陸マイラーはろ♂馬とマイルと酒とメシ

2017年1月に陸マイラーを始めました。馬が大好きな普通のサラリーマンのブログです

パストゥレイユのデビュー戦

過去ログの北海道視察の

2016秋、2017春で取り上げた出資馬

カドリーユ15ことパストゥレイユがデビュー戦を終えました。

今週の府中は少し雪の影響が残ってるかなと思うぐらいで

標準的な馬場だったと思います。

そんな中で行われたパストゥレイユの1800m新馬戦のレースラップは

12.9 - 11.6 - 12.9 - 13.5 - 13.2 - 12.8 - 11.5 - 11.4 - 11.5

 

終盤までドスローで上がり3ハロンの上がりだけの競馬でした。

前にポジショニングしてないと厳しいレースだったと言えます。

パストゥレイユはゲートを五分に出て

少し促し気味に番手を取って理想的な競馬。

インの経済コースを通って直線に入って

インの番手のまま早めに追い出すと

一旦先頭に立つものの最後は1、2着馬には屈する結果の3着。

直線では激しく江田の右ムチを連打されて

デビュー戦としては可哀想でしたね……

競馬って直線に向くまでの過程で能力を出し切れるか決まるので

今回のデビュー戦に関してはほぼ満点。

とりあえず収穫はこぼれ落ちるほどありましたから

あそこまで叩かなくても……と思いながら見てました。

勝てる雰囲気がありましたから仕方ないですけどね。

課題といえば序盤にちょっと突っ張るような走り方をしていたぐらい。

極寒の時期ですし

元々、下ろしてすぐは硬いと伺ってたので

そういう部分から入念な返し馬が必要なのかなと。

レースラップを見てもコーナー出口で

一気にギアチェンジを求められたレースですが

叩かれながらも対応出来てましたし

11.5 - 11.4 - 11.5という速さにも対応出来ました。

軽い馬場ならもう少し切れそうですし

億超えのクラシック候補が複数出てたメンバー構成の中で

互角に渡り合えた結果は大いに評価してあげたいです。

最後は刺さってましたし体力的にも

まだ1800mはちょっと長かったかな。

トモがまだブヨブヨというコメントからも

後輪に力が付けばトップスピードの質も持続力も上がるし

現状ではトップスピードの持続力は2ハロンという内容でしたが

どれだけ成長と変化があるかレース毎に楽しみです。

 

 

調教の過程を見ていてある程度やれるだろうと思ってましたが

思ってたより内容はよかったです。

動きの良さで出資を決めたお馬さんですが

正直、2016秋の視察で最初に対面したときに

見た目がロバっぽいな……と思いました。

ただ、坂路を上がるフットワークがしっかりしてたし

必ず走ると思ってました。

2017春に再訪したときにはロバっぽさは抜けて

随分しっかりしてきたなと目を細めて見てました。

その後は遅生まれのビハインドからなのか

トレセンでの強い調教に対応しきれず

デビューまで時間を要しましたが

よく耐えて最高の内容のデビュー戦でした。

初対面の印象が強かったので

愛着を込めて彼女をロバと呼んできましたが

本当に感慨深いです………

調教師からのコメントを見ても

まだまだこれからのお馬さんですが

無理せず大事に使っていただきたいですね。

すぐに勝てそうな内容でしたが

焦らず一旦立て直すようなニュアンスですし

この方針は完全支持です。

暖かくなる頃に復帰で十分です。

ちょっと直線で叩かれ過ぎてましたから

それをリセットする意味でもね。

先々は必ず走ると思います。

 

 

 

1/28 田中剛厩舎
28日の東京競馬では好スタートを切ると3番手のインコースにつけて進める。直線へ向いて逃げ馬の外から追い上げを開始するとよく伸びたが、最後は上位2頭に及ばず3着。「稽古で跨らせていただいて手応えを感じていたんです。そのことを聞かれた新聞記者の人たちにも伝えていたのですが、いざ蓋を開けて新聞を見てみると印があまりついていなくて、思わず“俺って見る目ないのかなぁ…”と思ってしまうほどだったのですが、やはりいいものを持っていましたね。稽古で奥行きがあると思わせる走りを見せていましたが、レースでもセンスのある走りを見せてくれました。いいポジションをキープしてこれならと思ったんですけどね。勝ち馬の姿を見て並びかけられると思う手応えと伸びだったのですが、最後は脚色が一緒になってしまいました。まだ伸びしろのある状態でこれだけ走れるのですから、これから成長してくればさらにいい走りをしてくれるはずです。初戦でも舞い上がるようなことはなく落ち着いて走れたことも好印象ですね。このまま育って欲しいです」(江田照騎手)「初めての競馬場でしたが、落ち着いてレースへ臨めたように感じていました。各紙の評価がもうひとつで人気もそれほどではないという状況でしたから、手応えからしてもっとやれるはずなんだけどなと悔しい思いをしていました。結果で見返すことができればと思っていたので、いいスタートを切っていいポジションで競馬ができていたのを見て力が入りましたね。直線でもあと少しという見どころたっぷりの競馬。最後は勝ち馬に及びませんでしたが、上々の走りだったと言えるでしょう。現状はトモ、特に中臀筋あたりを触るとぶよぶよと柔らかく、このあたりの筋肉がバリッと張って強くなってくるともっといい走りができるようになると思うんです。疲れや除外でここまで出走が長引いたこともありますから、この後に関しては慎重に判断をしたいと思っています」(田中剛師)入厩して間もない頃は頼りなさの方が目立っていましたが、疲れを乗り越えてくれたあたりからだんだんと動きの良さが目立つようになっていました。苦しい時を乗り越えた精神力の強さからもこれは期待ができるのではないかと思っていましたので、人気薄の評価を覆す走りを期待していました。実際は、スタートを決めて好位のインにつけて運ぶ、お手本のような競馬でした。人馬ともに素晴らしい、文句のつけようのない競馬を見せてくれました。まだ成長途上の状態でこれだけセンスある走りを見せてくれましたので今後が楽しみです。昨年末から調整をスタートしてここまで時間をかけて競馬へ向かったところですのでおそらくひと息入れることになると思いますが、最終的にこの後をどうするかは状態を見て判断していきます。