明けましておめでとうございます。
いよいよ去年貯め込んだANAマイルを使って
SFC修行を敢行する2018年を迎えました。
第1回目は伊丹→石垣→伊丹の足馴らし的な1往復の簡素な内容です。
1~2月中に第5回 まで行って解脱まで到達予定です……
現時点で予約した座席クラスのまま飛ぶと
44652PPまではプレミアムポイントが貯まりますが
プラチナメンバーに到達して解脱するには
50000PP必要であるため
あと5348PPは予約を追加するかエコノミーで予約してる分を
プレミアムクラスに当日アップグレードする必要があります。
個人的には出来ればなるべく休暇を取らずに済ませたいので
今、予約してる分で当日アップグレードして終わらせたいわけで……
となると、5~6回は当日アップグレードする必要があります。
とはいえ、あれこれ偉大な先人のブログを眺めて
ニワカ知識を蓄えながらでして
実際にプレミアムクラスになど一昨年までは興味もなかったですし
勿論、座ったこともないし座る日が来ることを考えたことすらなかったわけで……
本日、第1回の修行は伊丹→石垣→伊丹
全行程エコノミークラスで予約しているため
早速、プレミアムクラスへの当日アップグレードを狙ってました。
伊丹→石垣は普段はANAの直行便が飛んでませんが
去年の秋頃に年始限定の設定で
しかも片道9600円のセールがありまして
PP単価からして飛び付いて予約したものです。
片道9600円で1453PPを獲得ですから
9600÷1453=PP単価はなんと6.60という優秀さです。
9000円払って当日アップグレードしたとしてもPP単価は
18600÷2422=7.67PPということで十分優秀です。
さて、当日アップグレードするために年明けから毎日
1月7日の伊丹→石垣便のプレミアムクラスに空きがあるかチェックしてました。
正月連休終盤ということで伊丹に帰る便は早々に空きがなくなり
エコノミーも満席になってましたが
行きの伊丹→石垣はガラガラでプレミアムクラスにも
空きが2席残ってる状況で当日の朝を迎えました。
偉大な先人達のブログによると
平会員である修行僧でも早起きして
チェックインカウンターに行った時点で
プレミアムクラスに空きがあれば上級会員を出し抜いて
プレミアムクラスの席を押さえることが出来るとのこと。
チェックインカウンターのオープンは6時ですから
5時45分ぐらいに空港に着いて予約状況のモニターをチェックすると……
プレミアムクラスの空き状況は△ですから
空きはやはり家を出る前と同じで2席あるのかな……と。
してやったかな……と。
ただ、自分より早い人はいるもので
既に先客が5組ほどチェックインカウンターの前に並んでました。
6時……運命のカウンターオープン。
先客が順番にカウンターで何かの手続きをしてます。
デカい声の人が羽田云々、カウンターで話してるのが聞こえます。
いいよいいよ~~羽田なら今日は全然大丈夫。
カウンターがオープンして2分ぐらいでした。
自分の順番が回ってきてカウンターへ。
勝った……勝ち取った。
そう思いながらも初めてのプレミアムクラスへのアップグレードの手続きです。
「えーと、今日の7:10発の石垣便ですけど
プレミアムクラスに空きがあればアップグレードしたいんですけど……」
初めてのことでモジモジマゴマゴしながらお姉さんに伝えます。
「はい、プレミアムクラスに空きが御座いますのでアップグレードを賜ります」
というのが想像してた答えでしたが……
実際は……「申し訳ありません、あいにくプレミアムクラスは満席で御座います。空席待ち手続きをされますか?」
でした………
予想外の展開にちょっと戸惑いながら
とりあえずキャンセル待ちの手続きを済ませましたが
お姉さんが言うにはキャンセル待ちは今のところ自分1人みたいです。
出発15分前にAカウンターでキャンセル待ちの結果をお知らせするとのことでした。
カウンターを離れてから寝起きのポンコツ化してきた脳みそをゆっくり働かせます……
写真の整理券を見てもらうとわかりますが
キャンセル待ちの手続きを済ませたのは6:04です。
4分の間に何があったのか……
予約状況のモニターを見てもプレミアムクラスの空き状況は△のままです。
4分の間に満席になったとしてモニターに即反映されないのかな。
とりあえず状況を想像して考えても
成るようにしか成らないわけで
タバコを吸いに喫煙所に入って一息。
ただ、やっぱりどういうパターンで
今の状況になったのか色々想像します……
自分より前に並んでた5組ほどの先客の中に石垣便のアップグレードがいたのか。
それともカウンターは他にもあるわけで
別の場所のカウンターで4分の間に自分より早くアップグレードした人がいたのか。
4分の間に新規にプレミアムクラスの予約が入ったのか。
それにしても当日に石垣便のプレミアムクラスを取ると6万円です。
でもまあ身内に何かあればお金に返られないわけであり得ますよね。
タバコを吸い終わると、ところでAカウンターって何処だ?と。
探しても見当たらないので身分をわきまえず
プレミアムチェックインのカウンターに行って
Aカウンターの場所を尋ねると
保安検査を抜けて石垣行きの5番搭乗口のすぐ横ってことで
保安検査を抜けてAカウンターに向かいました。
お姉さんに言われた通りに
出発15分前の6:55にAカウンターの前で待ってました。
Aカウンターの空席待ち状況のモニターを見ると
やはりBの1番の整理券を持ってる自分以外にキャンセル待ちはいないようです……
最上級のダイヤモンドメンバーはS
その次に強いプラチナメンバーはA
優先度でその次はゴールドカードなどを所持してるB
その次は一番下。
ほぼ平会員の自分など優先なんて無いに等しいわけで
最初のカウンターでキャンセル待ちしてる時点でアウトだというのは
そこまで馬鹿じゃないので察してましたが……
機材は737ですからプレミアムクラスは8席しかありません。
777とか787と違ってプレミアムクラスの席自体が少ないのでキャンセルも出にくい。
でもキャンセル待ちはダイヤモンドもプラチナもいなくて平会員の自分1人。
ダメだと分かっていながら少しの期待はある。
出発20分前の6:50から石垣便の優先搭乗は目の前で始まっていて
言われた通りにAカウンターの前で
キャンセル待ちの呼び出しを待ちながら
優先搭乗を眺めてました。
ですが……約束の6:55分になってもAカウンターは無人くん……
7:00になっても無人くん……
もう出発10分前ですよ……?
挙げ句の果てに人生初のフルネームで館内放送でした。
自分で言うのもナニですが
自分は人一倍時間には厳格なんですよ?
おいおい……Aカウンターの前でキャンセル待ちの結果発表するって言うから待ってたのに
いつの間にか遅刻しそうな悪者扱いかい……
「石垣にご出発の●●様……」って館内放送で言われたら流石にアップグレードどころではない。
出発10分前に慌てて目の前の搭乗口に歩み寄ると
グラウンドスタッフがプレミアムクラスに空きが出ませんでした……と。
確かに機内に一番最後に乗り込むと
プレミアムクラスの8席は全て埋まってました。
席に着くと数分でプッシュバック開始。
定刻前の7:06でしたが、なんか出発を遅らせたような罪悪感……
あまり揉め事は好きではないので自分はしませんが
こういうのが餌みたいに生きてる人だったらどうなってるでしょう……
まあ、過ぎたことなんでどうでもいいですが
当日アップグレードは失敗に終わりました。
修行初回に洗礼を浴びたというか
当日アップグレードは簡単ではないというのは何となく肌で感じましたし
いい勉強になりました。
今回のことが当たり前で普通のことなのか
物凄い運の悪いエピソードなのか
今の自分にはまだわかりませんが……
実は伊丹空港から東や北に向けて飛んだことはありますが
南や西に飛んだのは生まれて初めてでちょっと新鮮でした。
日の出と共にSFC修行バタバタの初フライトは石垣に向けて。
さて……機内ですが搭乗率は3~4割ってとこでガラガラです。
修行僧時代を経て上級会員になられた先人達のブログでよく見かけてた
往復同一機材、同一スタッフのシチュエーションの気まずさというアレです。
おそらくですが……
自分の脳裏にあるのは帰りはそうなるであろうかと……
なるべく目立たないよう振る舞いますが
これだけガラガラだと限界があります……
というか、朝にチェックインカウンターで当日アップグレードの手続きをしてる時から
その意識は既にありました。
手続きするのに端末のモニターには往復のフライトの予定が出てるはずで
「こいつ、石垣で35分滞在でトンボ返りかい……」と思うはず。
修行僧バレバレです……
ひと目も気にせず淡々とやればいいといえばそうなんですが
羞恥心は完全には拭えません……
機内でも飲み物のサービスなどでCAさんと接する機会はどうしてもあるわけで
なるべく気配を消すよう窓の外を向いてますが
ガラガラですから、こんな時に限ってサービス満点……
飲み物のおかわりどうですか?
これが2回……
記憶に残ると後で恥ずかしいからそっとしといて………
トンボ返りの半日日帰りだから荷物は財布ぐらいで軽装
あ~~着替えと変装セット持ってきたらよかったな……と。
あとは飛行機が延着しないかどうか。
石垣の到達予定が10:05で
帰り便の出発は10:40ですから
滞在は定刻でも35分しかありません。
おそらく飯も食えないし何も出来ない。
遅れて到着すると危険ですが
同一機材、同一スタッフ……だと思うので複雑な心情。
とりあえず定刻に到着して到着口からロビーに出ると
目の前に先人達のブログで見てきたあの水槽が……
おお……これか……。
到着口のすぐ横には八重山そばとか気になるグルメが……
おお……食べたいが時間がない……。
オリオンビールでも飲みたいけど
帰り便は満席の上に窓側……水分は控えたい……。
CAさんの目にもつくし……
うん、何も出来ない。
とりあえずダメ元で当日アップグレードのキャンセル待ちの手続きだけしておきます。
2階に上がって写真、とりあえず外に出て写真。
ロビーは正月連休終盤で都会に帰る搭乗客で結構一杯。
写真にはあまり写ってないけど
カウンター付近やグルメを買って食べるテーブル
お土産屋など人が溢れてました。
ひと通り空港内を見て回ってタバコを吸うことを思い出し
空港内を見渡すものの見当たらず………
でも、地方空港は案外、喫煙所は外にあるもので
案の定、外にありました。
外はシトシトと小雨が降っていて
気温は20度近くあります。
緯度は台湾とか香港に近いですから冬とは思えない暖かさです。
で、タバコを吸いながら
当日アップグレードの整理券を眺めます。
カウンターのお姉さんに言われたのは
自分はキャンセル待ちの3番目だということ。
でも、整理券はBの1番目になってます。
つまり、自分と違う上のランクの
ダイヤモンドかプラチナメンバーが先にキャンセル待ちしてるか
運が良くても自分の下のランクの人がキャンセル待ちしてる状況。
正月連休終盤ですから意地でも乗って帰りたい人ばかりでしょうし
当日アップグレードの可能性はほぼ0という感じ。
そもそもキャンセル待ちするなら朝の伊丹で手続きしとけよ
って話しですが、先に書いたように
滞在35分でトンボ返りする寄行を
目の前のお姉さんに触れられたくない羞恥心から
切り出すことが出来なかったのですよ……
で、こちら石垣でも朝の伊丹と同じようなことになりました。
やはり出発15分前の10:25にカウンターでアップグレードの成否を発表すると。
しかも伊丹は保安検査を抜けて制限エリア内のカウンターで待つ形でしたが
石垣ではキャンセル待ち手続きをした
保安検査前のロビーのカウンターでということで
状況は伊丹より悪いわけで……
出発15分前までとりあえず待ちましたが
流石にその後に保安検査に時間を要することを考えると
もうアップグレードどころではない……
アップグレードの成否の案内もないし
カウンターに問い合わせようにもカウンターは長蛇の列で
もう諦めて保安検査の列に並ぶしかありませんでした。
保安検査の列で自分の前に並んでた方も修行僧っぽい感じで
「伊丹へご出発のお客様いらっしゃいますか?」というグラウンドスタッフの問いに一緒に反応してました。
ANAさんの都合も色々あると思うんですけど
言われた通りにしてるだけで他の人に迷惑かかってしまうので
当日アップグレードってやらない方がいいのかな……って思いました。
で、バタバタでしたが無事に搭乗しました。
キャンセルが出たら空いてるカウンターですぐに手続きすれぼ
当日アップグレードのキャンセル待ちしてる上級会員を出し抜けるということですが
カウンターに行列が出来てたり
プレミアムチェックインのカウンターがない地方空港では
ちょっと難しいですね……
で、帰り便……やはり同一機材、同一スタッフでした……
機内入り口ではCAさんに顔を見られないようにうつむいて搭乗しようとしましたが……「帰りもご一緒ですね」と……
あ~~素晴らしい記憶力………
恥ずかし過ぎる……
素早く窓側席に着席すると満席の機内で気配を消して
窓の外を見るように寝ようと思ってましたが諦めました……
というか、着席すると何だか笑えてきて
早く解脱したいなと。
往復5時間強お世話になった737をパシャりと伊丹空港にて。
この機材はこの後仙台行きになってました。
そんな感じで第1回のSFC修行を終えて
翌朝目覚めるとプレミアムポイントが加算されてました。
次回は番外編でスカイマークで来週仙台に行きます。