中国の党大会で様々なルールが書き換えられ
キンペーさんが続投になりまして
かなりきな臭くなりました。
元々、共産党は一枚岩ではなく所謂2つの勢力に分かれてました。
まあ、今でもそうですが党大会が終わって表に出てきたのはキンペーさんへのイエスマンで固められたわけです。
わかりやすく言いますとキンペーさんは悪名高い毛沢東を崇拝してます。
その毛沢東と言えばソ連のスターリンを崇拝しており大躍進政策や文化大革命など
とんでもない愚策で国民を苦しめました。
普通なら反面教師にするのがスターリンや毛沢東なはずなのですが
それを崇拝する思想がどうやって生まれるのか理解が出来ません💦
盗人にも5分の理があるというように
悪行をする人にもそれなりの正義がその人にはあるはずで
それをまともな感覚で理解するのは難しいですが
少なくともスターリンも毛沢東も共産主義という新しいスタイルの国を立ち上げる革命をした人という共通点はあります。
以前に何度か述べたことがありますが
共産主義にも百歩譲って理はあると申し上げてきました。
というのは人というのは自分で考えて生きるのが面倒でどこかで支配されるのを求めている性質があると思うからです。
正に今の日本ですね……💦
共産主義の良い点は正しい道徳観を持った有能な完璧な指導者が統治することで国民を幸せに導くことですが
自分の知る限りそんな指導者は見たことがありません💦
今回の党人事で鮮明になったのは
完全にキンペーの独裁が強まったということですね。
党大会で胡錦濤が強制退席させられたのは
誰の目にも独裁を予感させるものですが
実際に人事を見ても能力の低い者でも
自分の言うことをきくイエスマンなら引き上げる姿勢が顕著なんですね。
中国共産党の後継者選びにはルールがあって
最長でも2期10年で次の後継者が決まってその次の後継者を指名して退くというものがあります。
キンペーさんの前の指導者は党大会を強制退席させられた胡錦濤であって
なので、党大会の終盤、人事の発表を前に強制退席させられたことは
キンペーさんの独裁を止める最後の芽を摘んだ形になります。
次の指導者の鄧小平が立て直してきました。
鄧小平は香港の上にあるハイテク都市深圳を作り上げるなど近代化と発展させた功労者で
これを元に集う今の上海幇があり
上海と北京は人事的にもライバル関係にあります。
今回の人事では上海を排除する傾向が見られるんですね。
蔡奇は無能で人望がないと有名ですし
李強は周りが反対する中、キンペーの言いつけを忠実に守って上海をロックダウンした立役者💦
何故、上海なの?というのは北京と相対する勢力がそこにあるということで腑に落ちるかと思います。
要するにキンペーに逆らうだとか自分の立場を脅かすほどの成長を遂げたアリババのように
危険視されると潰そうとしてくるのが今の中国共産党体制だと言えるでしょうし
正に悪政を振るった毛沢東の再来と言えるんじゃないでしょうかね……
その末路がどうなるかは想像に易いと言えますね💦
おそらく悪名を後世に残してロクな最後にならないでしょう。
そして、向こう5年続くのかはわかりませんが
懸念されるのが台湾侵攻です。
周囲をイエスマンで固めて3期目を勝ち取った彼が何処に目を向けるかというと台湾だと思います。
この問題はやるのかやらないのかではなく
どのタイミングでやるのかということだと思います。
平和ボケしている日本人にはわからないでしょうが
これはキンペーの念願です。
逆らうものは潰す人です。
世界で何が起こっているのかを冷静に見ると
台湾侵攻の好機であることに間違いないです。
バイ爺の悪政で世界的に物不足で物価高
エネルギーは供給不足になってアメリカをはじめ石油備蓄は半減
武器、弾薬はウクライナに供給してしまって主要国の戦備は不足
イギリスは首相交代で混乱状態
かなり世界は混乱してるんです。
例えば今、世界のどこかで有事があっても
大統領が1人の決断で軍は動かせません。
議会の承認があってはじめて軍は動くんです。
主要国が混乱している今
自分がキンペーさんで台湾侵攻するなら11月にやると思いますね💦
ただ、強襲揚陸艦が足りないとか
台湾はそれなりに兵器を持ってるので覚悟は必要で簡単ではないですが……
日本への物資の供給は一旦止まります。
寒くなる時期です。
リアルに何が身の回りから無くなるのか想像して備えて損はないです。