伊丹空港のANAラウンジの入り口からおはようございます。
今回は嫁にプレミアムクラス体験と鹿児島グルメ旅です。
7:20発の鹿児島行きの搭乗待ちでラウンジからスタートです。
嫁の他に年老いた親が2人の合計4人で鹿児島グルメを楽しむ旅になります。
年始からSFC修行を敢行しまして春に晴れてSFCを所持しました。
生計を同一とする家族の中で1人SFCを所持して
家族カードを発行すると
その家族カードの持ち主もSFC会員になります。
つまり、自分がSFC会員になり
嫁名義の家族カードを発行したので
嫁もSFC会員なんですね。
SFC会員であれば非会員の同伴者1名をラウンジに連れて入れます。
ということで自分と嫁がSFC会員ですから
親2人もラウンジに入ることが可能です。
親はANAラウンジが初めてなもので
ビールや焼酎をはじめ
ラウンジの中のものは食べても飲んでもいいよと
エスコートしながら朝から全開に飲んでたら
気がついたら空のグラスのこんな画像になりました……
嫁と親をプレミアムクラスに乗せてみようと
今回の鹿児島行きを考えたわけですが
アップグレードのルールが今年の途中から変わってます。
今年の春までは当日アップグレードはどの路線でも一律9000円でした。
しかし、現在は2日前からアップグレードが可能になりまして
アップグレード料金も路線によって細分化されてます。
伊丹~鹿児島の場合は5000円ということで
アップグレード料金の改変で安く利用出来るようになった路線です。
あと、アップグレードする場合のルールとして
同一の予約をしたグループ全員アップグレードする必要があります。
今回の鹿児島行きは4人まとめて1つの予約で完了してますから
アップグレードする段階でプレミアムクラスに4席の空きがないと
アップグレードが出来ません。
で、今回は行き便しか4席の空きがなくて
帰り便はアップグレードが出来ませんでした……
鹿児島までの飛行時間は1時間弱なので
機内食が出て飲み放題の時間は40分ぐらいでしょうか。
ただ、あんまりラウンジと機内で飲み過ぎると
到着してから動けなくなるので
40分ぐらいでちょうどいいぐらいですね。
普段は搭乗して着席するとすぐ気絶して
着陸の衝撃で目覚める嫁ですが
今回は栄光の1Aに座ると
寝ることなく初めてのプレミアムクラスを満喫しておられました。
それ以上に満喫してたのが親2人でして
親父に関しては飲んだくれた上に
CAさんに可愛がってもらってご満悦でしたね……
鹿児島空港に定刻8:30に到着しまして
タクシーで加治木まで移動しました。
加治木までは20分ぐらいで3000円弱。
タクシーに乗ると運転手さんが
「今日はどちらから?」と。
そこから始まって「自分、ある人の孫なんですよ」と。
表札を見ると……東郷さん。
「もしかして……東郷平八郎提督の……?ていうかマジですか!?」
ネタかなと思いながら
でも東郷さんってそんなにありふれた苗字ではないし
鹿児島の東郷さんってことで……マジかいなと。
でもまあ、えらく東郷提督の話しに詳しくてですね……
孫認定します……
加治木駅に到着しまして東郷提督のお孫さん?とお別れ。
加治木から鹿児島中央まで特急きりしまに乗ります。
10:00発ですから待ち時間は20分弱。
自由席料金は300円ですから
鹿児島中央まで700円強です。
飛行機、特急列車、バス、路面電車
今回は乗り物も満喫してもらいます。
船も桜島フェリーに乗せるつもりでしたが
船は要らない……ということで乗ってません。
乗車時間は30分ほど。
海岸線を疾走して桜島が近づいてくる光景は
テンションも上がります。
いつものように自由席はガラガラです。
鹿児島中央に10時半過ぎに到着しまして
コインロッカーに荷物を入れて仙厳園まで移動します。
鹿児島市内のバスは市バスの他に民間のバス会社が数社運行しており
料金もまちまちです。
なので、バス停も複雑で料金もバラバラ。
基本的に後払い方式なので乗ってみて料金を確認すればわかるんだけど
ちょっと分かりにくくて面倒臭い。
一日乗車券も市バスは路面電車にも乗れて600円。
民間は500円で路面電車には乗れない。
例えば町外れにある仙厳園で鹿児島中央方面行きのバスを待ってると
市バスか民間どちらのバスが来るかタイミングにもよるので
時間を無駄にせず来たバスに乗りたいタイプの人には一日乗車券はおすすめしません。
因みに写真は市バスのシティビューという市バスの市内循環バスで
乗車料金は一律190円。
まち巡りバスという民間の循環バスは一律170円。
仙厳園は街から北東に少し外れた場所にあります。
大河ドラマの西郷どんのロケ地にもなってます。
島津家のお屋敷があった場所で
桜島が見える景色は絶好です。
この日はとにかく暑かった……
とはいえ海が近いので関西の内陸部の暑さとは
ちょっと質が違うんですがね。
現在は土産物店などが園内に点在してるので
暑さを凌ぎながら……
園内で芋焼酎ソフトなるものを見つけたので
迷うことなくいただきました。
食べてみると何処かで食べたことがあるな……と。
白熊の焼酎シロップの味と同じなんですが
このフレーバー全国展開して欲しいな……
この石階段は西郷どんの中で出てきたの覚えてます。
斉彬公は先見性を持った名君ですが
島津家って長い歴史の中で名君しかいない
珍しく優秀な家系ですよね。
休憩所で冷たい飲み物を飲んで涼みます……
親も75歳になりました。
毎年何処かに連れて行くんだけど
今年は特に歩くのが遅くなったな……と。
もう何処かに連れて行くとしても
以前のように無理な行程は組めなくなりました。
バスでドルフィンポートまで移動しました。
みなと食堂で刺身定食と焼酎を。
とりあえず森伊蔵を頼んだんだけど
グラスに半分注いだところで在庫の底をついたらしく
このグラスはサービスで飲んじゃってくださいとのこと。
森伊蔵以外なら提供できるので何がいいですか?と。
じゃあ、村尾で……
村尾を並々と注いでもらって
森伊蔵はグラス半分タダ。
これで580円という奇跡に遭遇したのでした。
普通なら3000円はしますよね?
いや、この量ですから村尾だけでも2杯分はありますから
もっと値打ちがありますね。
恐るべし、みなと食堂のコスパです。
刺身定食@1200円。
今回は筋の多い魚が多かったかな。
日替わりで魚が変わるので
日によって当たり外れはあります。
食べ終わって時間は15時前。
今までならホテルへ行ってチェックインするまでに
もう一つぐらい何処か廻るんですが
ご老体の親の体力を考慮して無理はせずに。
というか今回は自分の体力も限界に近くてですね……
旅行前日まで13日連続勤務した上に
旅行前夜に長男が夜通しゴソゴソしていて
物音でほとんど寝れなかったんですね……
そこに朝からラウンジと機内で飲んだくれて
猛暑の中歩き回って
トドメに森伊蔵と村尾です。
眠気が急に襲ってきて電池切れです……
若い頃はここからまだガンガン行けましたが
自分も何気に歳だな……と。
ということでバスで鹿児島中央まで戻って
コインロッカーから荷物を出してホテルにチェックイン。
夕方まで仮眠して体力を回復しました。
首折れ鯖が食べれる店を探して歩きました。
なかなか見つからず苦戦しましたが
吾愛人(わかな)という店を見つけて入店。
とりあえず暑い中を歩き回ったのでビールを一杯。
まずはお目当ての首折れ鯖
ながらめの刺身です。
大きさはアワビとトコブシの中間ぐらいで
食感はアワビほど硬くない。
美味しい貝です。
さつま揚げです。
六白黒豚のトンコツです。
味噌おでんです。
豆腐ステーキです。
グルメ旅のメインイベントである
夜の一軒目でしたが猛暑でみんなお疲れでした……
自分も仕事の疲れと寝不足を引きずっての参戦で本調子ではなく
ちょっと控え目にして切り上げました。
一旦、ホテルに戻って
少し休んで体力を回復。
態勢を立て直し、2軒目に突撃しました。
2軒目……かごっま屋台村へ。
鹿児島中央からメインストリートを
ちょっと東へ行ったところに屋台村はあります。
20軒ぐらい集まった屋台の集合体なんですが
島らっきょうの天ぷら
黒地鶏の炭火焼きを。
ホテルに戻って一人でラーメンを。
鹿児島ラーメンって何年かかけて
評価の高い店を何軒か試してみたんですが
あんまり美味しい店に当たったことがないんですね。
で、毎年店を変えるんですが
今年は新しい店が何軒か出来ていて
思無邪って店に入ってみました。
トンコツ、鶏ガラ、トンコツ鶏ガラのダブルスープと
バリエーションがいくつかありますが
薩摩というトンコツをいただきました。
同じトンコツでも博多は細いストレート麺で
薩摩はトンコツ醤油で中太縮め麺みたいです。
細いストレートだと名前通りに博多ラーメンっぽいので
鹿児島ラーメンっぽい薩摩をチョイスしました。
鹿児島ラーメンの中で今まで一番良かったです。
鹿児島ラーメンもちょっとレベルが上がってきてる感じがしますね。
来年はまたちょっと楽しみです。
ホテルに戻って泥のように朝まで寝て
体力も随分回復しまして
朝からふるさと維新館と大河ドラマ館をハシゴしました。
なんか思ってたより人が少なかったですね……
明治維新前後のお勉強をしようと思うなら
ふるさと維新館が内容的にはおすすめ。
因みに両方入れる割引チケットがあります。
大河ドラマ館を見終わると何だか飲み物を1本貰いました。
今まで他の大河ドラマ館に何度か入ったことがありますが
飲み物を貰ったのは初めてです。
猛暑を考慮してのサービスなんですかね?
それとも鹿児島クオリティでしょうか。
大河ドラマ館を順路に沿って見学すると
動線の最後は当然のように土産物店になってます。
鹿児島クオリティでしょうかね?
試食コーナーがえらく大盤振る舞いというか
袋から出して小さく割るのが面倒なのか
袋ごと1つ丸々食べて行けみたいな。
西郷どんらしいというか豪快ですね。
昼になったのでメシを食べて帰る態勢に入ります。
なんか無性に豚カツが食べたい気分になったのは
体力が回復した証拠でしょうか。
真夏に旅行に出かけると
2日目は飲み過ぎ食べ過ぎで食べることに消極的になりがちですが
この日は自分だけ一人元気でして
何か食べたいものがあるか尋ねると誰も反応が弱いので
空港行きのバスターミナルの地下にある
黒豚専門の寿庵って店に入ってみました。
普通に黒豚の豚カツを食べようと思ってたんですが
メニューを見ると黒毛和牛、黒豚、黒鶏を
まとめて楽しめるセットがあったので
それをオーダーしました。
豚カツというとソースという認識ですが
ここでカルチャーショックだったのが
黒毛和牛はワサビと醤油か、ワサビと塩で
黒鶏はタルタルソースで
黒豚はソースやタルタル、ワサビ醤油でという。
このワサビ醤油とワサビ塩という食べ方がめちゃくちゃ美味しかったです……
というか、美味しい素材で作るカツは
豚カツソースで食べると素材が台無しになることが
食べ比べるとよく分かりました。
美味しいサクサクのカツは塩や醤油が本当に合うんですよ。
嫁はカツは重たいってことで
鶏飯のセットを。
自分のは紫芋の葛饅頭とソフトクリームがデザートに付いてました。
次から豚カツの美味しい店を
他にも色々探してみようと思いました。
帰ってきて数日経ちますが
この時の豚カツを思い出すと
今でも豚カツが食べたくなります……
鹿児島中央の空港行きバスターミナルから
リムジンバスに乗って約40分で空港に到着。
14時前に着きました。
帰りは16:45の便なので出発まで3時間あります。
親は近所や知り合いに大量に土産物を買うので
空港で1時間以上は買い物時間が必要なんです……
自分は10分もあれば十分なので買い物を済ませて
嫁と2人で鹿児島空港のカードラウンジに入ってみました。
昼過ぎで人は少な目でした。
黒糖モノのスナックが3種類ありました。
まあ、お土産の試食を兼ねてる感じでしょうかね。
あと、焼酎が2種類ありました。
これもお土産の試飲を兼ねてると思います。
これを見ても鹿児島って太っ腹だと思います。
カードラウンジではあんまりこういうの無いですからね。
親の買い物も終わって
保安検査を通ってANAラウンジに入ります。
鹿児島空港のANAラウンジは小さいです。
羽田便の時間と重なってまして
最初は混雑してましたが
羽田便の出発が迫ると人がいなくなりました。
鹿児島のANAラウンジは初めてでしたが
気に入らない点が1つ……
ソファーです……
行儀良く正しい姿勢で深く腰掛けると問題ないんですが
浅くふんぞり返るように座ると
ズルズルと前に滑ってソファーから落ちそうになります。
皮の材質が凄く滑るんですよ……
自分はお行儀悪いので……
灼熱の大阪上空まで戻ってきました。
南国の夏は暑いイメージですが
帰ってくると大阪の方が暑いです……
鹿児島は海に囲まれてますから
海風で熱が滞留しないんでしょうね。
内地は命に関わるような暑さが続いてますが
皆さん体をご自愛ください。
鹿児島はまた9月に行きます。