欲しいというわけではないけど
何かミッションをクリアする喜びと同時に「あった!感」は半端ないですね・・・
楽しみを与えてくれた嫁にちょっとだけ薄ら感謝です・・・


搭乗1時間前、保安検査場へ。
ん?スカイマーク羽田行き・・・大遅れ?・・・確か・・・しげさんスカイマークだったよな・・・
えべっさんは俺と同じスカイマークの神戸行き・・・あ、これは定刻か。
はちさんは・・・JALの羽田行き・・・これも定刻。
はちさんからお先にとメールがあり。
スカイマークの搭乗口近くが一部改修中で一番近い喫煙所が閉鎖されてるんですね・・・
仕方なく遠くの喫煙所までテクテク歩きタバコをすって搭乗口に戻る途中
機材繰りの関係で飛行機が遅れてるって・・・とあちこちで電話をしてる羽田行きの搭乗口付近の集団の中
しげさんを発見。
大変ですね・・・羽田に着いて終電までに家に辿り着けます?って尋ねると
何とかギリギリ帰れそうです・・・と。
う~ん、スカイマークとかピーチとか、結構こういうのがあるんですよね。
就航路線も少なく機材も余裕がないので天候が悪かったりするとモロに影響が出るんですよね。
スカイマークの拠点は神戸なので、比較的神戸は影響が小さいんでしょうけどね。
まあ、今日中に帰れるのは不幸中の幸いか・・・ということで頑張って帰ってねと・・・


神戸行きの搭乗が始まり機内へ。
いつも後ろの方の席を取るので搭乗案内は早め。
早めに機内に入って、えべっさんどの辺りに座るのかなと後ろの方の席から眺めてると
偶然、自分の1列前の席だったんですね。
おお、近い席だねと声かけて、えべっさんが着席。
周囲に韓国人と中国人がいつにもまして多いなと思ったんですが次の瞬間
えべっさんが韓国人に何か話しかけられました。
「うぃーあー・・・・・・」とだけ後ろから聞き取れたんですが
身振り手振りを見るとどうも、えべっさんの列、通路を挟んで隣の席に友達の席があって
自分の席が離れてるから席を替わってくれと頼まれてる感じ。

どうするのか・・・えべっさん・・・
えべっさんなら間違いなく・・・うん、間違いなく返答はアレだろう。
さあ、やるんだ・・・えべっさん

後ろの席からワクワクしながら薄ら笑いを浮かべてただろう俺。
そして当然のようにその瞬間が来たのです。

 

ガッデム!!!!!

機内に響き渡るその殺意と同時に
国際問題に発展するんじゃないかと心配になるぐらい
キッパリとバッテンマークを韓国人に突き付けたのでした。

いやあ・・・最後の最後まで魅せてくれます・・・
私は窓際の席だったので窓に向かって笑いを堪えるのに必死でした。


神戸空港に到着して車を運転して自宅に着いてしばらくすると
しげさんから、何とか帰宅しました・・・とメール。


今年の春の視察も無事終了です。
はちさん、しげさんに今年はえべっさんを加えて4人での視察でしたが
少しずつメンバーも増えて年々楽しさを増してきました。
個人的に11月ぐらいに出資直後の視察を恒例化しようかと思ったりするんですが・・・
成長具合を比較できたりするんでどうかなと。

それはさておき、視察に参加してくれた
はちさん、しげさん、えべっさん、ありがとうございました。


2016春の視察レポート終了です。