アジア周辺もとうとう最終日……
早朝ホテルを出ようとすると
玄関に固まりが2つ……犬が丸まって寝てました。
ドアを開けると
あー？すんまへんなぁ……腹が減って動けんのですわ……
犬はそんな顔をしてました。
で、エアポートメトロのデリー駅まで移動する必要があるわけですが
ホテルに来た時と同様にスーツケースをゴロゴロやりながら
歩いて移動は無理なんでやはりオートリキシャを利用します。
オートリキシャは早朝でもそこら中に走ってるので
捕まえるのは苦労しませんが
変なのを捕まえて変な所に連れて行かれて時間のロスはしたくない場面なので……
スーツケース持ってホテルの前で立ってると
オートリキシャの運転手は次々と声をかけて来ますが
声をかけてくるやつは無視……
すると1台、声をかけて来ずに徐行してこちらを伺ってるのがいたので
お願いすることにしました。
で、エアポートメトロの駅まで行くように伝えようとしましたが
どうも発音が悪いのか伝わらない。
その様子を見た通りすがりの通行人が通訳する形でようやく伝わったんですが
なんだかちょっと怪しい……
こいつやめとこうかな……と思ったんですが
まあいいや……と、スーツケースを積み込んで出発。
すると一旦は駅の方向に走ってたんですが
途中からどうも変な方向に……
まあ、ホテルとエアポートメトロの駅の間に国鉄の駅と線路があって
国鉄の線路を越えるのに遠回りする必要があるのかな…と。
でも、いつまでたっても線路を越える気配がなく
おいおい……どこまで行くんだ……と。
どうも前の日に連れて行かれた政府観光局と称する場所に近づいてる感じで
こんな早朝からまた劇場型詐欺か？と一瞬思いましたが
そこには行かない感じ……
空港で時間がないのは嫌なので
あまりに変な場所に行くようだと運転手の後頭部をしばいて
バトルすることも想定し始めてました……
すると道端にオートリキシャを止めて運転手が道端をランニングしてる人に何か話しかけました。
その時やっと気付いたんです……
あ……こいつ本気で道に迷ってやがる……と。
まさか、デリーの中心で数分の距離にデリーの駅があるのに
道に迷うとか想像出来ますか？って。
その後、何度か止まっては道端で道を尋ねてを繰り返して
「ここが駅みたいだ……」ですって……
そんな一部始終を撮った動画がコレ。
最初に言葉が通じなかったり道に迷ったりってところからすると
地方から出稼ぎに来て間もない運転手だった感じがします……
ホテルの前から出稼ぎ初心者っぽいオートリキシャーに乗った結果
で、降ろされた場所はどう見回してもデリーの駅じゃないし
ここはどこなの？と……
確かに駅みたいなんですが……
駅員に聞いてみてわかったんですが
エアポートメトロのデリーの駅から空港方向に1つ寄りの駅でした……
随分とオートリキシャで走ったんですね。
とりあえず大きなロスにはなってないようで良かったです……
空港までエアポートメトロで移動すると
バスの屋根に上がって大量の荷物を積み下ろしするのを見かけました。
おお、テレビで見るやつだ……
インドでは空港のターミナルに入るだけで軍隊のセキュリティチェックがあります。
空港の外は早朝でも人が溢れてますが
ターミナル内は空いてます。
案内に従って搭乗するシンガポール航空のLカウンターまで進みます。
ここからシンガポールで乗り継いで
なので、シンガポールではスーツケースのピックアップはせずに関空まで預けます。
シンガポールでは入国の際にタバコを持ち込むと
申告と納税の義務があって後々ややこしいので
ここで手持ちのタバコはデリーの空港と到着先のシンガポールの空港で吸う5本程度以外
全てスーツケースに積んでしまいます。
インドでは入国時も出国時も
ビジネス以上の専用レーンがありまして
エコノミーの利用者とは完全に区分けされてます。
なのでビジネスクラスだと待ち時間がほとんどなく
ストレスなく搭乗口までスイスイです。
スムーズにパスポートコントロールを抜けて免税店。
今回のアジア周遊でずっと荷物が嵩むので
免税店には見向きもせずでしたが
ここでようやく土産の買い物。
インドの土産の定番はやっぱり紅茶。
画像の黒いベルベットに入ったやつ
紅茶の葉なんですがちょっと特別でして
土産に買って帰ろうとアジア周遊出発前から決めてました。
インド政府御用達のメーカーの紅茶で
外国から要人が来たときに出す紅茶の葉だそうで
免税価格で実はこれ1つで6000円以上します……
これを買うと決めてたんですが
見つけるのに時間がかかるかなと思ってましたが
意外とあっさりと見つかりました。
あと、お洒落な木箱に入ったマサラティーとかも買いまして
贈答用に良さそうなものがたくさんあります。
パスポートコントロールを抜けて免税店エリアを通って
喫煙所までの動画がこんな感じ。
インドってパスポートコントロールで
マッチ、ライターを没収されるので
喫煙所に入ってもタバコにつける火がないんですね。
喫煙所があっても火がないので
喫煙所にはシガライターがあります。
そのシガライターがこれなんですけど
下の白いボタンを押しながら
上の黒い穴に咥えながらタバコを突っ込んで火をつけます。
火をつけるためにこの装置の前に人が並んで
使い方がわからない人はモタモタしてます。
さて、ラウンジなんですが
エアインディアのラウンジを案内されるのかと思ってたんですが
シンガポール航空のシルバークリスがあって
シルバークリスに案内されました。
ホームグラウンドのエアインディアの方を見たかったんですけどね。
エアインディアのラウンジも見渡して場所がわからなかったので
まあ、シルバークリスならいいか……と。
シルバークリスの隣りにルフトハンザのラウンジがあって
ちょっとテンションが上がったんですが
入り口まで行ってみるとクローズしてました……
おそらくルフトハンザの出発前だけオープンするんでしょうね。
デリーのシルバークリスはやはりホームではないので
そんなに広くはありません。
ホームではないのでホットミールの種類は5種類ぐらいで
多くもなく少なくもなく標準的ですが味は上々。
パンやパイなんかはサクサクで
インドのラウンジらしくカレーとチャパティもありました。
これなら今から行く乗り継ぎ先のホーム
シンガポールのシルバークリスが楽しみです。
朝飯も済んだところでいよいよ搭乗します。
常に世界中の航空会社ランキングで上位に入るシンガポール航空ですが
15年ぐらい前にバンコクに行った時に利用して以来です。
シンガポール航空787-10搭乗
ボーイングの最新鋭機材787-10
機内に入ると小傷がなく全てピカピカ。
スタッガードの座り心地も最高でした。
スリッパ、アイマスク、ノイズキャンセラは勿論のこと
水のペットボトルの横に入ってる茶色のアメニティポーチが用意されていて
アメニティポーチも持ち帰り出来ます。
座席は11Aですけど最前列1Aと同じですね。
シートベルトは3点式です。
機内はクリスマスソングが流れていて
クリスマスリーフが飾らせており
もうクリスマスモードでした。
リモコンの上にはリクライニングボタンがありますが
ボタン類は全てタッチパネル式で見た目にスマート。
とにかく全てが最新鋭……素晴らしい。
搭乗してすぐウェルカムドリンクの提供後に
離陸前に機内食のオーダーを取りに来て
食事前に飲み物の提供。
白ワインをオーダーして
モニター下のテーブルを引き出して機内食を待ちます。
フルーツから始まりまして
何故かココナッツのデザートと続きます。
それからメインコースの海老チリ。
最後にまたデザートのアイス。
デリー発の便はブックザクックの設定がありませんが
通常メニューでも充分満足でした。
なんだかこのタイトルでユーチューブにアップしたら
この動画だけアクセスの伸び方からが違いますね……
シンガポール航空787-10可愛いCAさん
シンガポールに到着。
シンガポールに到着して降機するとすぐ喫煙所を発見。
シンガポールのイミグレは2回目ですが
ここは混んでます……
30分ぐらいはかかりますね……
自動化ゲートはスイスイなんですけど
今度時間があるときにチャレンジしてみようかな……
今回は宿泊なしのトランジットなのでパスしまさしたけど。
チャンギ空港到着・喫煙所からイミグレ
イミグレを抜けて一般エリアのロビーに出ると
メトロで市内までの移動ですが
2回目なのでロスなくスイスイと。
1時30分の深夜便で関空まで戻るので
トランジットの時間は約6時間。
3時間前には空港に戻りたいので
最後の最後に時間と格闘タイム。
ミッションはブギスで買い物と
マリーナベイサンズ&マーライオン夜景鑑賞。
自分も前回修行で訪れたときにマーライオンが工事中で見れなかったので……
思いの外、イミグレで時間を食ったのと
タバコの調達を兼ねて先にマーライオンを見に行こうとしたけど
メトロの降りた駅が大きくてすぐにセブンイレブンが見つからなくて
軽く時間ロスしてしまったんですよね……
時間が怪しくなったので最悪の場合
マリーナベイサンズ&マーライオンの夜景の方を諦めるという選択を一旦して
先にブギスで土産を買うためにブギスに行きました。
修行の時も飲みましたが1ドルのジュースは外せません……
食堂街で晩飯を食べようと思ってましたが
夜8時を過ぎて店がたくさん閉まってたので断念。
時間に余裕もなくなってたし……
夜のブギスストリート
晩飯はラウンジまで持ち越すとして
晩飯を削って時間を捻出して夜景を無理矢理見に行きました。
メトロを降りて急げ急げと軽く家族を急かします……
マーライオンの場所はちょうど駅と駅の間にあって
結構歩く必要があるんですよね……
予定では22時には空港に戻るつもりでしたが
マーライオンと対面したのが21時過ぎ。
駅まで歩いて、そこからメトロで空港まで移動すると約一時間かかるので
非常事態を想定してそろそろタイムリミット。
マリーナベイサンズとマーライオン
予定通り22時過ぎにはチャンギ空港に到着。
関空までのチケットは既にデリーで発券して貰ってるし
スーツケースもデリーで預けて関空でピックアップしないので
チェックインカウンターはスルーしてパスポートコントロールまで進みます。
とはいえ、ブギスで買った土産が結構な量で
チェックインカウンターでまた追加で預けてしまうか迷いました……
機内収納には困らないだろうと
預けずに機内に持ち込むことにしました。
チャンギ空港はめちゃくちゃ巨大です……
シンガポール航空は第2ターミナルのカウンターを使用しますが
動画はその第2ターミナルのもので
チャンギ空港は第4ターミナルまであります。
つまり動画のようなターミナルが4つあるということで。
流石、世界トップクラスを誇る
シンガポール航空のホームですね……
日本が東アジアのハブ空港を目指しても
現状ではとても太刀打ち出来ませんよ……
日本の立地も東アジアの東端ですし
香港や仁川、そしてこのチャンギとライバルは凄過ぎます……
チャンギ空港の第2ターミナルチェックインカウンター
さて、アジア周遊最後のラウンジになりますが
このシンガポール航空ホームのチャンギ空港のシルバークリスへの動線は動画に。
ちょうど喫煙所がラウンジ入り口付近にあって
ラウンジ内には喫煙所がありません。
ラウンジに入ってからタバコを吸う場合は
一旦ラウンジから出る形になりますが
受付でタバコを吸いたいけど再入場は可能か？と聞いつみると可能とのこと。
因みにシンガポール航空のラウンジは3種類ありまして
クリスフライヤー、シルバークリス
あとファーストクラス用のゴールド。
ビジネスクラスはシルバークリスを利用出来ます。
チャンギ空港イミグレからシルバークリスまで
まず、ラウンジがめちゃくちゃ広くて
ここと決めたソファーを陣取って
そこからウロウロして戻ろうとすると迷いそうになります……
とにかくシンガポール航空ホームのシルバークリスは凄い……
ホットミールの種類はめちゃくちゃたくさんありますし
味もどれも美味しい。
今回、アジアの色んなラウンジを回りましたが
最後の最後で衝撃的でしたね……
ANAは他と比べてヌードルバーの存在が秀でてますけど
自分の中のランキングでは真ん中ぐらいでしょうかね。
晩飯を食べてないのでがっつり目に色々食べましたが
シルバークリスの満足度は圧倒的です。
今回、色々ラウンジを回って
最初の羽田のANAラウンジは当然日本人だらけでしたが
他のラウンジではずっと日本語を聞くことがなかったんですね。
日本へのフライトが重なっていて最後のこのラウンジでは日本人が多数。
ああ、もう帰るんだな……と
ちょっとガッカリな気分……
2時間近くラウンジで飲みまくりまして
搭乗時間が近づくとシャワーを利用して
ついでにトイレの洗面所にある歯ブラシや髭剃りを拝借して身仕度を。
仕上げに香水も拝借して搭乗準備は万端。
チャンギ空港シルバークリス
A380にはボーディングブリッジが3本つきます。
アッパーデッキのファーストクラス専用
あと同じくアッパーデッキのビジネスクラスとプレエコ用
あとはエコノミー用の合わせて3本。
いよいよアジア周遊のラストフライト……
関空行きに乗ってしまいました……
帰りたくないです……
日本着のフライトですから日本人CAさんも乗ってます。
これって普通は安心するんでしょうけど
なんだかね……完全に日本語のない世界で1週間近く過ごしてると
日本語が通じるのが逆に嫌というか……
日本語が通じない世界だと
こっちが日本語で何言ってもわからないものだから
家族で好き勝手言いたい放題なんですよね。
まあ、どうあがいても最後は最後……
それにしてもA380は馬鹿でかいです。
ビジネスクラスのシートも無駄に？広くて
バスの2人掛けシートぐらいの幅があります。
シートベルトの位置を見てもそれがわかると思います。
A380は既に新型が投入されていて
今回搭乗したのは1つ前の機材ということで
それなりに使い込んだ感があります。
モニターも巨大で何から何までワイドなんですが
個人的には無駄に？広くて持て余す感じで
デリーから乗った787-10の方が好みです。
シンガポール航空A380搭乗 https://youtu.be/SkJuVoEpE3E
機内はやはりデリーからシンガポールまでのフライト同様に
クリスマスモードに演出されてます。
ウェルカムドリンクを頂いてアジア周遊最後のテイクオフ。
A380みたいな巨体が空に浮く時って
どんな感じなのかと興味がありましたが
想像通りというか加速はゆっくり
そして、グッと浮くのではなく
浮いたのがわからないぐらい
フワっと優しい包容力のあるテイクオフでした。
空間を持て余してるのか
座席周りには収納がめちゃくちゃたくさんあります。
カバンが入りそうな大きさの収納や小物の収納
降機するときに忘れ物する可能性が高いので
こういうのは使いませんがね……
で、出発前にビジネスクラスの搭乗の際に
無料でオーダー出来るブックザクックですが
1時30分発の深夜便なので
提供するのが出発直後か到着2時間前か尋ねられました。
多分、到着前まで寝ると思うので
早朝に起こされるのを敬遠して出発直後でお願いしました。
オーダーしたのがラムチョップなんですが
これがとにかく美味くて絶品でした。
中はレアなんですがちゃんと火が通ってます。
シャンパン、ワインが美味しい。
最後にデザートと紅茶……
夜中の2時の絶品ディナーでした。
昼の便ならもっと良かったな……
動画は設置角度をミスってCAさんがちゃんと写ってません……
ビジネスクラスの搭乗率は3割ぐらいで
横には誰もいませんでしたが
みんな寝てる中での食事は音を立てないよう気を遣います……
深夜のディナー
ブックザクックを堪能して気絶モードです。
シートをフルフラットにして気絶しますが
画像のように頭の位置は手前で
足を伸ばすスペースは逆に奥なので
対角線上に斜めに寝る格好になります。
形はどうあれ完全に横になって寝られるので
楽に熟睡出来ますよ。
到着1時間前ぐらいに目覚めてトイレに。
次から次から女性の利用者が入って
みんななかなかトイレから出てこなくて……
やっとトイレに入れてわかったんですが
深夜便で寝てた人が起きて
降機前に化粧やら身仕度をするのに
トイレに籠ってたんですね……
トイレにアメニティが色々ありました。
とうとう関空に着いてしまいました……
夢のような6日間の終焉です……
タダ同然で身の丈に合わないビジネスクラスの客を演じ続けましたが
飛行機を降りたらまたただのオッさんになります……
何か柱につかまって
降りたくない！と泣き叫びたい心境です。
でもボーディングブリッジがついて
号泣しながら降りました。(T ^ T)
帰宅して新品のスーツケースは傷だらけ。
自分の計画した過酷な旅によく耐えて
次もまた大丈夫そうです。
スーツケースのタグも山のようになりました。
ビジネスクラスを表しているCの文字や
オレンジのプライオリティタグも今年は見納め。
今年はもうフライトの予定はありません。
来年も休みが取れる範囲で
あちこち飛びたいですね……
自分は大体帰国してからどういう心境になるのか想像してました。
おそらくビザを取るところから現地での出来事
一番難関になるであろうインドにまた行きたいと思うだろうと思ってました。
で、実際そう思ってます……
やっぱり旅は色々あるところが面白い。
自分は全て添乗員さんがやってくれるような
苦労のない旅は面白くない人なので
今回みたいに知ってて騙されるフリをしたり
変わったものを食べてみたり
そういうのが自分の旅の醍醐味なんですね。
意外だったのが家族の中でも嫁が
またインドに行ってみたいと言ってるところで……
ただ、デリーはやはり自分が無茶したので怖かったらしく
もう少し近代的で治安のいいムンバイ辺りがいいと。
インドはタイミング見てまた行くと思います。
でも、自分の当面の目標は3月のドバイなんですよね。
また、予定を立てる段階から実行出来るかはわかりませんが
記事にしてみようと思います。
これでアジア周遊終わります。
視聴ありがとうございます。
