今年で4年連続の天皇賞秋の遠征になります。
それもこれもステファノスのおかげで頭が下がります……
無事是名馬とはよく言ったもので
大きな怪我や病気もなく好不調の波もない仔で
調教師の使い方も馬の特性を掴み明確なので
出身者側としても非常に予定を立てやすく
毎年、前もって早い時期から遠征の準備がしやすい。
しかも、G1の大舞台ということで
本当に馬主孝行とはステファノスのためにあるような言葉です。
年齢的に今年が最後かもしれませんが
陸マイラーになりSFCの恩恵が受けるようになって
今年は空旅を交えての遠征。
既に今回の遠征は春前から計画に入り
6月には旅程の前半を終えて今回は後半部分ということで
ステファノスをきっかけにして随分楽しませてもらってます。
そんなわけで、この旅程は6月から始まっていて
6月は福岡、沖縄へ飛び
4ヶ月ほど関西でストップオーバーして
今回、ソウル、札幌と飛びまして最後に羽田に寄って天皇賞秋を観戦と
天皇賞秋から逆算した行程になってます。
この全行程に必要なマイルは15000マイルです。
ソウルまではアシアナ航空を利用します。
ちょうど30年前に韓国で産声を上げたアシアナ航空は
今年で創立30周年になります。
で、自分……アシアナ航空の利用は初めてです。
韓国の航空会社といえば大韓航空が昔から有名で
子供の頃から家の上を飛ぶ大韓航空をよく眺めてました。
その大韓航空、色々とニュースになり
最近では大きなイメージダウンになることがありましたね……
アシアナ航空もちょこちょこありますが
ここのところ頑張っていてANAと同じ
ファイブスターを獲得するエアラインになりました。
関空第一ターミナル4階の出国ロビーです。
出発は9時過ぎということで
2時間前にカウンターがオープンするだろうと予測して
7時前にはカウンターに着きました。
初めてのアシアナ航空……全くわかりません……
ツアーじゃないので自分で手続きするわけですが
カウンターのオープン待ちに10名ほど並んでいて
それを見ればチェックインの時間ロスはない感じ。
ただ、セルフチェックイン機があって
セルフで先にチェックインした方がいいのか
カウンターでまとめてチェックインしても一緒なのかわからない。
で、キョロキョロ周りを見渡してわかったことが
有人カウンターは荷物の預かり業務専用だということ。
ということはセルフチェックイン機で搭乗券を出して
有人カウンターで荷物を預けるという動線ということです。
ほとんどタイムロスなく出国手続きをクリアして
制限エリアに潜入。
SFC=スターアライアンスのゴールドメンバーということで
スターアライアンス系のラウンジはどこでも入れます。
関空第一ターミナルではANAラウンジの他に
タイ国際航空のラウンジなんかが使えるわけですが
タイ国際航空のロイヤルオーキッドは残念ながら9:15オープンということで
スタッフの等身大パネルに笑顔で門前払いされました……
気を取り直してANAラウンジに向かいまして
嫁と2人で窓際族してみました。
連絡橋と空港島の接続部分がラウンジから見えます。
最初に触れるのを忘れましたが
台風21号の時に船が連絡橋にスリスリして大変でした。
今はまだ損傷部分は外されてましたが
片側2車線の対面通行で凌いでおり
渋滞もなく関空までたどり着けます。
ただ、連絡橋を渡って空港島に着いてから
料金所までの動線がUターンしたり複雑に変更されてます。
その様子が関空のANAラウンジからよく見えます。
ANAの国際線ラウンジといえばカレーです。
マイルドでいてスパイシーということで結構美味しいと評判です。
とりあえずお約束でいただきます。
カボチャスープにミートボールにサラダ
焼きそばに4色おにぎりも定番です。
が、関空のANAラウンジはちょっとパンチ力がなく
ヌードルバーがありません……
初めて乗るアシアナ航空とご対面。
機材はA321です。
中央通路の3列-3列でピーチとかと同じですが
フルサービスキャリアですし
エコノミーでもシートピッチは問題なし。
ただ、機材の内装は傷んでいてリモコンの傷ぐらいは補修もなく
カップホルダーのカゴは割れたまま。
まあ、安全面で支障の出る部位ではありませんからね。
シートカラーなんかはどぎつい感じのない優しい色が個人的にはgood。
機体が上空で安定すると入国カードが配られます。
CAさんに韓国語で何か言われましたが何を言ってるかわかりません……
What?って表情をしてると
日本人ですか?と、日本語で尋ねられました。
すると日本語で入国カードを配ってくれました。
他の乗客の様子を見てると
アシアナ航空のCAさんは日本語大概喋れます。
関空-ソウルは1時間半ぐらいのフライトですが
簡単な機内食は提供されます。
今回はプルコギ丼で、ちゃんと加熱されてまして
持つと熱いぐらいでした。
お味は中の上ぐらい?まあまあ美味しいと思います。
別添のコチュジャンで味と辛さが調整できますよ。
飲み物はコーラかオレンジジュースを選択可能でしたが
コーヒーはカートになかった感じ。
なんでかな?と思いましたが韓国入りしてから
なんとなくわかったようなわからないような……
仁川国際空港に到着。
着地は凄くソフトで、帰りもソフトでした。
たまたまかもしれませんがアシアナ航空なかなか技量高い?
到着時は機窓から外を見ると大雨……
地面は雨が川のように流れてまして……
でも、雨が降ってたのはこの時だけで
イミグレ通って外に出たら晴れていて
その後は帰るまで雨には遭遇しませんでした
。
頑張って修行をしてスターアライアンスのゴールドメンバーになって
初めての海外ですけど
先人のブログでよく見かけたオレンジのプライオリティタグ。
これ、海外では結構ありがたいです。
目的地で荷物のピックアップをする時に優先的に早く荷物を受け取れますし
日本国内だとプライオリティタグが付いた荷物は
専用カゴで保護されて扱われるなど違いがあります。
今回はソウル、札幌、東京の3都市を2泊で回るので
荷物はコンパクトにしてスーツケース無しでも良かったんですが
敢えて、アジア周遊の事前実験のために
100L大のスーツケースを持って行きました。
仁川のイミグレを通過して一般エリアに出ました。
とりあえず1万円だけウォンに両替してお金持ちになった気分……
約10万ウォンを手にしました。
のどが渇いたのでコンビニで飲み物を調達。
何故かコーヒーが高いなと感じましたんで
お茶とファンタオレンジ。
ファンタオレンジは日本のより少し赤みがかった色ですが
味に大差ない感じ。
喫煙所を求めて彷徨い
ターミナルの外に出て周りを見渡すとありました。
因みにターミナルの外に出て何となく気になるのが
その国の車事情。
仁川では乗りつけるバスは見た限りでは
路線バスもリムジンバスも全てヒュンダイ製で
ベンツ製や外国製のバスを一切見ませんでした。
自家用車も大半がヒュンダイ製で
日本車は旅を通して1台も見ませんでした。
外車で一番見たのがBMW。
とりあえず荷物が邪魔なので
メトロでホテルに向かいます。
ホテルはソウル中心部ではなく富平に取ってました。
というのは、春の北海道視察で東横インに泊まった時に
韓国の仁川富平にオープンしたという広告を見たんですね。
オープン記念料金で2人で5000円台ってことで
考える間もなく北海道のその場で予約してました。
で、富平までメトロで移動するわけですが
毎回、メトロに乗る度に切符を買うのは面倒なので
ICカードを持ってチャージして使うことにしました。
また1月にもソウルに来ますし
今後、たまに来るのは間違いないので。
ということで、ICカードの入手なんですが
改札口横に自販機がありまして4000ウォンで入手できます。
日本円で400円ぐらいですね。
要らなくなれば返金してもらえます。
4000ウォンを投入して購入すると
こんな箱が出てきます。
箱を開けるとチャージされてない新品のICカードと
日本語にも対応したメトロの路線図が入ってます。
自販機で購入したICカードは
お金が入ってませんからチャージします。
券売機でチャージしますが
券売機は日本語にも対応してます。
「日本語」のところをタッチすると
画面が日本語表記に変わって日本語の音声に切り替わります。
非常に便利で親切なシステムです……
メトロで空港から富平まで乗り換え1回
小一時間かかります。
ソウル中心までなら乗り換えなしですが
同じぐらいかかります。
仁川国際空港からソウル中心まで
エアポートエキスプレスみたいなのがありますが
そちらは少し料金が違って1000円弱ぐらい。
普通のメトロは結構安くて
片道1時間弱の富平までの往復で1000円かかりませんでした。
富平に着くと駅前はこんな感じ。
駅ビルにはロッテのデパートが入ってまして
街はローカル感がなく人も多く
かと言ってゴミゴミもしてません。
日本で言うと蒲田ぐらいの規模でしょうかね。
今回泊まった東横イン仁川富平です。
仁川は普通はインチョンと読みますが
やはり競馬する人はニガワと読みますよね。
自分もニガワの方が馴染みがあり言いやすいです。
因みに嫁と話すときは仁川富平は
「にがわとみへい」さん。
人の名前になってます……
この、にがわとみへいさん
出来たてホヤホヤのホテルで凄く設備が綺麗です。
綺麗ではありますが大理石の目地の仕上げが雑だったり
細かいところはあちこち少々気になりますが
何より日本語に対応出来るスタッフがフロントにいて心強いです。
フロントに行くと最初に韓国語で応対され
「………。」って黙ってると
「チャイニーズ?」と聞かれました。
「のー、じゃぱにーず」と答えました。
富平ではメシ食べに行っても
どこでも必ずこの会話が始まりでして……
で、フロントでは日本人だと伝わると
満面の笑みで日本語で対応してくれました。
14時ぐらいに着いたんですが
クラブカードを持ってるとアーリーチェックインが15時から。
15時までロビーで待つか荷物預けて外で時間潰すか尋ねられました。
当然、外を散策します。
因みにホテルは駅ビルのすぐ横で
真横にセブンイレブンもあって環境は申し分ないです。
15時にチェックインして
荷物を部屋に入れて小休止。
朝の5時前から起きて動いてますから眠いんです……
普段の日常生活でも寝不足が重なってますからね……
1時間ほど仮眠して富平の街中に出てみます。
16時過ぎですから食べ物の店オープンしてる店は多くはなくて
看板の文字はハングルということで
小腹は空いてるけど字が読めないので彷徨います……
チゲ鍋を何回か食べて比べると決めていたので
結局、30分ぐらいウロウロして入った店がここ。
店の名前は読めないのでわかりません……
店に入ると他に3組ぐらい。
店員は全てパートのおばちゃんみたいな感じで
厨房でおばちゃん4人が談笑してます。
こちらが入店しても全く気づかない感じで盛り上がって談笑してるので
「たのもー」と日本語で呼びかけてみます。
慌てて1人のおばちゃんが出てきて
「好きな席にどうぞ」みたいなことを韓国語で言われました。
韓国語が通じないと悟られ「チャイニーズ?」とホテルのフロントと同じように聞かれました。
プルコギ風の豚肉炒めと牛バラ肉のチゲ鍋を注文。
韓国ではチゲ鍋とか何か注文すると
値段そのままで、ご飯とかキムチ、全部で5品ぐらいセットで出てきます。
鉄鍋でグラグラと煮立ったチゲ鍋は美味かったです……
ホテルの部屋に戻って外を見てみます。
部屋は25階で見晴らしが良かったですよ。
富平はソウル郊外のベッドタウンなんでしょうかね?
10階立てぐらいの団地が遙か彼方まで立ち並んでます。
自分はエレベーターに乗ると
エレベーターのメーカーを見る癖があるんですが
ヒュンダイ製でした。
出来たてホヤホヤのホテルでエレベーターも新しいはずなんですが
27階のホテルのエレベーターにしては小刻みな振動が気になりましたね。
ホテルで一旦立て直して夜の街に出てみます。
本当はソウル中心部まで行くつもりでしたが
富平の街が思ってたより賑やかで活気があるので
富平の街を見て回りました。
富平の駅はロッテマートが駅ビルに入っていて
駅前ロータリーの地下辺りが地下街の中心になっていて
そこを中心に四方に真っ直ぐに地下街が広がっていて
四方に広がる地下街は肉眼でわからないぐらいの長さがあります。
衣類の店が多いので嫁はテンション上がってましたが
付き合わされては辛いのでメシ食ってから
1人でショッピング楽しんでくれ……と。
ということで、ロッテマートの地下にあるフードエリアでチゲ鍋を。
店が30店ぐらいあるでしょうか
その中を歩いてると店のおばちゃんの勧誘が凄いです。
ここでも定番の「チャイニーズ?」を浴びせられます。
で、1軒の店に腰を下ろしてキムチチゲを頼んだんですが
このキムチチゲ鍋、すんげー酸っぱい……
自分、キムチ自体は好きなんですが
キムチは漬かり過ぎた酸っぱいのダメなんです……
どの店でも必ずといっていいぐらいキムチは出てきますが
そのキムチは美味いです。
だけど、このキムチチゲ鍋は漬かり過ぎた酸っぱい
柔らかい葉っぱの部分が大量に入ってまして
一口食べただけで、ダメ……って感じでした。
その後、嫁は1人で買い物に出掛けて
2時間後に自力でホテルの部屋のドアを開けられないぐらい
両手に買い物した荷物を抱えて帰ってきました。
ホテル1階ロビーの自販機。
ゴボウの画像がラッピングされた飲み物があります……
ちょっと味が想像出来ません……
今度、元気なときにチャレンジしてみようと思います。