陸マイラーはろ♂馬とマイルと酒とメシ

2017年1月に陸マイラーを始めました。馬が大好きな普通のサラリーマンのブログです

ムンバイの旅・その4

 

 

 

 

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3日目の朝、起きて部屋の外を眺めて

ああ、今日帰るのか……と。

 

ホテルの部屋からの景色はこんな感じ。

コラバマーケットへ続く賑やかな商店街の裏手が見えるんですけど

ビルの上に比較的新しい一軒家が建ってるのがわかるでしょうか?

日本でも古いビルの上にたまに見かける光景ですね。

 

あと、おばちゃんが1日3回ぐらい

洗濯物を干してました。

インドって大家族の家が多いんです。

それに加えて暑さがありますから

洗濯物が大変そうです……

 

部屋から下を見下ろすと

家族一家で野宿してる光景が……

お父さんが失業でもしたんでしょうかね……

子供が5人いるようでした。

インドでも貧富の差が凄く感じられますし

こんな感じで野宿してる家族は珍しくなく

そこら辺でよく見かけます。

 

 

 

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この日の朝食バイキングのカレーは

じゃがいものカレー。

昨日の豆カレーより美味しかったですよ。

それにしてもここのホテルの朝食はどれも美味しい。

 

遅ればせながら今回利用したのはサンシティアポロホテル。

インド門、マハラジャホテルから徒歩5分圏という立地で

同じく徒歩5分圏にマクドナルドやスーパーがあったり

観光利用に便利なホテルでした。

酒を飲むことが難しいインドにおいて

ホテルの隣にバーがありますし値段も手頃。

ムンバイに行くことがあればまた利用しようかなと思えます。

 

トイレは海外に行くとよくあるタイプで

便器の横に洗い流し用のシャワーがついてます。

まあ、トイレットペーパーを便器に流さない風習の海外の

手動のウォシュレットみたいなもので

トイレットペーパーはあるんですけど

使用したトイレットペーパーは

トイレに設置してあるゴミ箱に捨てるという使い方をします。

自分は日本流の普通の使い方をしますけど……

でも、日本流の使い方をすると

水に溶けにくい紙質のため

トイレットペーパーが詰まることがあるようですよ。

 

 

 

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インドの旅最終日ということでホテルをチェックアウトします。

ただ、最終日はインド門の隣から出ているフェリーに乗って

エレファンタ島に渡るつもりだったので

スーツケースを持って歩くとめちゃくちゃ邪魔になります。

とりあえずチェックアウトはしますが

またフェリーでホテル付近に戻ってくる行程なので

荷物はフロントに預かってもらいます。

スタッフも心得ているというか

こちらがお願いする前に

スタッフの方から荷物はどうするの?

と聞いてくれました。

 

荷物をホテルのフロントに預けて

リュック1つの軽装でインド門の横にある

エレファンタ島行きのフェリー乗り場に向かいます。

インドでもエジプトでもそうなんですけど

こういうチケットが必要な場面では

必ずダフ屋みたいなのがいます。

まず、ダフ屋かどうか見極める必要があるんですけど

インドってみんな怪しい人に見えるんですよね……

インド門の広場を歩いてると

観光写真を撮る商売をしてる奴とか

色々な人が声をかけてくるので

声をかけてくる奴がみんな邪魔なんです……

で、エレファンタ島に行くフェリーのチケットを持ってる奴もいるんですけど

見た目が汚らしくて怪しいので

とりあえず乗船場の際まで行って正規チケットはどれなんだ?と。

販売機もないしどこかオフィシャルのスタッフがいないか探してると

さっきの見た目が汚らしくて怪しい奴が

どうやらオフィシャルのチケット売りだったようです……

エレファンタ島行きの往復チケットは

205ルピーで怪しい奴が売り歩いてます……

 

いや、疑ってすまん……

 

 

 

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フェリーは二階建てで一階部分に乗りました。

乗客の大半はインド人で

国内での観光需要はなかなかのものみたいですね。

船内には他にガイド付きの白人グループと

我々と同じアジア系の中国人か韓国人が1人いました。

フェリーの運行開始の時間帯だったので

陸から直接乗り込めない沖に係留した船に乗組員を運びながらエレファンタ島に向かいました。

 

電車に乗った時もそうでしたが

日本人がインドに来るのは珍しいのか

インド人って興味深い人をガン見します……

チラ見ではなくガン見です。

旅行会社のツアーで来ること自体が少ないでしょうし

個人旅行でインドの公共交通を使う人なんかは

本当に希少なんだと思います……

 

向かいに座ってたインド人ファミリーが

めちゃくちゃガン見しながら何かわからない言葉で話してました。

そのうち英語を話せる女性が

どこの国の人?って話しかけてきて

日本人だよって答えると

日本人って初めて見る……一緒に写真撮ってもらっていい?って言うので

お互いに写真をパチリ。

うちだけではなく隣の白人グループにも声をかけて

白人ともパチリ。

インド人ってめちゃくちゃフレンドリーなんですよ。

 

これをきっかけに1人の白人のおっちゃんが

めちゃくちゃ話し始めて止まらなくなり

エレファンタ島までの約一時間

ずっとワンマンライブで語り続けてました……

 

 

 

 

 

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1時間ほどフェリーに乗るとエレファンタ島に到着。

この辺りはアラビア海です。

島から長〜い桟橋みたいなのが伸びてますが

なんでこんな船着場になってるんでしょうかね?

個人的な想像ですが

浅瀬が広い範囲に広がっていて

船が付けられないのかな?と。

 

 

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この長〜い桟橋の部分は

山道の入り口まで徒歩で行くのと

汽車で行くのと二択です。

とりあえず行きは徒歩で行ってみましたけど

歩いてる途中、桟橋の半ばまで歩いてると

帰りは汽車だな……と思いました……

汽車は片道20ルピーで乗れます。

日本円で30円ぐらいです。

山道の入り口まで思ってたより距離がありまして

途中にポツポツと露店があります。

 

 

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桟橋の付け根部分が汽車の終点になってまして

終点から遺跡の方を見たのが一番上の画像です。

この時点ではまだ道は平坦ですが

次第に勾配がついてきます……

最初は緩やかなんですけど

徐々に勾配がきつくなり

どこがゴールなのかわからないので

気持ちがめげそうになります。

調べてみると石段は100段ぐらいってことで

この辺りが真ん中ぐらいかな……?

ってところでちょっと小休止。

ブルーシートで日除けを作ってくれてますけど

運動不足の上に暑いんですよね……

運動不足の老体では一気に上がれませんでした……

エレファンタ島には猿が大量に生息してます。

 

 

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水分補給して気を取り直して

更に登って行くと

あれ?もう着いたの?って感じで

エレファンタ遺跡の入り口に着いたようです。

ここから先は入場券が必要なんですけど

インド人は40ルピー

外国人は600ルピー徴収されます……

インド人には親切な料金設定なんですね……

 

山道の途中の露店で休憩して

そこで買った炭酸ジュースを持って歩いてたんですけど

遺跡の入り口で手に持ってた炭酸ジュースのペットボトルに急に衝撃があったんです。

なんだなんだ?って思ったら

猿がペットボトルを強奪しようと飛びかかってきたんです。

近くにいたスタッフがペットボトルはリュックに入れた方がいいよ

と教えてくれました。

周りを見ると強奪したペットボトルの飲み物を飲んでる猿がいたり

飲み終えたペットボトルが落ちてたりします。

そのペットボトルを回収するスタッフもいます……

 

 

 

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エレファンタ遺跡は

1000年以上前にシヴァ神を祀るために作られた石窟群で

石像がたくさん彫られてます。

この遺跡にも商魂逞しいというか

ガイドしようか?とインド人が寄ってきます……

英語わからないからいらない……

あんまりしつこくなくて撃退が楽なのはシヴァ神のご加護でしょうかね?

 

かなり古いもので石像は傷んでますが

風化によるものかな?と思ってましたが

調べてみるとポルトガル人が鉄砲の練習のために

石像を標的にしてたためだそうで……

なんて罰当たりなことを……

 

往復の船代と入場料

あと汽車代を含めて

全部で2000円もかかりませんから

ムンバイに行くならエレファンタ島はオススメの観光地ですよ。

 

 

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インドといえば死んでるのかわからない

ぐったりした野良犬ですが

エレファンタ島には猿も犬もいます。

で、エレファンタ島の犬はぐったりしてません。

遺跡を見た後、贅沢に時間を使って

ボケ〜っと外から遺跡を眺めてると

犬が寄ってきます。

何かくれ……と言わんばかりなんですが

生憎食べ物は持ち合わせてません……

ジュースでもやればいいんでしょうけど

こういう場合、何もあげないのが常識というもの。

 

ですが、何か物を与えてしまう人は必ずいます。

何か貰ってる光景を見ると

猿も犬もたちまち集まってきます。

ある観光グループが犬に食べ物を与えたんですけど

猿も集まってきて犬猿の仲発動……

やっぱり犬と猿は仲が悪いんだな……というのを

生まれて初めて見ることが出来ました。

ということでエレファンタ島の犬はぐったりしてませんけど

猿と喧嘩した傷があります……

 

 

 

 

 

 

そろそろホテルに荷物を取りに戻って

空港に向かおうかなと。

帰りは汽車に乗ると決めてたので

汽車を待ってると船着場からやってきた汽車には

小学生の遠足らしい団体が乗ってました。

こっちの子供はスレてなくて

手を振るとフレンドリーに返してくるので

挨拶代わりに手を振ると面白いですよ。

 

手を振るとこんな感じになりますってのが

↑↑↑↑↑の動画です。

 

 

 

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フェリーでインド門の方に戻ったんですけど

帰りもエレファンタ島から帰る別の家族が向かいに座ってました。

というか、その中の女性が思いっきり横になって爆睡してたんですけど

それだけムンバイって治安がいいんでしょうね。

家族って言ってもこういうインド人のお出かけって

核家族の移動じゃなくて

親戚一同の移動を多く見かけます。

なので10人ぐらいかな……

それだけ家族の結束が強く仲がいいんだと思います。

ここは日本が置き忘れてしまった部分なのかな。

 

その横になって爆睡してた女性の手がちょっと気になりました。

この女性だけではなくこの親戚一同全員が

手に何か書いてあったんですけど

前にテレビでこういうのを見たことがあるんですよね。

何かのお守りだったような……

子供はこの赤い墨が服のあちこちについて

洗濯で取れるのかな……とちょっと気になりました。

こういう時に話しが出来たら

もっと旅に厚みが出るのにな……って思いますね……

 

 

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インド門に近づいてきて

インドの海上保安庁の船が止まってるのが見えました。

カラーリングが日本のと同じなので

このカラーリングは世界基準なんでしょうかね?

 

 

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ホテルに荷物を取りに戻って

昼飯をどうしようかなと考えました。

ホテルの朝食バイキングが美味しかったので

ホテルのカフェで昼飯にしようということで

ホテルのカフェでマトンカレーを。

宿泊してたのはカフェのスタッフも知っていますから

接客も一段とフレンドリーです。

スマホの充電大丈夫かい?って聞いてくれて

バッテリーの残量を見ると半分以下になってたので

充電をお願いしました。

 

マトンカレーは勿論美味しかったですよ。

 

 

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ホテルから駅までタクシーに乗って

扉開けっぱなし電車とオートリキシャで空港まで行こうか考えましたが

お疲れ気味だし面倒なので

タクシーで空港まで行くとはうまっち?と

ポーターに尋ねると1000ルピーってことだったので

タクシーを呼んでもらいました。

 

幹線道路に出ると道は激混み……

通常だと1時間ぐらいの距離なんですけど

この調子だと2時間かかるな……

と思ってたら英語が通じないドライバーが

何かあちらの言葉で話しかけてきました。

100ルピーってことだけ理解出来たんで

多分、高速を使うか?って聞いたんだと推察しました。

勿論、おーけーおーけーと返答。

すると、渋滞の列から左に外れて

海岸沿いを走り始めました。

そこからは空港近くまで渋滞もなくスイスイで

空港の近くまで走るとスラム街が目立ち始めました。

 

 

 

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空港に着いたのが夕方の17時ぐらい。

帰りに渋滞を巻き込まれたら大変だろうと

100ルピーを乗せて多目にチップをあげると

喜んでタクシーは帰って行きました。

 

バンコク経由で帰国しますが

ムンバイからバンコク行きのフライトは23時過ぎ。

つまり6時間ほど時間があります。

とりあえずタバコを吸いたいな……と

玄関の外にあったインフォメーションで

喫煙所どこ?って尋ねると

1ヶ所だけあるってことで場所を教えてくれたので

なんとかタバコを吸えました。

タバコを吸ってると赤トンボが1匹飛んでたんですよね。

で、写真を撮ろうとしますが結構難しいもので

一番下の画像でやっとトンボを捉えました。

インドの赤トンボ画像から探してみてください……

 

とりあえずタバコを吸う場所は確認出来たんですけど

6時間どうしよう……

3時間前からカウンターがオープンしてチェックイン出来るので

3時間、時間を潰す必要があります……