先日、こんな記事を目にしました。
日本での中央銀行によるデジタル通貨の導入に向け、3メガバンクや大手通信会社などが参加する検討会が月内に発足することが2日、わかった。デジタル円の課題や解決方法について議論を深め、実現すべきサービスやシステムの方向性を民間主導で示す狙いがある。今秋をめどに提言をまとめ、日本銀行や政府に環境整備を促す。
検討会は、IT企業インターネットイニシアティブ(IIJ)の関連会社「ディーカレット」が中心となり、三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクやJR東日本、通信や流通分野の大手企業など約10社が参加する。日銀の元幹部が座長を務め、オブザーバーに日銀や財務省、金融庁などの関係省庁を招く。
この文面の肝と思えるのが
『民間主導で示す狙いがある』という部分かと思います。
あと、記事には書かれてなくてわからないのですが
仮想通貨のようにデジタル円の構想にブロックチェーンの技術がここに入ってくるのか。
ブロックチェーンの技術が入るならこれはもう画期的な動きだと思います。
というか、オブザーバーに日銀、外務省、金融庁が入ると書かれてありますよね。
現行の仕組みだと国が日本銀行券の円の操作を行うことが可能ですけど
ブロックチェーンの技術が入って民間主導でデジタル円が普及するなら
お金の動きは完全にスケルトンになりますよね。
国はこの動きに抵抗することが容易に想像出来るんですけど
オブザーバーに入るってことは
積極的に推進するためなのか潰しにかかるためなのか。
アメリカはザッカーバーグが打ち上げたLibraが頓挫してたり中国はデジタル化を模索してる現状。
日本がいよいよ……というより
痺れを切らして民間が国を起こそうとしている構図ですが
この動きは是非とも止めたくないんですよね……
IT革命が起こってから十数年、日本はやられっぱなしです。
デジタル通貨のシステムを構築してITの通貨の分野で先を行く。
ここに低迷しているIT産業で逆転の機会が見えてくると思うんですよね。