バルコニーを少し開けて寝ていたので
夜中に何度か外の雑音で起こされました……
なんかホテルの前で音楽かけて騒いでる連中がいたり
クラクションが鳴ったりで……
早朝も5時前にホテルの前の騒音で起こされて
目覚ましを5時にかけてましたがそのまま起きました。
バルコニーに出てタバコを吸って
出掛ける支度を始めました。
まだ外は真っ暗です……
シャワーをしてアメニティをごっそりリュックに入れて
チェックアウトのためフロントへ。
明細を見ると約450ドル……4万円ぐらいですか……
クレジットカードで支払いしてホテルを出たのが6時前。
玄関を出ると中国人と超美人の女性が早朝から
いちゃいちゃしてました。
時間帯など状況から推察するに
買ったんだろうなと思いましたが
更に目の前の通りをメトロの駅の方に曲がると
大音響で車のオーディオを鳴らしてる若い黒人グループと
超美人の女性達がたむろして
異様な光景がありました……
そこにアジア系の男が数名
中国語や英語で何やら話してましたが
玄関で見た光景などからして
まあ、あれだな……と。
高級ホテルだけに単価の高いのをたくさん車で連れてきて
商売してる感じでした。
夜中に騒音で起こしたのはこいつらか……と。
朝から鬱陶しいのを見せてくれるのも五つ星ホテルのクオリティかと。
プロムナード駅からメトロで空港に向かいます。
ダウンタウンラインで1駅
ブギスで空港方面に向かうイーストウェストラインに乗り換えます。
シンガポールのメトロの車内。
握りパイプが三つ叉なっていて
たくさんの人が掴まれるるように工夫してあるな……と。
この調子なら7時前に空港に着くので
10：50の出発までチャンギ空港をゆっくり見て回れる。
そのつもりで早くホテルを出たわけです。
が……事態が変わったのがブギスから3駅目の
Aljunied駅に着いた時。
突然、ドアという全てのドアから
Securityと書いたベストを着た人達が大量にメトロに乗り込んできて
日曜日の早朝の静かな車内が突然騒然となりました。
何か車内で乗客に呼びかけて
乗客がみんな降りて行きます。
自分も何が何だかわからず
とりあえず車外に出ました。
空港に空港に行くのであろうスーツケースを持った乗客が
Securityのベストの人と会話してます……
傍に寄って聞き耳を立てます。
どうやら空港方面行きの先で何かあったようで運休になってるようで……
話せないのに自分も情報が少しでも欲しいので話しかけてみます。
「えくすきゅーずみー、あー、あいうぉんとごー、あー、とぅーちゃんぎえあぽーと……」
単語の端々から推察するに
ここの駅から終点まで代替バスが出ていることと
ブギスまで戻ると空港までリムジンバスがあること
そんな感じのことを言ってるみたいです……
「何時の飛行機だ？」みたいなことも聞かれたので
余裕をみて「てんおくろっく」と答えると
オーケー、じゃあ反対向きのメトロに乗ってブギスまで戻りなさいと。
他の乗客がみんなエスカレーターで降りて
駅の外に出て行きます。
とりあえず自分も駅の外に出てみることにしました。
駅の外に出ると代替バスがひっきりなしに乗客を積んで出て行きます。
なんだか心理的に来た行程を戻りたくないので
バスに乗ってみようか悩みます……
一旦、バスに乗ろうと列に並んだんですが
みんなバスの入り口でＩＣカードをピッってやってるんですよ……
自分はシンガポールのＩＣカードを持ってないし
代替バスじゃないのか？と。
これはダメだと頭を切り替えてバスは諦めます。
次に考えたのはタクシー。
またSecurityのベスト着た係員を捕まえて聞いてみます。
するとバスで7駅か8駅目で降りてどうのこうのと。
バスはダメだと判断したので
タクシー乗り場はどこ？って聞いてみると
あっちの通りに出ると捕まえやすいよみたいな。
教えてもらった通りに出ると
確かにタクシーがよく走ってるんですが
全部客乗せてるし……
通りには他にも空港に行くのであろう客が
スーツケースを持って途方に暮れた感じで
あちこちでスマホを駆使して方策を探ってる光景が。
結局、30分ぐらいタクシーを捕まえようと頑張ってみましたが
空車のタクシーなのに何故か断られたりで
時間はどんどん過ぎていくので
他の方法に変えることにしました。
チャンギ空港は市街の西の端にあります。
何かヒントはないかメトロの路線図を広げます……
さっきブギスまで戻れと言ってたな……と。
路線図を見てみると……
これだ！という線が見えました。
かなり遠回りにはなりますが
ダウンタウンラインはイーストウェストラインの北側を大回りして
チャンギ空港の1つ手前の駅に接続してます。
さっきの係員がとりあえずブギスまで戻れと言ってたのはこれか……と。
そうとわかれば、また空港までのチケットを買って
一旦ブギスまで戻ります。
ブギスでダウンタウンラインに乗り換えて
またホテルの前を通り過ぎて市街地をループして
そのまま乗って空港の1つ手前の終点
エキスポ駅まで大回りします。
本来は写真の緑の線のイーストウェストラインで西に向かうのが最短ですが
ブギスまで戻ってブルーの線のダウンタウンラインで大回りして
空港の1つ手前のエキスポ駅まで迂回するルート。
写真の路線図の一番右端がチャンギ空港。
かなり時間ロスしましたがエキスポ駅に着きました……
乗り換えてチャンギ空港まであと1駅。
ここまで来たらもう安心。
なんだかんだでチャンギ空港に着きました……
巨大キティちゃんが「よくたどり着いたね」
……と、言ってくれてるように思えました……
本当なら出発まで4時間ぐらい時間があって
めちゃくちゃ広いチャンギ空港を散策しようと思ってましたが
空港に着いたのは2時間前でした……
初めての空港ですし搭乗口にたどり着くまで
どれだけ時間が必要なのか読めません……
仕方なくチェックインをして
必要最小限のことはしておく必要があるので
散策は諦めて制限エリアにとりあえず入ることに……
ＡＮＡは第二ターミナルから出発みたいです。
チェックインカウンターに行くと
受付は日本人と外人がいました。
日本人がいいな……と思ってましたが
外人の職員に当たりました……
日本語喋るのかな……と少し期待しましたが
英語で色々と説明してくれました……
搭乗口にこの時間に行ってねとか
プレミアムエコノミーなんで
ラウンジに入れるよ。
ラウンジはここにあるから利用してねとか
ラウンジ出たら搭乗口にはこうやって行くんだよとか
日本に入国するときに必要なカードは持ってるかい？
無ければあげるけどどうする？とか。
そんな感じで搭乗券やラウンジ利用券を含む4点セットをいただきました。
メトロの件で時間ロスはしたけど
少なくともラウンジは見ておきたい。
とりあえず制限エリアに入ります。
国際線なんで厳重なセキュリティ検査があると思ってましたが
ドアから中に入ると
え？こんなのでいいの？と拍子抜けするぐらい
簡易な検査で中に入れました……
一応、荷物のＸ線はあるんですが
服の中にライターは入ってるし
リュックには金属類が入ってるし
それでも全く止められることなく……
チェックインカウンターで手渡された地図を見ながら
ラウンジを探します。
エスカレーターで1つ上の階に上がると
マクドナルドやサブウェイなんかの
ファストフードが並ぶ場所があって
そこを抜けて免税店を過ぎると色々とラウンジが集まったエリアに。
スターアライアンスのラウンジがあるんですが
チェックインカウンターで案内されたのはsatsというラウンジ。
チェックインカウンターでスターアライアンスのラウンジ利用券をくれと言えば
そっちの利用券をくれるらしいですが
時間もないしまあいいかと。
satsプレミアムラウンジがこんな感じで。
日本を出るときに利用したＡＮＡＳＵＩＴＥラウンジが凄かったので
普通だな……と思ってしまったのは
感覚がおかしくなってますね……
全てはＡＮＡＳＵＩＴＥラウンジのdining－hがいけないのです……
でも、ここのラウンジで興味があったのは
セルフで作るラクサ。
麺と具が冷たく冷蔵されて陳列されてるんですが
それを自分でお湯にくぐらせて温めてから
スープを注いで出来上がり。
自分はパクチーが苦手な人なんですが
何故か不思議とこれは食べられました。
ただし、食べた後しばらくパクチーの匂いのゲップに苦しみましたが……
あんまり時間もないので
3杯だけ白ワインをいただきまして……
色々飲み比べましたが普通でした。
でも、朝からメトロの件があって
何も食べず飲まずだったので
ようやく落ち着いた感じでした。
機内食があるので食べるのはこれでいいとして
次はタバコですよ。
このsatsプレミアムラウンジの欠点は喫煙所がないことでした。
羽田まで7時間のフライトですから
このまま吸わずに機内に入れません……
喫煙所を求めて彷徨います……
が、この広いターミナルに喫煙所があるにはあるんですが
自分が認識した限りでは1箇所しかありませんでした……
日本の空港だと喫煙所はあちこちにありますから
同じように考えてたら1箇所しかない？喫煙所から
搭乗口に向かう途中、喫煙所が全くなくて
時間が無かったのでしっかり見て回ったわけではありませんが
日本と違ってタバコにはやっぱり厳しいですよ。
海外に行くと本当に日本はタバコ天国だと改めて思います……
喫煙所に入ると綺麗な外国人のＣＡさんが喫煙されてまして
これも日本では見ない光景だなと……
外国に行くと自分の国の常識が全然違ってたり
面白いものです……
タバコも吸い終わって準備万端。
30分前に搭乗口に向かうと何やら人がたくさん並んでいて……
ここまで来て初めて知ったんですが
チャンギ空港って搭乗口まで来て本格的な保安検査があるんですね……
なので、あちこちの搭乗口に保安検査場があります。
そうですよね……最初に出発口で簡易な検査がありましたが
あんな簡単に国際線に搭乗出来るって
普通に考えておかしいと思いました……
初めてなんで知りませんでしたが
チャンギ空港では早めに搭乗口に行きましょう……
出発です……シンガポールさようなら……
海外に1人で行くのは初めてでしたが
色々あって面白かったです。
帰りもプレミアムエコノミーなんで翼の横。
プレミアムエコノミーって
エコノミーよりシートピッチは広いんですが
翼の横ってのが難点ですかね。
でもまあ、機窓の外は雲か海ばっかりで
大概何もないので何処を飛んでるのか
ずっとこの画面にして寝てますね……いつも。
機内食の時だけ起きて
あとはずっと寝てましたが
行きの機内食より帰りはちょっとマシだったかな。
すき焼きみたいなのとご飯がメインで
うどんとポテサラとチョコレートケーキ。
うん、これでもかってぐらいの
炭水化物攻撃ですね……
プレミアムクラスの機内食の方が完全に勝ってます……
プレミアムエコノミーって機内食はエコノミーと同じで
飲み物だけビジネスクラスに準ずるという
サービス内容なんで
酒飲んでちょっと広いシートでって人にはいいかなと思います。
出発前に空港で美味しい食事を済ませて
機内では機内食をつまみながら飲んで寝る
プレミアムエコノミーはこんなスタイルでしょうか。
因みに自分が座ったシートはテーブルが壊れてましてね……
写真見てわかると思いますが
テーブルを出すときになんか引っかかって出しにくいなと思ったんですが
テーブルを広げてみると
真ん中がぐにゃりと折れてフラットにならない………
最初はテーブルの下から膝で持ち上げながら使ってましたが
なんか自分が潰したと思われたら嫌ですし
次に乗る人が困るので
ＣＡさんに壊れてるよと言っておきました。
シンガポールに行く便で乗った人が壊したんでしょうが
壊したならちゃんと申告しろよ根性無しが。
テーブルを支えるステーの部分が曲がってる感じですが
中途半端に収納スペースから引き出して
きっちり引き出してない状態で
無理矢理力尽くで広げて壊したんだろうな。
普通に考えて力尽くで曲げれるのは男でしょう。
ビジネスクラスに変えてくれないかな……
ちょっとだけ期待しましたが当然無理でした……
国際線に乗ると気流の向きとか
対地速度が見れるので起きるとたまに見るんですが
この日はシンガポール付近は軽く向かい風で
日本に近づくと強い追い風。
対地速度は時速100キロぐらい違ってました。
飛行機が早く着いたり遅れたりするのは風の影響も大きいのがわかります。
それより大きいのはスムーズな搭乗……ですが。
羽田にはちょっと遅れのほぼ定刻18時過ぎに到着。
修行のスケジュールはこのまま羽田に泊まって
翌日の午前中に石垣島まで飛ぶ予定でしたが
ちょっと事情があって一旦この日のうちに関西まで戻りました。
ということで関空に戻ってきたのが22時前。
羽田で時間がなかったので関空で
シンガポールドルを日本円に換金しようと。
250ドル持って行って帰ってきたら150ドルぐらいになってました。
行きにトラベレックスで換金して
その時に1000円ほど払って
帰国して日本円に戻すときに
10円上乗せして換金出来る特約を契約してたんですね。
なので、トラベレックスで換金する必要があるんですが……
トラベレックスを探すものの……
見つけた時には閉まってましてね……
他の換金所は開いてるのにトラベレックスは22時閉店ガラガラ……
ブラック企業が多いご時世
社員に優しいトラベレックス……いいですね。
結局、この日の換金は諦めて一旦帰宅。
翌日に羽田に戻って修行を継続しました。
那覇→札幌（泊）
札幌→那覇→神戸
この部分は割愛します………
