帰国のためだけの渡航書を手に入れて
晴れやかにホテルで朝食。
その後はホテル近くにあるグランドバザールへ。
ここもセキュリティチェックがあって
中に入ると煌びやかな空間。
やたらと宝石屋が多くて自分には用無しの店ばかり💦
土産物屋も沢山あるんですが割高なのでこれまた用無し。
ちょっと歩いただけで退散💦
次はまた徒歩圏内のアヤソフィアに向かいます。
アヤソフィアに歩いて向かう途中もやたらと宝石屋ばかり💦
こんなに宝石屋ばっかりで共倒れにならないのかな……というぐらい。
で、アヤソフィアに着いたんですが
アヤソフィアに行くなら朝一番で開門直後がいいとネットに書いてあったんですが
観光バスが沢山止まっていて既にアヤソフィアの入り口は大行列💦
ちょっと困ったな……と思って周りを見渡すと
別のモスクがあって人が入っていたので
そちらを先に見学💦
祈る場所ではなくて何か王族の棺?みたいなのが並んでいて
普通のモスクじゃなさそう……
小さなモスクですぐに見終わったので
アヤソフィアの行列を眺めてどうするか悩んでると
日本語で話しかけてくる若者に遭遇。
日本語上手だね……って話してると
従兄弟がもっと日本語上手くて面白いんだよ。
近くで店やってるから寄ってみてよって言うので
怪しい流れだなと勘繰りながら
自分、そういうのは乗るタイプなんですよね💦
どんな騙しのテクニックなのか知りたくなる💦
でね、怪しいと思いながら着いて行ったら本当に面白かった。
アヤソフィアの近くに店があって
本当に日本語が上手な従兄弟が店にいて
小一時間ほど色んな話しをして実に有意義な時間でした💦
トルコではお客さんにはお茶を振る舞うのが当たり前で
怪しまずに飲んでってザクロティーを出してくれて
これが美味しかった💦
因みにザクロティーは美味しかったので空港でお土産に買って帰った💦
日本にはあまりガチで社会や経済の議論が出来る人っていないけど
37歳という若者は商売で何度も日本に来たことがあるという。
まず、絨毯の話しから始まったんですが
日本人にとってトルコと言えば何を思い浮かべますか?という質問に
開口一番、高い絨毯‼️って答えたんですが
でしょ‼️って言うんですね。
確かにバブル当時にトルコ商人は日本人にめちゃくちゃ高値で絨毯を売りつけて
それが飛ぶように売れたって暴露し始めたたんです💦
目利きが出来ない成金が値打ちもわからず
トルコ絨毯ってだけで原価が数万円、数十万円のものを何百万円、何千万円という値段で買いまくってたって言うんですね。
自分はそんな絨毯とか宝石には興味なかったし
トルコ絨毯ってだけで買わないよ💦って話しをして
ところで何でトルコってこんなに宝石屋が多いの?
共倒れにならないの?って質問したら
トルコ人はお金を貯蓄するんじゃなくて
余剰資金があるとお金じゃなく金製品を持って投資しておくのが普通なんだって言うんです。
だから宝石屋が多いんだって💦
ちょっと日本人の感覚ではわからなかった💦
で、投資の話しになったんだけど
話しをしていると為替、ゴールド、あと仮想通貨まで
本当に付け焼き刃ではなくしっかりとした認識を持っていて感心しました💦
でね、そういう投資のコミュニティにもしっかり参加していて
怪しいコミュニティではなくしっかりした知識人が講師として存在していて
その人が言うには一昨年のうちから去年のドル高をちゃんと察知していて
その講師が言うには今年2023年の末にはドル円は110円ぐらいまで戻るって
一昨年のうちに言ってたって言うんですね……
だからうちのコミュニティはそのように動く準備をしてるって。
いや、凄いね……って思いました💦
で、日本人って投資の話しをしてもわからない人が多くて現金を貯蓄してる人が多いって話すと
はろさん、職業は何ですか?って質問されたんですね。
正直に答えたんですが
あー……その業界だとそうかもしれないけど
今の日本人は実際そうでもないですよ……って言うんですね。
ちょっと他の業種はわからないんですが
実際はこの人のコミュニティでも日本人が沢山入ってきてるらしく
特にドクターとかお金持ちは結構投資に入ってきているという。
もう、現金持ってると危ないという認識が勉強してる人の間では当たり前になってるからだと。
意外とそうなんだ……って思った。
あと、帰りはスイス経由で帰るって話しをしたら
お金持ちってスイスの銀行にお金を逃すってイメージがあるでしょ?
でも、今は違うんだって💦
今はみんなジョージアに逃すのがお金持ちの普通なんだそうです。
へぇーっ……って話しでした。
やっぱり自分の殻から乗り出せば見えないものも見えるんだなと。
本当に小一時間、他にも色々と有意義な話しをして全部書けないんだけど
トルコ人のその人が日本を一番危惧してるのが少子化なんだって💦
なんであれだけ深刻なのに打開策を打たないし国民が黙ってるのか
少子化以外にも全てに他人事の日本の男性に問題があるんじゃない?って意見も頂戴しました💦
まあね……痛いところを指摘されて
最後に店内の商品のアピールもされまして
凄くいい素材のスカーフで18000円って言われて
高いからいい……って断りましたけど💦
でも、ウソじゃない前提で調べたら本物なら18000円でも全然安いモノでした。
18000円で買って転売したら儲かるよってことでしたけど。
でも、嗅覚の鋭い人はこうやって成功の糸口を掴むんだろうなって少し思いましたし
こうやって騙されるんだろうなって思いました💦
でも、その人が言うにはそういう疑いが先行するのが日本人の悪いところだと言ってました💦
絨毯の話しがあるのに……?
でも、裏表なく色んな話しを聞けたと思いますね。
実に楽しかった。
最後にアヤソフィアは21時まで見学出来るし
朝一番に行くのは良くないし間違った情報って教えてくれました。
一番いいのは夕方とか夜が人が少なくていいらしい。
あと、トプカプ宮殿見た方がいいよって。
助言に従ってアヤソフィアは夕方に見ることにして
フェリーに乗ってアジア側に渡ることにした。
イスタンブールはアジアとヨーロッパの分岐点ですから
アジアとヨーロッパを行き来してみようと。
フェリーは50円ぐらいで乗れますし
イスタンブールカードがあれば楽に乗れます。
アジア側のカドゥキョイに渡ってみたんですが
特に何もなくて観光地から離れた静かな居住区って感じでした。
なのでフェリーで戻ってガラタ橋を徒歩で渡って
タクシム広場側のカラキョイに行ってみます。
なんか船内禁煙って書いてるのに
タバコの匂いがするなぁ……って思ったら
船尾に行ったらみんなぷかぷかタバコ吸ってました💦
あ……自分は吸ってないですよ。
ここ、ガラタ橋の辺りって
ヨーロッパのビザンツ帝国の帝都コンスタンティノープルだった時代
10万のオスマン帝国軍率いるメフメト2世が包囲陥落させるまで
難攻不落で1000年持ち堪えたと言われます。
イスタンブールはアジアとヨーロッパの境目で
交通の要所で交易の中心でした。
ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国と約1600年帝都として存在して常に難攻不落。
メフメト2世はオスマン帝国の英雄でして
数々の武勇伝があります。
中でもビザンツ帝国のコンスタンティノープル陥落の艦隊の山越えは有名。
このガラタ橋の付近に海峡を船舶が通れないように鉄の鎖で海峡を封鎖していたビザンツ帝国は
メフメト2世の度肝を抜く戦法とビザンツ側の凡ミスで陥落します。
これを海峡を眺めてカラキョイ付近の地形を見ながら感慨に耽りました💦
ほほー、こちらの山の向こうを艦隊を陸送したのか……すげーなと。
まあ、全部書くと長くなるので
この動画を見てもらうと早いと思います💦
ガラタ橋は1kmぐらいの長さでしょうかね。
橋の下の部分は海鮮のレストランがずらっと並んでまして
客引きが激しいです💦
値段も観光価格で割高なので声をかけられてもフル無視で通過します。
橋の上はみんな釣り糸を垂らしてまして
見ていると豊漁でみんなたくさん釣ってました。
先に書いたように水質は綺麗なので
全然美味しく食べられる魚だと思います。
ガラタ橋を北に渡ってカラキョイ側は
道具屋筋みたいな地域になってます。
また、イスタンブール名物?の鯖サンドの店がたくさんあります。
残念ながらお目当ての店は休業だったんですけど
2つの店の鯖サンドを食べ比べてみました。
鯖サンドはパンで挟んだものかラップのものがあって
店によってはどちらか選択出来ます。
ちょっと中東3国目で
ずっとパンはかりだったのでラップがいいなと思ったので
どちらの店もラップをチョイスしました。
やっぱり店によってソースも具材も違いがあって
スパイシーなもの、カレー風味のもの
ソイソースのもの色々あります。
鯖、野菜、ラップとずっしり重くて
1本でお腹いっぱいになりますし完全食です。
鯖サンド……美味しいです。
店によって骨を抜いてくれてない店があるので要注意💦
ちょっとカラキョイ付近で電池切れになったので一旦ホテルにふらふらになって戻ります💦
ガラタ橋の北端にトウモロコシと栗の屋台があったので
トウモロコシも食べておこうと
鯖サンドとトウモロコシを買ってホテルに戻ります。
トウモロコシは塩を振っただけのシンプルな味で
日本では醤油を塗ったものが主流ですが
自分は日本の方が好きかな。
ちょっと横になって回復してから迷ったんですが
頑張ってアヤソフィアに行くことにしました。
アヤソフィアには18時頃行きました。
やはり夕方の方が人は少ないですね。
入場料は無料で靴を脱いで中に入ります。
今はイスラム教のモスクですが
中に入るとトルコのモスクらしく縛りが緩く自由です。
そもそもイスラエルではイスラム教の聖地である岩のドームの敷地にも入らなかったわけで
信仰している宗教、人種など関係なく中に入れるんだから寛大ですよね。
中は絨毯が敷いてあって子供が走り回ってたり
座り込んでる人や寝転がっている人、本当に自由に見学してます。
戒律が厳しい場所ではあり得ない光景だと思います。
体力的に余裕がなくてあまり動けなかったサウジアラビアでもモスクは信仰関係なく入れてくれるみたいですが
本当に国、地域によって縛りが全く違います。
このアヤソフィアは元々、ビザンツ帝国のコンスタンティノープルのキリスト教正教会大聖堂として建てられた歴史があります。
そこから微妙にカトリック大聖堂になり
その後、オスマン帝国のコンスタンティノープル陥落によってイスラム教モスクに変身して今の姿に……
これで現在に至るのではなく
キリスト教でもイスラム教でもない博物館として2020年の最近まで運営してきました。
が、現在のエルドアン大統領が2020年7月にイスラム教のモスクとすると宣言💦
なので現在はイスラム教のモスクになってます💦
まあ、外観は完全にモスクですよね💦
でもね、これって凄いことで
日本の大仏がある奈良の東大寺ってありますよね。
東大寺が教会になったり博物館になったりして
またお寺になるって話しで
ちょっと有り得ない歴史があるんです。
なので、現在はモスクなのに中の壁画にキリスト教の面影が残ってるんです💦
ちょっと最後の日の観光は体力を使い果たしたな……という感じで
トプカプ宮殿を見に行く余裕がなかったです💦
ホテルまで戻るのがやっと💦
なので晩飯も嫁にはケバブのテイクアウトで我慢してもらいました💦
ホテルまで戻る様子を動画にしてますので
良かったらどうぞ。