搭乗口横の免税店を見ると
エジプトっぽい土産がたくさんあって
非常にそそられましたが
キャリーバッグがもうパンパンで
先のドバイでの観光を考えると
これ以上荷物を増やすわけにもいかず買うのを断念しました……
で、搭乗30分前になっても搭乗が始まらず
20分前になっても10分前になっても……
機材は目の前にあるんですけど
遅れてるというアナウンスもないし
ただただ時間は過ぎて行きます。
搭乗口のスタッフは機材の方を見て電話をしてたので
何か機材トラブルの様子なんですが
アナウンスがないのでいつ搭乗が始まるのかわからないし
搭乗口から離れられないんですよね……
搭乗時刻の見込みだけでもアナウンスしてくれれば
iPhoneの充電をどこかで出来ないか探したり
タバコを吸いに行けるんですけど
とにかく何も出来ずに待つしかないという……
結局、出発時間より1時間ちょっと遅れて搭乗がやっと始まって
2時間搭乗口で待ちましたよ……
出発は1時間20分遅れました……
1時間20分遅れということは
それだけアブダビでの乗り継ぎ時間に余裕がなくなったことになります。
この先の行程を改めてみると
●3月1日
カイロ(6:25)→アブダビ(11:45)
エティハド航空EY650・A321エコノミー
アブダビ(14:00)→ドバイBS(15:40)
エティハド航空EY5422・エコノミー
●3月2日
ドバイ(3:05)→関空(17:05)
ということでアブダビでの乗り継ぎが
2時間15分あるはずが55分しかなくなる計算になります。
初めての空港で55分の乗り継ぎはちょっと怪しい雰囲気になってきました……
で、iPhoneの充電なんですが
機材はA321でUSBポートもあるし
足元に二股コネクター対応のコンセントもあります。
そこは安心したんですが
安心したのも束の間……
USBポートは差し込み口がバカになって緩々で
ケーブルを差し込んでも充電しない……
足元のコンセントもコネクターを差し込んでもこれまた緩々で充電出来ない……
エティハド航空大丈夫か……
機内食が配られます。
この機内食を配るCAさん顔は人形みたいに可愛いんです。
でも、チキンかオムレツのオーダーを取る態度が非常に高圧的で怖く
なんだかみんな怯えてるんですよね……
CAさんはいざという時には保安要員になるので
毅然としているのはわかるんですが
配られた後も早く食べて返さないと……みたいな
何となくご飯を配られた囚人のような気分になりました。
たまたま機嫌が悪かったんですかね?
中東の2大エアラインとして名高いですが
個人的に初めて利用した今回
全てにおいて評価は低かったですね……
砂漠地帯をひたすら東へ飛行中。
対地速度は750mphを計示してました。
時速に換算すると1200キロ出てることになります。
めちゃくちゃ飛ばしてます。
気流の関係か速すぎるのかめちゃくちゃ揺れました……
飛行機に乗ると縦揺れはよくありますが
ロールを伴う横揺れも酷くて
久しぶりに危険を感じるぐらいの揺れで
出発が遅れた何らかの機材トラブルが頭をよぎったり……
クウェート上空で地上を見下ろすと
赤い砂漠の中に黒い真ん丸い模様が無数に見えました。
おそらくですが1つ1つが地雷の撤去作業の痕跡だと思われます……
なんとかアブダビに到着しました……
遅延がどれぐらい拡大するのか心配しましたが
めちゃくちゃ飛ばしてくれたおかげ?か
アブダビに到着すると遅延は20分ぐらいに短縮してましたよ……
ドバイはただ単にアラブ首長国連邦の最大の都市というだけですから
ドバイと比較して考えると
アブダビも凄いんだろうなとイメージしてました。
しかし、空港に降り立ってみると案外普通で
むしろ、首都の空港?というぐらい。
中東の2大エアラインであるエティハド航空の拠点ですから
もっと凄いのかなと思ってました……
色んな面でエミレーツ航空に差をつけられてますよね……
で、到着ロビーを進むと
エティハド航空のアライバルラウンジがあったんです。
自分はANAが加盟するスタアラのゴールド会員ですから
会員証とエティハド航空のチケットを提示すれば入れるのかなと
自動ドアから受け付けに進むと
お姉さんに丁重にお断りされました……
おそらくスタアラのゴールドでは利用出来ず
ビジネスクラス以上の利用者しか使えないんでしょう。
なんか色々と残念なエアラインだな……と。
アラブ首長国連邦の入国審査はエジプトとは随分と違って
なんとなく緩くてウェルカムな感じですよ。
結局、機内でiPhoneの充電が出来ず
到着してロビーを見て回っても充電出来ず……
バッテリー残量は30%まで落ちました。
何とか充電しないと……
アブダビ国際空港のターミナルの外に出ると
ムワッとしたまとわりつく熱気を感じました。
おそらく気温は30度ぐらいあったと思います。
やはり首都にしてはかなり小さい空港だと思いました。
ほんと、日本でも地方のローカル空港ぐらいの大きさです。
ここからドバイまでは飛行機ではなく
バスでの移動になります。
航空券を予約してそれがバスだというのは初めての経験ですし
あまりないケースなのかな……と。
とりあえずバスの乗り場を探さないと落ち着きません。
到着ターミナルの周りを見渡してもわからず
出発ターミナルに移動して見渡しても乗り場がわかりません……
また到着ターミナルに移動してロビーを見渡してみると
エティハド航空のサービスカウンターがありましたので
お姉さんに聞いてみると
外に出てあっちに大きなビジョンがあるわよ。
そのビジョンの前からドバイ行きのバスが出るわ。
でも出発まで1時間ぐらいあるから
外は暑いのでそこのベンチで待ってるといいわ。
と教えてくれました。
ドバイ行きのバス乗り場を確認出来ました。
あとは出発まで1時間ぐらい待つだけです。
9ディルハムと書いてあったので
硬貨は最後に日本円に両替できないし邪魔になるから
初日にメトロのチケットを買ったりして貯まってた小銭をジャラジャラ出して
1ディルハム硬貨を9枚数えて払いました。
9枚数えて渡すときにまだ手元に6枚残ってるのを見て
売店のお姉さんが5ディルハムをお札に替えてあげようか?と言ってくれたので
ありがたく両替をお願いしました。
お金持ちの国は凄く親切ですよ……感動しました。
外に喫煙所がありますが空港職員がサボりにきたり
砂漠の中の静かな場所で
非常にローカル感が漂う空港で
首都とは思えない時間がゆったり流れてます。
喫煙所の画像をアップして見てもらうとわかりますが
若い空港職員のお姉さん2人が靴を脱いで座って雑談をしてます。
マレーシア人がどうのこうのと笑いながら話してましたね。
出発時間前に乗り場に行くと
アブダビに到着した便の航空券の提示を求められます。
カイロからの航空券を見せると
予約リストと名前を照らし合わせて確認されます。
リストと名前を照合すると
貴重品だけ持って荷物をワゴン車に乗せるように促されます。
車内ではミネラルウォーターが1本配られますよ。
エティハド航空EY5422車窓
バスは定刻14:00にアブダビを出発。
空港周辺は首都の空港とは思えないほど
建物も何もなく砂漠しかありません。
幹線道路のフリーウェイに乗るとひたすら真っ直ぐドバイに走ります。
片側5車線のフリーウェイで時速は100キロ以上出てる感じでしょうか。
ただ、毎回高架橋をくぐる時は60キロぐらいに速度が落ちます。
おそらくオービスがあるんだろうと思います。
ドバイに着くのは夕暮れ前の15:40の予定で
ドバイに着いたらブルジュカリファまでメトロに移動して
ブルジュカリファの展望デッキに登ったり
ドバイファウンテンという噴水ショーを最後に見て帰国しようと考えてました。
ドバイ国際空港でバスを降りると
ブルジュカリファまで30分ほどかけて戻る形になるんですね……
なので、ドバイ国際空港に行く途中の
ブルジュカリファ付近で降ろしてくれないかな……と思ってました。
エティハド航空EY5422ドバイバスステーション到着
ドバイバスステーションってどんな所なんだろう……
想像ではドバイ国際空港のどこかのターミナルだと思いました。
が、1時間以上走ってブルジュカリファが見えたときに
バスはフリーウェイを降りて
ショッピングモールの横に停車。
ドアが開きました。
あれ……もしかしてブルジュカリファの近くで降ろしてもらえるのかな?
と、考えているとバスはエンジンを止めて
バスの横に荷物を載せたワゴン車も到着。
どうやら、ドバイバスステーションというのは
ドバイ国際空港ではなくブルジュカリファの駅付近という結末でした。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが
ドバイメトロの路線図で説明しますと
Kと落書きした所がドバイ国際空港
Aと落書きしたのは矢印の方向がアブダビということで。
つまり、アブダビからフリーウェイでドバイ国際空港まで行くだろうと思ってたのが
随分手前のブルジュカリファの近くがドバイバスステーションだったという
今からブルジュカリファに行くつもりだった自分にとっては嬉しい誤算でした。
で、iPhoneの充電がかなりヤバい状態になってました。
バッテリー残量は僅か10%。
今からブルジュカリファに登ったり
ドバイファウンテンを見たり
画像と動画でiPhoneを酷使しますから
バッテリー残量は50%以上は必要だろうと……
ただ、ここはインターナショナルな空港みたいな場所じゃないし
ブルジュカリファやドバイモールに行っても
日本の二股コネクターで充電出来るコンセントがある可能性は極めて低いわけで……
もしかしたらブルジュカリファの高層階の高級なレストランにでも入ったら可能性はあるかも……とか
いや待てよ……結局、時間ロスしても
空港まで行けばどうにかなるか……とか
バスステーションの灰皿の横でタバコを吸いながら色々考えましたが
とりあえず外は暑いのでバスステーションの横のショッピングモールに入ることにしました。
思いがけず充電出来る場所があるかもしれないし……
と、ショッピングモールの中に入って目に入ってきたのが
モバイルショップでした。
あ、三又コネクターが手に入る……と。
そもそも旅行前に用意するとか前もって考えておけよって話しなんですが
行き当たりバッタリですから
ここでようやく三又コネクターをゲットしました。
バスステーションからブルジュカリファを見たらこんな感じです。
近いようで微妙に距離があります。
Uberを呼ぼうかちょっと考えましたが
徒歩移動してると充電出来る店が見つかるかもしれないし……
ということで歩いて移動することにしました……
20分ほど歩きましたが充電叶わず……
結局、ブルジュカリファの横のドバイモールに突入しました。
初日の朝、ドバイモールにはオープン前の時間に来ましたが
週末の夕刻ということでモール内はどえらい人混みでした……
そして、モール内の飲食店をあちこち見て回りますが
客席にコンセントがないです……
1時間ぐらい歩き回りました……
それでもモールは巨大で半分どころか一部分しか回れてないのでしょう……
歩いても歩いても新しい光景が広がります。
ドバイ国際空港も超巨大で厄介な場所ですが
ドバイモール内はその比ではなく
自分の現在地も方角もわからなくなりますから
地図アプリを開いて方角を確認したりします。
観光そっちのけで迷子にならないよう
コンセントを探すというわけのわからない状況に
俺、ドバイで何やってるんだろう……と思いました……
途中でネットで見たドバイモール内の水族館の前を通りました。
狙って水族館を見たのではなく
コンセントを探してたまたま通りかかった感じでした……
で、1時間半ぐらい歩き回ったところで
人があまり入ってないステーキ屋を見つけました。
あちこちの席にコンセントがあるのが店の外から見えました。
もうここしかない……
店頭でどれぐらいの値段だろうと……
うん、物価が高いドバイ
しかも人がワンサカ集まるドバイモールですから
いい値がしますよ。
ステーキ1枚5000円ぐらい。
少し店頭で悩みます……
この後、空港のファーストクラスのラウンジに行けば
タダで上手いメシは食えるし……
うーん……と考えてると店のスタッフが近づいてきました。
ステーキの他にスペアリブもありますよと英語で話してきます。
充電出来る席で食事出来ますか?と慣れない英語で返すと
あ、日本の方ですか?と日本語で返ってきました。
スタッフは日本語が話せたんです……
女神に見えました……
充電したいんですか……
じゃあ、何か飲み物だけでも注文してくれたら大丈夫ですよ。
女神に見えたのではなく
女神でした……
ということでコーラ1杯だけ注文して
1時間ぐらい充電させていただきました。
60%までバッテリーは回復。
あとはドバイ国際空港のファーストクラスラウンジまでバッテリーが保てばどうにかなるので
ゴールは見えました。
三又コネクターを買っておいて良かった……
というかアブダビでもそうでしたが
アラブ首長国連邦の方は親切です……