7日の午前中にイスタンブールに到着。
雲が分厚くて被災地を空から見ることは出来ませんでしたが
こんな大変な時期に訪問することが心苦しいのです……
そしてサウディアの飛行機でイスタンブールに乗り付けるというのは完全にアウェイ💦
イスタンブール空港はターキッシュエアラインの飛行機で埋め尽くされており
その光景は正に圧巻で、これぞオスマン帝国という感じ💦
オスマン帝国といえばこの音楽ジェッディンデデン。
自分は高校の世界史の授業でこれを初めて聞いたんですが
オスマン帝国の歴史は長く
西暦1300年頃が起源とされており
元々は現在のトルコより遥か東の遊牧民の族長程度でした。
その歴史は600年ほどで最盛期には
このジェッディンデデンを鳴らしながら進撃して
ジェッディンデデンが聞こえてくると周辺諸国は震え上がったと言います(そう世界史の先生が言ってたし調べたらそうみたいです)
何が凄いって色々凄いんですが
600年の歴史は徳川幕府より長いわけで
なんでそんなに栄光が続いたのか?です。
これまた少し宗教の話しになりますが
ですが、欧米で迫害され続けたユダヤ教に対して寛大で迫害をしなかったのが理由として1つあると思ってます。
ユダヤ人は財を成している人が多く
ユダヤ人を受け入れてきた国は迫害を始めるまで栄えるという史実が間違いなくあります。
別に自分はユダヤ教推しではないのですが確かにそれはあります。
オスマン帝国は税金さえ納めれば宗教に関して迫害を加えず受け入れてきました。
現在でもその国民性が見られてイスラム教であって戒律に厳しさはなく寛大なんです。
自分が今回、中東の旅で実際に見たかったのは正にそれで
そしてイスラム教でありながらイスラム教の戒律が緩く他宗教にも寛大なトルコ
この3つの国の国民性とか戒律の強弱から来る違いを見たかったんですね。
他人の考えを受け入れてハナから跳ねつけないその緩さ
オスマン帝国の根本にあるものと近隣の国を比べるのに丁度良かろうと。
そこに自分の現在の宗教観の一定の結論を見てみたいなと思ったんです。
イスタンブール空港は非常に綺麗で大きいです。
そして、アジアとヨーロッパの交差点という立地もあって
搭乗客の客層も欧米の白人も多いしアバヤを着た人も多くて本当に様々。
で、免税店でウィスキーの値段を3年ぶりに確認したんですが
やっぱり確実に物価が上がってるんだな……と思いました。
やっぱり全体的に倍ぐらいになってます。
そして、自分は注射未接種なので
帰国のために陰性証明が必要なんですね。
未接種者は渡航自体出来ませんでした。
だけど去年の頭ぐらいから世界的に緩和され
めちゃくちゃ遅れて日本でも未接種者も陰性証明があれば帰国が出来る、つまり渡航が出来るようになってきました。
ちょっと思い出しながらブログを書いてるので
追加で文章や画像、動画を書いてますから
中東の旅の記事は過去のものも急に文章や画像が追加されてたりしますが
世界中、とっくにパンデミックは終わってます。
動画がわかりやすいですが世界に出ると誰もマスクなんかしてません。
日本人は本当に自分で調べないし周回遅れで騙されてます。
まあ、このことは帰国時の記事でまた書くつもりですが。
でね、日本に接種証明がない未接種者が帰国する際
陰性証明が必要なんですが
陰性証明は帰国便に乗る72時間以内のものが必要です。
なので、陰性証明を取るためにイスタンブールで検査を受ける必要がありました。
事前の調べでイスタンブールの空港で1500円ぐらいの安価で取れるってことで
検査場に向かってみると……閑散としてます💦
検査を受けてるのは数人の日本人だけで
1人だけ中国人がいました。
おそらく2年ぐらい前はここもごった返していたと思いますが
今は検査会社が1つだけ稼働していて
他は全部閉まってます。
どういうことだかわかります?
もう世界中はパンデミックのパの字も言ってないんです。
この中東の旅の中で飛行機もバスも電車も一切マスクをしろと言われないし誰もしてません。
日本ではこれだけ世界一レベルでマスクをして注射をしても陽性者は世界一なんです。
何でだかわかりますか?
答えは1つしかありません。
検査結果は陰性で無事、陰性証明を取って帰国のための準備は整いました。
もし、何らかで陽性反応が出た場合
帰国出来なくなるし不覚にもこんな茶番でホッとしてしまいました💦
検査を受けるのも結果を受け取るのもパスポートが必要なんですが
これが後の旅行歴最大の悲劇を生むきっかけになります💦
なんか物々しい重装備に大量の荷物の団体さんがターミナルの端で集合してまして
もう、本当に世界各地からプロが集結していて
見ているだけでウルウル来ました💦
で、ですね……トルコに着いてから感じたのは
2月のトルコはめちゃくちゃ寒かった💦
風があったので余計に寒かったと思います。
体感で日本の札幌より寒いな……と思ったんですが
帰ってから緯度を正確に調べたら
札幌は北緯43°ぐらいでイスタンブールは北緯41°ぐらい。
なので札幌の方が北に位置するということなんですが
イスタンブールの方が寒く感じた💦
緯度だけなら日本で同じぐらいの緯度は函館ということになるんですが……
もしかしたらですが、冬の札幌って建物の中は暑いぐらいめちゃくちゃ暖房が効いてるので
そういうのが体感に影響してるかもしれません。
でね、それぐらい冬のトルコって寒いので
1月の阪神淡路大震災を経験した身としては被災地は大変だと容易に想像出来るんですよね……
災害派遣に向かってくれた隊員の方々も大変だと思います。
イスタンブール空港もターミナルの外に出れば灰皿があります。
検査結果が陰性で無事に帰宅出来ると安堵してタバコ吸ってました。
とても大きくて綺麗なイスタンブール空港なんですが
ちょっと喫煙者には不便なことがあります。
海外の空港にありがちなんですがターミナルの出入りにちょっと問題がありまして
インドみたいに一度入ると出られないというわけではないですが
1階の到着ロビー階から外に出ることが出来ますが
1階は外からターミナルには入れません。
つまり1階は出るだけの一方通行。
また、2階の出発ロビー階は外からターミナルに入れるけど
ターミナルから外には出られません。
つまり2階は入るだけの一方通行。
なので、外に出てタバコを吸いたい場合は1階から外に出て
吸い終わったら2階から入る必要があります。
これがちょっと不便💦
ターミナルの中、2階の出発ロビーの隅っこにTerraceと書かれた喫煙所がありますから
喫煙者はここをよく利用しています。
空港からホテルまでの移動はUberを使いました。
マッチング画面の価格の表示がいつもと違って○○リラという単純表示ではなく
350リラ〜500リラという幅を持たせた表示だったので
まあ、高い方の金額で考えてたらいいなと思ってました。
が、ホテルに到着してUberの通知でいくらクレジットカードから引き落とすよという値段を見ると600リラでした💦
うーん、なんかね……Uberって予約画面で大体の予定ルートと値段を表示してるんですが
乗車中も現在地を確認出来るので
だいぶん遠回りしてるなというのはわかりました。
まあ、市内の混む場所を避けてくれてるんだろうし
ほとんど高速道路区間なので高速料金が乗ったのかわからないけど
Uberでもこういうことがあってちょっとボラれたのかな……と思いましたね💦
運転手の評判もあんまり点数良くなかったし
ちょっと悪い運転手に当たったかもしれません💦
ホテル周辺は物凄く複雑に入り組んだ道で
めちゃくちゃ坂が多い。
なんかえらい場所に入ってるな……と思いながらホテルに到着。
ホテルに入ってハローと挨拶してチェックインする際に
パスポートの提出を求められて取り出そうとしたら……ない💦
パスポートがない💦💦💦
嫁のはあるけど自分のだけないんですよ💦
最後にパスポートを取り出したのは空港でPCR検査の結果を受け取った時……
そこでちゃんと2冊受け取って、嫁のショルダーバッグに入れたのを自分も見たんです。
その上からお菓子が入った袋を乗せてガードしてるのも見てました。
そこからタバコ吸ってタクシーに乗って……パスポートを触るシーンはない。
タクシーの中で揺れてカバンがひっくり返ることもなかったし……
どこかで巧妙に擦られたのか……
なんせ自分のだけないんですね💦
あれだけ焦ってる嫁の様子を見たのも久しぶりでした💦
いくら探しても記憶を辿ってもやっぱりない。
降りた後にUberの運転手に連絡を取れないので
Uberのカスタマーセンターに連絡して運転手に聞いてもらっても無いし
ホテルのスタッフが空港に聞いてくれたけど無い。
こじんまりしたホテルでスタッフも丁寧に親身に対応してくれました。
このままでは帰国出来ないし仕事も休むことになるので
すぐに対応して在イスタンブール日本国領事館に連絡を……と思ったんですが
時間は現地時間の夕方です。
ホテルのスタッフは冷静で
ここで慌てても仕方がないので翌朝また空港に聞いてあげるから
それで見つからなかったら対応を考えましょうと。
とりあえず部屋を案内されて
それでもパスポートの紛失手続きに何が必要なのかわからないので
領事館に連絡してみました。
すると、イスタンブールでパスポートの再発行まですると1週間ぐらいかかるので
帰国のためだけの仮のパスポートを発行するかの2択だということでした。
とりあえず翌朝また空港に確認してそれでも無ければお世話になることだけ伝えて
仮のパスポートを発行するのに何が必要なのかだけ聞いておきました💦
とりあえずパスポートサイズの顔写真2枚と
警察署に行って紛失届を提出して調書を貰うこと
あと、戸籍謄本が必要だと。
戸籍謄本は日本から送ってもらうと日数がかかるので
ひとまずデータを送ってもらって後日本編を郵送で大丈夫とのことでした。
とりあえず帰国が大幅に遅れるのは避けたいので
最悪のケースでも今のうちに出来ることはやって
最短で帰るということで
時間はイスタンブールで18時、日本時間で0時でしたけど
身内に翌朝一番で戸籍謄本のデータを送ってくれと無理を言いまして……
この時点でとりあえず出来ることはやったので
気になってたトルコ地震がどうなってるのか
帰国に影響があるかもしれないのでテレビをつけると
やっぱり国難級の災害のようで24時間態勢で報道やってましたね。
領事館に連絡したり身内に連絡したりで19時ぐらいになりました。
翌朝、空港に連絡して見つからない場合には
ちょっと面倒な手続きをしないといけないし
普通に考えてその確率の方が高いので
焦っても仕方ないけど気持ちは落ち着かない💦
気が張っていて腹が減ってるのか何だかわからないけど
晩飯の時間なので気晴らしを兼ねて外に食べに出ようと。
今回お世話になったホテルはこじんまりした古びたホテルだけど
最近リフォームした感じで部屋は水回りも含めて綺麗なんですね。
無駄に広くもなく狭くもなく丁度いいし
タバコを吸うために喫煙希望とリクエストして
尚且つ喫煙NGが当たり前なので予約時にテラス付きの部屋にしてたけど
部屋で吸っていいのか灰皿をテーブルに置いてくれてた💦
壁紙とか内装が新しいし、ちょっと気が引けたので
タバコはテラスに出て吸ってましたけど
外に出て吸ってると雪が舞ってるし寒かった💦
でね、気持ちは晴れないんだけど
ホテルから外に出るとすぐに賑やかな通りがあって徒歩2〜3分のところに路面電車の駅があります。
駅の横にはモスクが2つあって
もう空気感がすごいトルコに来たって感じなんですよね。
トルコ料理の店がそこら辺にいくらでもあるし
トルコのお菓子屋とか雑貨、スーパー
ホテルの外に出れば何でもある。
外に出てわかったけどロケーションが抜群にいい。
トラブルが無ければもっと、うわーってなったんだろうけど💦
晩飯はホテルを出て10秒歩いたところで
近くのトルコ料理屋の呼び込みに猛烈にプッシュされて
一旦振り切ったんだけど周囲を歩いてみて
結局、何がいいのかわからなくなって
呼び込みされた店に入ったんですが
事前に食べたいと思っていたイスケンデルケバブってのがメニューにあったんですね。
それが決め手でした💦
イスケンデルケバブと豆のスープとミックスサラダをオーダーしたんですけど
なんか特別に感動したとかはなくて
トルコの街の食堂って感じでしたね💦
店員の女の子も愛想悪かったし💦