トルコの朝はゆっくり。
というのも日の出がちょっと遅いんですよね。
ホテルの朝食は品数も多くはなくシンプルなんですけど
まあ、あんまり朝からいらないのでシンプルぐらいでいい。
朝食後にフロントでスタッフの方に説明を受けました。
空港の警備関係とか色々連絡をしてくれたみたいですが
やっぱりパスポートは見つからない💦
ということで急いで帰国用の仮のパスポートを発行する手続きが必要になりました。
この日が2月8日で本来ならこの日1日でイスタンブールを回って翌日9日の朝の便で帰国の途という予定でしたが
この2月8日のたった1日だけで仮のパスポートが発行出来る保証がない💦
幸いなことに早朝4時に身内から戸籍謄本のデータが届いたんですが
時差6時間なので日本時間の10時にデータを送ってくれたということで最短の対応に感謝💦
領事館の人に、たった1日ではちょっと厳しいと思います……って言われてたんですけど
あとはパスポートサイズの写真と警察署の調書を取って
領事館の場所を調べて手続きに行くだけ……だと思う💦
領事館にもう一度連絡入れて
やっぱりパスポートが見つからないことと
今日の午後には必要なものを揃えて持って行くと伝えて了承を得ました。
スムーズに発行を進めるために戸籍謄本のデータをメールで送ってくれと言うので
すぐに送って、間違いなく届いたと折り返しを確認。
うん、ここまで出来る限りの最短💦
ということで写真屋と警察署へ。
あと、今日中に帰国用パスポートが発行出来ない場合
翌日の帰国予定が不可能になるので
ANAマイレージクラブに連絡して帰国予定を丸1日後ろの便に変更出来ないか確認。
幸いなことに空席があったので念の為に1日滞在を延長💦
ただし、念の為に更にもう1日延長して変更出来るか確認したところ空席がないらしく……💦
ということで今日中に発行出来なくても
最悪、明日発行出来れば帰れるという状況を確保。
ホテルも延泊が可能か確認したところ大丈夫でした💦
9時にはホテルを出て動き始めました。
警察署の場所を調べると路面電車で4つ西側にあるみたいなので
とりあえず路面電車で移動。
Googleマップで警察署の近くまで行って
それらしいのがあったので門の中で銃を持った警官にパスポートを無くしたので紛失届を提出して調書が欲しいと伝えると
ここじゃないから、あっちに進んで右に曲がってすぐ左に行けと言われたんですね。
わかりました、ありがとうと言って
言われた通りに向かうと
何かセキュリティゲートを通って役所みたいな所に着いたんです。
今思えば朝から結構必死だったんで
画像撮ったりする余裕もなくて画像もないんですけど
なんかトルコ人が通常にパスポート申請をして発行してもらう場所みたいでした💦
いや、俺、トルコ人じゃないし……
自分は日本人なんだけどパスポートを無くして再発行するのに警察署に行きたいと英語に翻訳して伝えると
スタッフはトルコ語しか通じない人で
近くにいたトルコ人男性が助けてくれました💦
トルコ語に翻訳して伝えてくれたんだけど
ここじゃないから隣の建物に行ってくれってことで
助けてくれたトルコ人男性がその場所まで連れて行ってくれたんですね。
で、言われた隣の建物に行ってまたトルコ語で銃を持った強そうな門番に用件を伝えてくれたんだけど
ここじゃないってまた言うんですね💦
助けてくれたトルコ人男性も
用事があるから手伝ってあげられるのはここまでだわ💦ってことてお礼を行って別れたんだけど
じゃあ、結局はどこに警察署があるの?ってことなんですね。
パスポートセンターみたいな建物の近くだったので
写真屋が複数あってパスポートサイズの写真2枚はここでゲット。
あとは警察署に行って調書だけ。
その後も道を歩く人に警察署どこ?って尋ねては
その通りに行くと警察署じゃなくて何か政府機関の建物だったり
政府機関の門番に警察署どこ?って尋ねると全然違うし
もう、途方に暮れてとりあえず流してるタクシーに乗ったんですね。
ここから一番近い警察署に行って欲しい……と。
そしたら警察署というか派出所みたいな所で降ろしてくれて
まあ、警察だから派出所でも大丈夫かな……と思ったら
日本の派出所と違って窓ガラスがないコンクリートの小屋に
頑丈な大きな鉄の扉というのがトルコの派出所なんですね。
だから外から中の様子は見えない。
で、入り口の頑丈な鉄の扉は鍵がかかってて開かない💦
日本の交番も留守の時がよくあるけど
とりあえずインターホンもないし扉を叩いてみた。
反応がないし、ここでダメならこの後どうする?って感じで正直イラっとしてたので
ガンガン叩いてみたら中から面倒臭そうに警官がやっと出てきたんですね💦
用件を伝えると、ここじゃ出来ないから
ここから一番近いバラットの警察署に行きなさいって言われたので
また流しのタクシーを捕まえてバラットの警察署まで行ってくれって💦
もう、この時は警察署に行ってくれたら多少金は払うって感じのヤケクソだったので
タクシーなら流しでボラれてもいいって思ってました💦
でも、悪質な流しのタクシーってあると思うんだけど
トルコのタクシーはほぼほぼメーターで走ってくれると流しのタクシーを捕まえまくって感じました。
⬆️⬆️⬆️の画像に載せたように
トルコのタクシーメーターってどの車も標準仕様で
ルームミラーに内蔵してるんですよ💦
なんか日本よりスマートでカッコいい。
で、散々たらい回しのように歩いたので
道すがらオスマン帝国時代の城壁や史跡、モスクも色々見ました💦
タクシーの運転手は警察署の前じゃなくて
結構適当な場所で降ろしてくれたんだけど
ちょっと入り組んだ路地の中に警察署があって
路地道を入るのが面倒だったんだろうな💦
適当な場所に止めて、あっちの方向に歩いて行ったらあるよってことで
指した方向に歩いても見当たらないので
歩き回ったら指した方向と全然違うし💦
前にパトカーが止まってるし多分ここで正解だろう……ということで
門番に用件を伝えたら、ようやく正解でした。
警察署のセキュリティゲートをくぐったのが
12時過ぎだったのでホテルを出て3時間以上
警察署を探して彷徨ったことになります💦
日本でそんなこと想像出来るでしょうか?
道端で警察署どこですか?って尋ねたら大体答えは同じですぐに辿り着くと思うんですけどね💦
でね、警察署の中に入ると
中東のどこかの国の観光客の先約がありました💦
順番に処理するから待っててと言われたんで様子を見てたんですが
4人家族で旅行に来てパスポートを無くしたらしく
同じように調書を取るために警察署に来てました。
ただ、落として警察署に着いてから心当たりに電話をかけまくっていて
領事館に連絡したりでかなり待たされました💦
小一時間ほど待たされてようやく用件を聞いて貰ったんですけど
調書は5分ほどで貰えました。
この時点でもう13時過ぎだったので急いで領事館に向かわないと
今日中の帰国用パスポート発行の可能性はどんどん下がります💦
またヤケクソで流しのタクシー拾って在イスタンブール日本国領事館に行ってくれと。
領事館からちょっと離れた場所からタクシー拾ったので
タクシーの運ちゃんはご機嫌の様子。
乗る時にどれぐらい料金がかかるか軽く交渉したんだけど
150リラってことで乗ったんだけど
ちゃんとメーター倒してたしメーターで135リラだったので、150リラ払ってまあ納得でした。
トルコのタクシーはメーターを使ってくれることがほとんどなので
逆に変に交渉しない方がいいのかもしれない💦
領事館の場所が高層ビルがたくさん立ち並ぶ場所で
イスタンブールの中でもオフィスが集中してる近代都市エリアにあるので
ご機嫌な運ちゃんが、ここのビルは有名だから見ておきな!みたいな案内してくれるんだけど
近代的なビルなら日本にもたくさんあるし見慣れてるので興味ないんですわ💦
そのビルが⬆️⬆️⬆️の画像……普通ですね。
在イスタンブール日本国領事館に到着。
時間は14時過ぎ。
領事館のHPには
■当館所在地は民間所有のビル(テクフェン・タワー)10階になります。テクフェン・タワーは、新市街地下鉄「レヴェント(Levent)」駅と「第4レヴェント(4.Levent)」駅の中間にある、上階部分が白で塗られている茶色の建物です。ビュユックデレ通り(Büyükdere Caddesi)沿いに「レヴェント」駅からは徒歩約10分、「第4レヴェント」駅からは徒歩約5分です。
と、書いてあります。
領事館って行ったことあります?
勿論、自分は初めてなんですが
海外では当たり前にビルに入る際にセキュリティチェックがあるんですが
建物に入ってまずレセプションで領事館にアポがあるか聞かれます。
パスポートを見せてと言われるんですが
無いからここに来てると言うと理解してもらえます💦
レセプションのチェックが終わると10階の在イスタンブール日本国領事館へアクセス出来る通行手形みたいなカードを受け取りまして
それを待って10階までエレベーターで上がります。
10階に到着すると屈強かつ紳士的な職員がゲートの前に立っていて
何の用事で来たのかなど少し質問されます。
レセプションで貰った通行証を渡して
首からかける通行証と交換してもらって
もう一度、10階にも存在するセキュリティチェックを通ります。
領事館への携帯電話、パソコン、タブレットなどモバイル端末の持ち込みは禁止で
セキュリティゲートにあるロッカーに預けて入室が許されます💦
扉の上に金色の日本の菊の紋章があって
日本国領事館‼️って感じでした。
お名前は伏せますが
電話で冷静に丁寧にサポートしてくれたマダムなんですが
話し方から頭がいいのは容易に想像出来るし
電話の声で想像してた通りの容姿の方でした💦
仮のパスポートの申請用紙に帰国便のeチケットなどの情報が必要だったので
預けてあるスマホが必要で
10階エレベーターのセキュリティロッカーにスマホを使いに行って
eチケットのデータをスマホで領事館のPCに送って
またスマホをロッカーに預けて入室するみたいな面倒なことになるんですけど
領事館のマダムのサポートがあって帰国用パスポートの即日発行が出来ました💦
帰国のためだけのペライチのラミネートされたものです。
有効期限も1週間💦
これでなんとか帰れます💦
でもねぇ……パスポートって過去の渡航の思い出が詰まってるもの。
イスラエルみたいにスタンプが別紙みたいな所もあるんだけど
ほとんど行った国のスタンプが押してあるし
レアだったり苦労して取ったビザもたくさん貼ってあったんですよね……
過去の記事で特殊なビザは画像で残してあると思うけど
やっぱり使用期限が切れたり失効しても思い出として残しておきたかった💦
インドとかエジプトとかちょっと風変わりだったんですよね。
でも、この帰国のための渡航書と書かれたパスポートも実はレアなんですよね💦
今までの思い出の記録と引き換えにゲットしたようなものです……
帰国用パスポートを即日発行出来て
ようやく気持ちに余裕が出来ました💦
即日発行出来なかった場合を想定して
念のために帰国便を1日遅らせたので
明日丸1日観光したり出来ます。
とりあえず今日は晩飯食べて寝るぐらいで
もう時間に追われてヤケクソで流しのタクシー拾うようなこともなく
正気に戻って領事館があるオフィス街からメトロでホテルに帰ることにしました。
領事館の前に大きな幹線があるんだけど
幹線に沿って歩けば大きな交差点辺りにメトロの駅があるだろうと思ったら案の定ありました。
メトロの看板も非常にわかりやすい。
イスタンブールカードがあれば入り口でタッチするだけで
あとは降りる駅だけ間違えなければ簡単。
路面電車とクロスしてる駅で降りて地上に上がったら
イスタンブールではよく見かける
トウモロコシと栗を炭焼きしてる屋台があったので
栗を買ってみることに。
これ、イスタンブールに行く前から調べてて
行ったら食べようと思ってたんですよ。
イスタンブールに着いてから街中で見かけてたけど
そんな余裕がなかったのでずっとスルーしてました。
だけど、ここにきてやっと……
ホテルに帰ってから食べたけど
日本では天津甘栗が普通ですよね。
イスタンブールのは素焼きなので甘さが添加されてなくて素朴。
大体、どこの屋台も100gを30リラで売ってます。
メトロの駅から近くに路面電車が走ってるはずなんだけど
路面電車が見当たらないんですね……
地図を見ながらこっちの方だろうと歩くんですが
イスタンブールって道がグネグネ曲がってるし
石壁とか史跡で遮られたりして
なかなか思った方向に素直に進まない💦
まあ、初めての土地なんで、歩いていて目新しくて飽きないんだけど
思った方向に行けず目的のものが一向に見つからないと疲れる💦
もう、タクシー拾うか……と諦めかけたとき
カランコロンと路面電車の音が何処かから聞こえてきた。
やっと路面電車の駅を見つけて
あとは数駅だけ乗ればホテルに到着。
ホテルに帰ったらホテルの人も凄く喜んでくれて
もう家族みたいだった💦
本当にこの日は1日疲れたました。
ホテル近くのケバブのレストランで晩飯。
嫁はお隣のマダムが飲んでいる白い泡立った飲み物が気になって
アレと同じのくださいと店員にオーダーしたところ
さっぱりして美味しいわよとマダムとお話しになってました。
で、ここのケバブ屋はなかなか美味かった。
中東3ヶ国回ってますけど共通点はヨーグルトですね。
どこの料理もヨーグルトが必ずといっていいぐらいついてる。
あと、いつも野菜はトマトとキューリが大量でマッシュルームが豊富なのかな?
店によって全然違うのでお気に入りを探すのも楽しいと思います。
帰国便を1日遅らせたので明日は丸1日フリーで
明後日の朝9時過ぎの便で帰国の途です。
1日では満足に回れないでしょうけど
最後の1日を楽しみたいと思います。