昨日は天皇賞秋でした。
ここ数年、全く競馬を見ていなかったので
最近の古馬ってどんなお馬さんが走っているのか
ちょっと気になって珍しくLIVEでグリーンチャンネルを見たんですね。
つーか、数年ずっと見てないのにグリーンチャンネルは契約したままだったんだな……と
今更ながら思ったんですが💦
まあ、成績だけ見てもイクイノックスってのが
強いんだなというのはわかるんですが
種牡馬の勢力図は完全にわからなくなってるし
騎手は若手が上位に食い込んできてますね……と。
レースが始まって1000m通過が57.7秒。
イクイノックスは好位。
速い1000m通過にスタンドがどよめいたのがテレビでも伝わったんですが
馬場は良さそうだけどかなり自信持ってるんだな……と思った。
このペースでも4角はみんな手応え良さそうに回ってたし
相当、馬場はいいんだろうと思いました。
逃げ馬は止まりそうにないし
後半を1分ちょうどで回っても1分57秒台。
自分がまだ見ていた数年前でも
天皇賞秋の走破時計は56秒台後半から57秒台だと記憶してるので
勝ち負けのラインは後半59秒ぐらいで
レースラップの前後半のバランスからして
ややハイペースなんだろうと1000m通過の時に思ってレースを見てました。
まあね……天皇賞秋を強い馬が強い競馬で勝つ時の展開が
絶好の好位抜け出しなんですが
それをそのまんま見たというレースでした。
久しぶりにレースラップから紐解いてみます。
12.4 - 11.0 - 11.5 - 11.4 - 11.4
11.4 - 11.4 - 11.6 - 11.4 - 11.7
57.7-57.5 1.55.2
これが昨日の天皇賞秋のレースラップで
前後半に分けたものです。
レースを見たまんま勝ったイクイノックスは後半も垂れてないし
これで道中、脚を溜めてたのがわかります。
ラスト2ハロンを無かったものとして
安田記念に置き換えるという乱暴なことをしてみると1.32.1。
流石に安田記念のマイル適性ほどのスピードを示したことは証明出来ないけど
このペースでも好位で楽について回っていたし
もう一段ペースが早くても、中段ぐらいに下げて
ラストで上げるギアは持ってそうだと思える内容で
究極のスピードの持続力でした。
お父さんはキタサンブラックで
まあ、一回り強いお馬さんが息子を出てきたもんだな……と。
2着と3着は共にディープインパクト産で
この究極のスピードの持続力戦で他の人気馬をねじ伏せたのは老舗の血の力だなと思わされました。
競馬って色んな適性を試されるものですから
今回のような究極のスピードの持続力を試された展開になると
人気を背負っても脱落してしまうお馬さんが居る中で
圧倒的な強さを見せたイクイノックスは
成績だけで見てると他の人気馬と紙一重のように見えても
ちょっと現役の中では次元が違うんだろうなと
思わされる内容でした。
調子が悪いか走ることに飽きる以外では
隙を見せることがないのではないかな。
結構渋い血統だと思ってたキタサンブラックから
こんな凄いお馬さんが出てくるって
キタサンブラックは只者ではなかったんだと
改めて思い知らされる今年の天皇賞秋でした。