陸マイラーはろ♂馬とマイルと酒とメシ

2017年1月に陸マイラーを始めました。馬が大好きな普通のサラリーマンのブログです

2023中東の旅その2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:carrothalo:20230202155256j:image

f:id:carrothalo:20230202155305j:image

f:id:carrothalo:20230202155314j:image

f:id:carrothalo:20230202155330j:image

f:id:carrothalo:20230202155341j:image

2日目の朝は昨日の雨で路面は濡れているものの晴れ。

部屋は禁煙なので外ならタバコ天国ということで

外に出て寝覚めのひとふかし。

ホテルは旧市街から近いので午前中に回るとして

まずは朝食。

バイキング方式だけどメニューは簡素で

パンと塩分の少ないチーズ

パンに塗って食べるヨーグルトと茹でたまご。

あと、ジュースと紅茶、コーヒー。

実に健康的💦

でもサラダはない💦

まあ、朝なんでこれで充分。

茹でたまごの黄味の色が心なしか薄いような気もする……

こっちのたまごってそうなのかな。

ホテルのFREE Wi-Fiのパスワードは1234567890💦

セキュリティ低過ぎ💦

 

f:id:carrothalo:20230202155356j:image

朝食後に散歩がてらホテル周辺を散歩して

周囲に何があるのかをチェック。

イスラエルというのはコンビニが基本ないんだけど

個人商店みたいな店がポツポツとあります。

この雰囲気はインドと似ている💦

探せばありそうだけど身近な範囲ではアルコールは置いてないようで

ノンアルコールが少し置いてありました。

やっぱり物価は全体的に日本の倍ぐらいの感じで

商品によっては安いなと思うものもある。

ナッツ類が安い感じかな。

 

f:id:carrothalo:20230202202209j:image

f:id:carrothalo:20230202202140j:image

f:id:carrothalo:20230202202105j:image

ホテルを出て旧市街に歩いて向かうことにしました。

旧市街はグルっと城壁に囲まれてます。

建物はほぼ石造りで半端ない歴史を感じます。

観光地でもあって場所によっては人の往来が多いですが

一歩裏通りに入ると静かで誰も歩いていない場所の方が多いです。

で、やはり目に付くのが旧市街の中にもセキュリティチェックがあちこちに点在していること。

⬆️⬆️⬆️の画像にも見られるように

セキュリティチェックでは本物の銃を持った兵士が手荷物のX線検査をしています。

石壁ばかりで迷路のようになった旧市街では道がわからなくなったりするんですが

そこら中に歩いている武装した兵士に道を尋ねると

結構な確率で地方から来てるので道はわからない……と言われます💦

おそらく交代制でイスラエルの各地から出張で任務されてるんだと思います。

そんなわけで

ここから先はユダヤ人しか入れないとか

ここから先はイスラム教徒しか入れないとか細かいルールがあって本当に複雑。

人種や宗教によって正に差別が生まれていて

その土地に踏み入れることすら許されない……

ここイスラエルユダヤ教キリスト教イスラム教の聖地がある世界でも例が見られない特殊な土地柄

近年、第一次大戦時のイギリスの三枚舌外交などで混乱が生じ

当時この一帯を支配していたオスマン帝国崩壊から世界で最も土地の奪い合いが起こっている場所です。

歴史を学ぶと世界の構図はいつの時代もそうですが

大国の欲で地政学的に利用されやすい地域は利用され

代理戦争などの形で善良な市民が巻き込まれます。

今のウクライナ紛争などが正にそれです。

自分がイスラエルで見たかったのはリアルタイムで進行している差別の現状だったり

どちらが正しいとか間違っているとか結論を求めるのではなく

とにかくその場所に行って起こっていることを自分の目で見て色々感じて

先に起こることの判断の材料にしたいということなんですね。

なので世界遺産を見るとかは二の次なんです。

なかなかそこは日本人には理解されませんけどね💦

まあ、そんな話しを交えながらここから先の記事もどうぞ。

 

f:id:carrothalo:20230202202330j:image

f:id:carrothalo:20230202202405j:image

f:id:carrothalo:20230202202446j:image

f:id:carrothalo:20230202202346j:image

f:id:carrothalo:20230202202524j:image

こちらはユダヤ教徒の聖地

嘆きの壁です。

ユダヤ教ってどういうものだか理解している日本人ってほとんどいないと思います。

めちゃくちゃ簡単に言うと

キリスト教の元にあるのがユダヤ教

ユダヤ教の教典は旧約聖書で、その神はヤハウェ

ヤハウェのみを神とします。

キリスト教預言者エスキリストもユダヤ教徒ユダヤ人です。

ただ、ユダヤ教は戒律が厳しく

戒律に縛られるのではなく神を信じれば皆救われると説いていたのがイエスキリストで

その行為が異端児とされて十字架に磔にされて殺されます。

そのイエスキリストを預言者として始まったのが新約聖書を経典とするキリスト教

その後にムハンマド預言者とするイスラム教が始まりますが

ユダヤ教は経典を旧約聖書のみとし

キリスト教イスラム教も認めません。

ユダヤ教ヤハウェのみが唯一神一神教です。

キリスト教ユダヤ教は認めるものの後発のイスラム教は認めず

イスラム教はユダヤ教キリスト教も認めるという具合いです。

タルムードという成功のバイブルがユダヤ教にはあり

今の世界を牛耳るのが頂点のユダヤ人、ユダヤマネーであり

世界各地で迫害から逃れながら貸金業で生計を立てて

今の地位を確立して行きました。

古代あった神殿が壊された壁の一部が今でも残り

それが嘆きの壁と言われてユダヤ教の聖地として現存しています。

この壁は2000年以上前の神殿の壁でユダヤ人はここを訪れて泣きながら祈る光景が見られます。

嘆きの壁の巡礼は宗教を問わず

自分のような他信教の者でも拒まず

入り口でキッパという帽子のようなものを無料で借りて

頭に乗せて祈ることが許されています。

ユダヤ人の特徴は黒いスーツに黒いシルクハット

もみあげから長い髭を蓄えているのでひと目でわかります。

壁に向かって椅子に座って佇む人が印象的で

壁の隙間に願い事を書いた紙を挟んでみんな祈ってます。

勿論、自分も世界平和をお願いしました。

 

f:id:carrothalo:20230202202558j:image

f:id:carrothalo:20230202202623j:image

f:id:carrothalo:20230202202645j:image

f:id:carrothalo:20230202202702j:image

f:id:carrothalo:20230202202716j:image

嘆きの壁を巡礼するにはやはりセキュリティゲートをくぐる必要がありますが

そう厳しいセキュリティではなく

メトロに乗る前のセキュリティと同じレベルでした。

巡礼が終わって少し緊張の糸が切れたのか

どっと疲れが出てきて石畳の静かな通りに

ひっそりとカフェがあったのでミントティーを。

水タバコも提供されてました。

当たり前に灰皿も出してくれてホッとひと息。

基本的に木造ではなく石造りのものが多いので

火の気に寛容なんでしょうかね。

 

f:id:carrothalo:20230202202737j:image

f:id:carrothalo:20230202202752j:image

f:id:carrothalo:20230202202815j:image

f:id:carrothalo:20230202202826j:image

f:id:carrothalo:20230202202853j:image

f:id:carrothalo:20230202202915j:image

f:id:carrothalo:20230202202934j:image

f:id:carrothalo:20230202202951j:image

f:id:carrothalo:20230202203030j:image

f:id:carrothalo:20230202203121j:image

f:id:carrothalo:20230202203134j:image

f:id:carrothalo:20230202203157j:image

f:id:carrothalo:20230202203220j:image

続いて訪れたのはキリスト教の聖地である聖墳墓教会

キリストが磔の十字架から外されて石の台座に置かれた場所。

その台座に信者は額を当てたり手で触れて祈っています。

外観は古代の質素さがありながら内観はまた違ったものがあります。

ユダヤ人であるキリストの迫害がこの地であり

キリストの教えが犯罪であるように処刑が行われたわけですが

その後の歴史を見てもキリスト教は世界を席巻して

ヨーロッパからこの地に向けて十字軍が送られて

何の意味があるのかわからなくなるぐらい

グダグダになりながら略奪や虐殺を行ったキリスト教……

また、ヒトラーホロコーストに見られるように

ユダヤ人の迫害は近年でも続いて

その歴史は凄惨を極めました。

このように宗教とか人種の差別は摩擦や争いを生んで

宗教というのは人をより良い方向に導くためのものなのに争いや罪を生む……

宗教の性質は大きく2つに分かれていると思います。

それは一神教多神教の違い。

エルサレムの地を聖地とするユダヤ教キリスト教イスラム教は一神教であって

それぞれ唯一神を持ちます。

一神教は他を基本的に認めませんからそこに争いの火種があります。

その点、多神教は他の神に寛容ですから。

現代人はまた許すということが出来なくなっていると思うんですね。

相手がどうしてそういうことをするのか

争いや失敗をしても真実を聞こうともせずイメージで決めつけることが横行してます。

どうしてそうなったのか?

それは歴史や経緯をしっかり調べて理解しなければ正しい答えに辿り着けず曲がってしまうわけです。

子供が喧嘩したり会社でトラブルがあった時

事情を知ろうともせず頭ごなしになりがちじゃないでしょうか?

大局で世界の情勢を理解しようとする時

その歴史を知らないと見解は曲がってしまいます。

それが西側が正しいとしか伝えない西側諸国のメディアの操作なんですよね。

 

自分はキリスト教を嫌っているわけではありません。

教義自体はどの宗教も良いと思いますから。

でも、宗教の観点から歴史を見る時

その行き過ぎた熱狂が間違った方向に人を誘導して争いまで生んでしまうわけで

そこに政治と宗教を分離するという政教分離の思想は生まれてきました。

その根源にあるのがキリスト教の歴史だと今のところ思っているし

何か都合の悪い歴史は隠そうとしている感がどうしても拭えないんですね。

バチカン教皇はお金や権力に貪欲な歴史もある。

宗教というのは元々そういう側面があって

それで成り立つ部分も大きいと思いますが

何にしろ騙されて煽動されるのが市民なんです。

どんなことでも行き過ぎは悪を生み出しますからね。

勢いのまま次はイスラム教の聖地である岩のドームに向かったんですが

セキュリティゲートでムスリム以外は入れないと止められまして……

別のルートから別のセキュリティゲートを通ろうとしてもダメで……この日は断念💦

 

f:id:carrothalo:20230202203247j:image

f:id:carrothalo:20230202203301j:image

f:id:carrothalo:20230202203328j:image

f:id:carrothalo:20230202203337j:image

f:id:carrothalo:20230202203353j:image

旧市街をウロウロしてダマスカス門。

結構歩いたところで流石に電池切れ💦

ちょっと休んだ方がいいしホテルに戻ることに。

それにしても貧富の差が激しいようで

道端には老婆の物乞いが目立ちましたね……

イスラエルってあんまりそんなイメージがなかったんですけど

旧市街では今まで行った国の中でも

インドと同じぐらいの頻度で物乞いに声を掛けられました……

こういうことも行ってみないとわからないもので

イスラエルの光と影と言いますか

影の部分も多く見られましたね……

まあまあ腹も減っていたのでイスラエル料理のシュワルマを食べようと店を探して回ったんですが

やっぱり物価が高い💦

値段の表記も曖昧で怪しいので……

 

f:id:carrothalo:20230202203410j:image

f:id:carrothalo:20230202203423j:image

f:id:carrothalo:20230202203430j:image

結局、何も食べずに色んなものをテイクアウトして

ホテルで食べようと見ていたんですが

⬆️⬆️⬆️のイチゴ……日本で売ってるもののひと回り大きいパックでしたけど

八百屋の人に値段いくら?って聞いたら1パックで2000円ぐらいでした💦

ちょっとビタミンも不足してるなと思ったので補給を考えたんですけど勿論断念💦

とりあえず商店で飲み物とお菓子を少々……

⬆️⬆️⬆️の画像で大体500円ぐらいでした。

ホテルは旧市街に近くて

観光バスも路線バスも沢山走ってましてどれも結構大型。

たまに連結バスも走っている。

 

f:id:carrothalo:20230203231824j:image

f:id:carrothalo:20230203231847j:image

f:id:carrothalo:20230203231902j:image

f:id:carrothalo:20230203231914j:image

夕方からは完全オフにして

嫁がホテル近くの店でピタで挟んだケバブケバブのラップを買ってきてくれました。

値段は1つ1000円ぐらい。

中身はビーフケバブと大量の野菜でずっしり重い💦

めちゃくちゃ美味しくて満足だったし

久しぶりに温かいものを食べて幸せでした💦

夜でも女性1人で出歩く人は多いし

全然安全だと言ってましたし

ケバブ置いてまた1人で出かけてドーナツを買って食べてましたね💦

それぐらいイスラエルは治安はいいです。