今年もまたこの季節がやってきました。
8月6日は日本の傷跡。
平和なのかそうでないのかわからなくなるような
色々なことが燻っている昨今ですけど
戦時と比較すれば爆弾は落ちてこないし食べ物は捨てられているほどあるし
明らかに平和だと言えると思います。
その傷跡は体験者が減ってどんどん風化してますけど
ちゃんと検証して語り継ぎ、刻まないと
何の傷跡なのかわからなくなっては痛みは無駄になるわけですね。
もう既にわからなくなっているから
訳のわからない外交はするし
国民はオールドメディアに煽られていても気付かない。
命を賭して色々な方面で色々な力と戦った人のことを思うと
しっかりとした歴史認識は持って
簡単に騙されない人にならないといけない。
6日に広島に落とされたのはウラン型のリトルボーイ
9日に長崎に落とされたのはプルトニウム型のファットマン。
1発だけで充分なのに何故2発だったのか。
これは月日が経過して最近ようやく機密解除された資料が開示されてまして
機密解除といっても当然、黒塗りされたものですけど
その黒塗りされたものでさえも充分にマンハッタン計画が酷いものだったのかが推察されるんですね。
2発の原爆が投下されてすぐ
10日にホワイトハウスでトルーマンがその非人道性を認識したという記述が残ってます。
また、そんな中でも同日には3発目は17日以降に投下が可能であり
19日に東京に落とすことをトルーマンは考えているという記録が残ってます。
本土上陸作戦前に2〜3発まとめて落とす構想や
10月までに10発ほど落とす構想までの記載もあります。
14日にポツダム宣言を受諾したことで3発目の投下はなかったわけですが
その非人道性は目を覆いたくなるもので
公文書にもハッキリと『日本国民』に対して使用すると記載されて
それは広島の原爆資料館にも展示されています。
ウクライナの戦争でオールドメディアは
ロシアは国際法違反だと叫んでいる訳の分からない論者が話しているものを流しますが
そもそも国際法って何ですか？と論者に対して問いたい。
国際法という明文化されたものにロシアの侵攻は
ドンバス地方のロシア人がドローンでの無差別攻撃をされたり
虐殺が繰り返し行われていたのでグレー。
国際法という成文は無いし結構アバウトな内容ですが
国連憲章など他のものに準拠しているものです。
だから国際法って言葉を使う論者は沢山いますが
国際法って何か説明しなさいと言えば
説明出来る人ってまずいないはずです。
ですが、国連憲章などその内容を見てみるとわかりますが
過去にアメリカがやってきたことの多くは
彼らが叫ぶ国際法違反に該当するんです。
軍人同士の殺し合いではなく民間人を無差別殺戮する原爆の都市部への投下は勿論、国際法違反ですし
核開発をしているとして攻め込んだイラク戦争も
実際に調べると痕跡はなく国際法違反。
アメリカのリビアへの武力攻撃も生物兵器を開発しているとされてのものですが
実際にはなくて国際法違反。
アメリカのアフガニスタンへの侵攻もユーゴスラビアの侵攻も国際法違反なんです。
オールドメディアで国際法違反を叫んでいる論者ってどういう認識なのか
それを問い正すその場にいる論者もいないどころか
素人のタレントが同調したりしてる様は本当に気持ち悪いし見てられない……
その番組を見る視聴者も影響を受けてる。
日本じゃなくウクライナの話しになりますが
ウクライナとロシアの間では2014年にミンスク合意がありました。
ウクライナとロシアの他にドイツとフランスが入っての合意です。
去年だったか当時のドイツ首相だったメルケルさんが暴露しましたが
日本ではほとんど報じられてません。
あれはプーチンを嵌めた罠だった……と。
それはさて置き、ミンスク合意の経緯は
今のドンバス地方と同じ状況でロシア人が多い地域。
ウクライナからの酷い仕打ちが続く中でロシアが武力介入したわけですが
クリミア半島はウクライナの前はタタール人が住んでいる地域でした。
なので体制は違えどロシアに対して少なからず恨みがある地域です。
ソ連時代にソ連からの移民が入り民族が入り乱れましたから世論も複雑です。
なので、住民投票が行われた結果
ソ連時代の恨みはあるけどウクライナ政府の腐敗や弾圧よりロシアに守って欲しいと
今回のドンバス地方でも似たような経緯があって
ウクライナからの虐殺も度重なり
ドンバス地方の住民がロシアに助けを求めたんですね。
同じく住民投票が行われてロシア併合が多数を占めて
問題に発展すると予測して難色を示していたプーチンも最終的に折れて了承。
その後、具体的に言えば開戦の前年10月23日にドンバス地方でウクライナからのドローン攻撃がありました。
ロシア系住民の虐殺と嘆願を受けて
ロシアでは話し合いが行われ
ロシアは国境線に10万のロシア兵を送り状況の改善を待ちました。
そんな中、ゼレンスキーは2月19日のミュンヘンのヨーロッパ安全保障会議で
ブダペスト覚書の再協議を提案しました。
ブダペスト覚書というのはソ連時代にソ連の核兵器はウクライナにありましたが
ウクライナでは管理が出来ないということで
新体制のロシアが引き取るということが国際会議で決まったものです。
この覚書の再協議を提案するということは
ロシアの核をウクライナに戻せということです。
これにロシアは即座に反応して19日の夜のうちに会議を開き
24日の侵攻を決めます。
これに驚いたフランスとドイツはウクライナとロシアに話し合いを持ちかけ
プーチンは応じる構えでしたがゼレンスキーが拒否をします。
24日の侵攻の朝になってロシアは侵攻直前。
ようやくロシアが本気だと悟ったゼレンスキーは話し合いに応じる構えを見せましたが
時既に遅くロシアの侵攻は止まりませんでした。
ロシア系住民の虐殺を繰り返し
核を持たせろと主張していたウクライナ。
リアルに想像して欲しいんですが
自国の過激派に周りの人が殺される
いつ殺されるかわからない状況で同じ民族であり隣国のプーチンに助けを求める。
ロシアにとって元は自国民だったウクライナですが
ウクライナの問題だからと最初は干渉しない姿勢だったプーチン。
やめろと言ってもやめない。
その上に核まで持たせろと言う隣国。
挑発の限りを尽くして隣人が銃を保有しようとしたら
普通は警察に相談しますよね……
警察はここでは国連に当たりますが
もう、自分で危ない隣人に対応するしかないですよね。
こんな状況の中、日本はウクライナ支援でお金を送ってるんです……
日本はNATOに加盟してませんし
それを良しとするのが当たり前に言われてますけど
頭……大丈夫ですか？と思うわけです。
あまりにも何もわかってなくないですか？
加担するのではなく中立の立場で停戦を呼びかけるのが普通でしょう。
以前にも書いたようにお金を送るということは
そのお金は武器に変わり争いを長引かせるだけなんです。
安易にお金を送るのが良いことだという妄想はやめなさい……と。
開戦当初、オールドメディアで
母親と子供が募金会場で子供に募金箱にお金を入れさせる様子がオールドメディアに流れて
いいことしたねっていうように伝えてました。
子供に何をさせてるんだ……って思いました。
あまりにも大人が無知過ぎるし
政治家にも何も知らない無知が多いんです。
だからまともなことをやらない。
侵攻から度々、ウクライナが反転攻勢ってオールドメディアは報じるけど
状況を見ていると戦力差10倍のロシアに対してウクライナに勝ち目はないです……
日本は日露戦争で同じ戦力差を覆したわけですがアレとは違う。
海の守り神である宗像三女神を祀る宗像神社に伺ったところ
東郷平八郎を提督に抜擢しなさいと天啓が降りて
全くの無名だった東郷平八郎が提督となり
奇襲によって10倍の戦力を覆してロシアのバルチック艦隊を全滅させたのがそれですけど
ウクライナについてはどちらが勝つとかはどうでもいいし
とにかく停戦しなさいとしか思わない。
反転攻勢って度々言われるけど
兵法の初歩中の初歩ですけど敵を自軍に誘い込んで退路を絶って全滅って当たり前の常套手段です。
反転攻勢って報道を見る度に
また大量にウクライナ兵が戦死するんだな……と。
そんなことを真面目に報じているのがオールドメディア。
でね、どちらが勝つにしろ引き分けになるにしろ
今の日本のウクライナについての外交では
貧乏くじの結末しかないんですね……
サウジアラビアに行った岸田の扱いを見ていても
もう引き返せない既定路線が貧乏くじです。
国民はみんな、そのレールに乗ってるのがわかってない……
西を見ると遠い隣国がアメリカですが
すぐ東の近くには中国、北朝鮮、ロシア。
つまり反アメリカ勢力のBRICS経済圏を形成してる国ばかり。
中国が台湾を併合したり朝鮮半島が統一でもすれば更に状況は酷い。
矢面に立たされるし既に立ってるのに気づいてない。
もうウクライナ支援を全面に出してしまったので遅いけど
NATOに加入していなくて核を落とされた日本だからこそ言えることがある。
日本は陸軍の暴走で戦争をしたじゃないかと言う人がいるし
どうして開戦をしたのかすら議論にならない大人がほとんどです。
陸軍の暴走は真っ赤な嘘だし
なんとなく陸軍の暴走って言われてるような……ぐらいの人がほとんどだと思う。
歴史認識がないから世界の舞台で何も言えない。
歴史認識がないなら調べればいいのに調べない。
他の欲にまみれてるから調べないし
だから日本人の成人の1日の平均勉強時間はたったの6分なんです。
勤勉だと言われるけど大人になって勉強はしない。
勉強をしないというのは検証をしないんです。
パンデミックって何となく終わったけど
何にどれだけお金を使ってそれがどれだけの効果があったか。
全ては無意味で害が残っただけ。
誰も責任を取らないし無かったことになるのがオチで
これでは何も学びがないんですね。
学びがないから同じことを平気で繰り返すし
このままだとまた戦争になるだろうなと。
戦争をしないためにはそういう外交とか物質的な防衛が必要だけど
外交を見てるとレールに乗ってるなと思えるぐらい稚拙。
こういう政治背景から2.26事件って起きましたよね。
知識も思想も薄い今の時代にあり得ないって思うけどね。
だけど、過激な思想の人がいるとするならば下地は同じ状況だと思う。
実際にそういうストーリーの映画がありますが
自分は起こっても不思議ではないと思ったりするんですよね。
真面目過ぎるぐらいに今の世相を見る人がいるなら。
まともに国民を想って政治が出来ないなら天皇に政治をってクーデターを起こしたのが2.26ですから。
日本は調べれば調べるほど素晴らしい歴史を辿ってきたし
誇れるものが沢山あるのに
長い間、寝てしまってるんです。
ただ、物凄くゆっくりなんですが流れは良い方向に変わってきたのかなと感じます。
目覚めてきている人が少しずつ増えてはいると思います。
だけど、まだまだです。
年配になるほど目覚めないし死ぬまで目覚めないだろうと思う人がほとんどで
驚くのは若い人は意外とわかってるんだな……と。
身の回りでも40歳台より上は必要のない欲に眩んで本質がわかってない壊滅状態だけど
なんか物欲がないような若い世代って
冷めてるようで実はわかってるから冷めてるんだろうなと
最近、見ていて思うんですよね。
というのは情報を引っ張ってくるソースが年配と違うし
情報のソースの選別も全然長けてる人が多い。
勿論、情報の選別を経て色々な意見は分かれるけど
我々の世代と違って議論出来る人が多いと思う。
あとは経験値だけみたいな。
おそらくだけど、何もわかってない我々の世代が邪魔者で
我々が退いたあとに変わるんだと最近は思いますね。
パンデミックに踊った恥ずかしい歴史を笑われる時代まであと少し
若い世代とまともに議論が出来ない老害にならないように。
