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2017年1月に陸マイラーを始めました。馬が大好きな普通のサラリーマンのブログです

スーパーシティ法

 

 

 

 

先日、コロナ騒動の中

スーパーシティ法というのが成立しました。

平たく言えばAIやビッグデータを活用して

超監視社会が始まるみたいなものなんですよね。

この法案成立についてネット上では

様々な意見が飛び交っていますが

そのほとんどがネガティブな意見です。

 

AIやビッグデータの活用というと

真っ先にイメージするのが

例えばAmazonで買い物をすると

これもどうですか?みたいなオススメを提示されますよが

あれが正にそれ。

これを買う人はあれも買う傾向があるとかデータを活用されてるわけです。

様々な情報が抜かれてビッグデータに蓄積され

それをAIによって商売に使われると。

まあ、スーパーシティ法では商売だけではなく

様々なものに活用されるわけで

民主主義が根底から覆されるとかいう論争が起こっている……と。

既往歴とか健康に関するプライバシーとかビッグデータに蓄積されるものは様々ですが

 

個人的に思うのは『そんなに困る?』と。

 

中国なんかでは既に超監視社会で

人はスコアリング化されて

スコアの高い人は何かと優遇されたりします。

というか未来を描写した映画なんかを見てもそういったシーンはあるし

むしろ避けられない未来なんじゃないかと思うんですよね。

ただ、みんな何となく受け入れてしまっている?Amazonなど商業に勝手に利用されるのは

個人的には逆にどうなの?と思ったりします。

 

世界中の大概の人は法律によって自制を必要とされますが

いきなり罰というよりスコアリングに置き換えて考えてみると悪くないと思うんですよね。

例えば行動履歴だって

自分なんかは監視されても、こいつ会社の単純往復と居酒屋しか行かないヤツだな……って思われる程度で

病院でどんな診断を受けたか知られても別に困らないし

突然、道でぶっ倒れて意識を失っててもデータを閲覧してもらえれば

適切な処置を受けられたりもしますよね。

今回の新型コロナの危機管理にもビッグデータがあれば感染経路をすぐ把握出来ますし。

 

最近はIT先進のアメリカのやりたい放題の現状に

EU諸国がヨーロピアンデジタルで対抗を始めてますが

それはそれで良い対応だと思うし

様々やり方はあると思います。

これが怖いからダメばっかりでは何も始まらない。

 

 

専制政治か民主主義かどっちがいいか。

自分はどちらにも良い部分と悪い部分があって

どちらとも言えないと思うんですよね。

スーパーシティ法が専制政治寄りに少しシフトする法案であるとすれば

それ自体は個人的に問題ではなくて

要は使いようなんだろうと思います。

ドラスティックな政治を出来るのが専制政治の良い部分だし

有能な支配者が行う専制政治は悪くないと思ったりします。

まあ、何かしら弾圧されたりするのは困りものですし

有能な支配者から無能な支配者に代替わりした際に大変なことになりそうなので

あまり良いとは思えないですが……

現代でも表向き民主主義を謳う国でも

その選挙のシステムが全然民主主義じゃなかったり

意外と完全に民主主義って国はそんなに多くはない。

日本だってその実は民主主義じゃないって思われることは結構あると思うんですよね。

 

国家権力が武力を用いてくるなら話しは別ですし

無能な暴君が暴走しやすい仕組みが専制政治ですが

その入り口になりかねないというのが

スーパーシティ法に異論を唱える人の主張って感じでしょうか。

極論を言うとそうかもしれませんが

考え過ぎじゃないでしょうかね。

 

むしろIT革命が起こって

革命に取り残されてひとり負け状態の日本がやっと腰を上げた

自分はそう思うんですよね。

決裁社会で何もかもが後手に回る日本ですが

自分はスーパーシティ法を正しい形のものとして修正を加えながら運用して

また世界の先端技術を作り出す日本になるように期待しますし

ブロックチェーンの技術を用いて

世界共通のものをどんどん作って

地球人みな兄弟みたいな世の中になればいいなと。

まあ、世界中の各国の頭首が人格者にならない限り

その過程で利権をめぐる争いは起こるんでしょうけどね……