陸マイラーはろ♂馬とマイルと酒とメシ

2017年1月に陸マイラーを始めました。馬が大好きな普通のサラリーマンのブログです

シーリアは放牧


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シーリアは一旦放牧。

ここで我慢するか使うかで3歳秋以降の伸びシロが変わるんで

馬のためには良い選択です。

それにしても本当にルックスがお母さんに似てます……

 

3歳春のクラシックに無理して間に合わせようとして

怪我したり気持ちが潰れてしまう馬は多いですから。

現状でもオークスに出れるぐらいの感触はありますが

トライアルで権利を取れたとして

オークスで上位に来るにはちょっと足りない気はしてるので

春にあと2つ使って得るものと失うもののバランスを考えると

我慢して休ませるのが最良だろうと。

仮にオークスに出れたとしても

秋華賞に出るために手前で1つ叩くとなると

充電期間が十分取れないし調整は難しくなるので

万全な状態で使えるか不透明に。

 

ここで選択したように余力を残したまま休ませると

軽くリフレッシュして5月末か6月辺りに

負担のかからない下級条件のレースを使って

夏のうちに1000万下をクリア出来れば秋華賞に合わせやすい。

 

現状で感じる課題は2つ。

1つは、この血統の特徴である制御の難しさ。

デビュー当初は大人し過ぎるぐらいで

促さないと進んで行かない感じだったけど

ここのところは何とか制御は出来てる感じで

どうも血統の特徴が出始めてる。

馬に体力が付いて自信がつくに連れて

特徴が出てきたかなと。

今後はもっとそういう面が出てくるかもしれない。

もう1つは勝ち切るための武器がまだ弱い。

どのレースに出ても善戦は出来ると思います。

なので、ここでトライアルのレベルなら

使っても権利は取れるかなと思います。

ただ、頂上決戦になると明らかにパンチ不足は露呈するはず。

要は現状で速いペースでも持ちこたえるエンジンの強さはそれなりにあるけど

速い脚を要求された時に切れで劣る。

この現状の特性を川田は理解して

前回は早め仕掛けから初勝利に導いたわけですが

これでもデビュー戦から3つ負けた内容と比較しても

少し休ませて使った前回は格段に良くなったなと。

もう一段か二段は上がりそうな余地は感じるので

レース後に川田が評したように

まだトモが嵌まってないという表現は

正にこのことだと思います。

ラストの切れ、つまり速い脚の質と持続力が備わると

頂上決戦で勝ち負けのレベルに到達する。

 

今回の放牧の選択はトモの嵌まり待ち。

成長放牧。

ここで無理をすると成長の余地を潰したり

酷く負けて馬の気持ちが潰れたり。

まだ切れが今ひとつなので

下級条件でも勝ち切れない競馬になるかもしれませんが

走る度に、この「切れ」がどれぐらい増してきているのか

シーリアの今後のレースでは

そこが秋華賞で通用するかの目安になるかと。

少し幅が出てきましたし

それに伴ってフォームはどっしりしてきました。

まだ追ってからフワっとしますが

まだまだこれから良くなる。

 

おそらく秋華賞では

悪くても惑星ぐらいの扱いにはなってると思います。

 

 4/4 角居厩舎
4日は軽めの調整を行いました。「先週はありがとうございました。まだ成長途上の馬ですが、この段階でひとつ勝てたのは大きいですし、この馬の特徴をよく掴んでジョッキーがうまく乗ってくれたと思います。レース後は目立った疲れは見せていませんが、しっかりと仕上げてきた後でもありますから、無理をせずいったん放牧に出す予定です」(酒井助手)近日中にNFしがらきへ放牧に出る予定です。