マリアライトの2018ことオーソクレースが今日の菊花賞に出走します。
記憶を辿ると確かオーソクレースは見に行ったことがあるな……ということで
過去のログを探してるとありました。
2019年の秋の北海道視察の記事でした。
で、この視察が北海道にお馬さんを見に行った最後の視察でしたね……
それを最後に新型コロナの影響で牧場見学は基本的に行けない状態になりまして現在に至ります💦
どうしてこんな変な世の中になったのかな……と色々思うところはありますが
まあ、世の中の変な雰囲気に抗えることも実に限定的で
牧場に行けないってことも含めてそれは仕方ないことです。
オーソクレースとは彼が1歳の秋
出資が確定したすぐ後に会ったんですが
当時は会ってみて、これは絶対に走る!!って印象はなかったです。
気性は大人しい感じでお父さんやお母さんはちょっと気難しさがあったので似てないし
見た目も凄みは感じられず
思ってたより目立たないおぼっちゃまというのが会ってみた印象でしたね💦
とはいえ、バランスがよくてちょっと胴が詰まり気味。
胴が詰まり気味の馬は短い距離が向くものですが
脚がスラっと長くて短距離とも言えない……
そういう点がお母さんのマリアライトに似てるなと思ったものです。
お父さんのエピファネイアは2歳から活躍してクラシックも勝ちましたが
お母さんのマリアライトは身体が能力についていかず
古馬になってから右肩上がりに強くなって行きました。
なので、オーソクレースはどちらという晩成っぽいのかなとも。
で、オーソクレースはデビューしました。
新馬戦はもうダメだ……というポジションから大外一気の差し切りで
この馬ひょっとして……と思ったのが2戦目のアイビーSで馬の壁を割って勝った時でした。
まだちょっと抜けてから遊ぶところは見られましたが
身体に実が入れば結構やれるなとその時に思いました。
そこから2歳暮れのホープフルSでアクシデントかありながら2着した後
休養を余儀なくされ大事な3歳クラシックを棒に振ります。
これは個人的にプラスに捉えてまして
身体の成長を待っているタイミングで騙し騙しに無理な消耗を避けられたかなと。
ただ、その分だけ経験は積めていないわけで
大事な部分の筋肉も落ちてしまいました……
なので、秋まで待機した復帰初戦のセントライト記念ではこじんまりとした身体でありながらシャープとは言えはないアンバランスな状態で戻ってきまして
最終追いでも並走相手に遅れたり本調子とは程遠い感じ。
とりあえずレースでは格好だけつけましたが
次にどれだけ戻るか……という内容ではありました。
で、今日の菊花賞を迎えます。
最終追いを見た感じではセントライト記念の時より状態は上がってるとは思いますが
まだ唸ってる感じではなく仕上がりとしては8割ぐらいかな……と。
なので、今回も無事に回ってきてくれればというのがまず第一であるのと
この状態でどこまで……というところですね。
来年以降の活躍が期待出来ると思いますし
今回はあわよくば……という思いもありますが
まだまだ良くなる余地を残してますから
次かその次が楽しみかなというのが今回の見立てです。
まあ、焦って結果を求めるというより
素質の芽を摘まないように……というところです。
そうすれば来年以降、必ず花開くはずですから。
2年前に北海道で会ったおぼっちゃま。
今回、輝くことが出来るか。
仕事で生で見ることは出来ませんが
勝っても負けてもまず無事に。
何年か先に世の中がまともになった時に
社台スタリオンステーションでまた鼻をナデナデ出来る瞬間を。