陸マイラーはろ♂馬とマイルと酒とメシ

2017年1月に陸マイラーを始めました。馬が大好きな普通のサラリーマンのブログです

エゼキエルか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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懸念していたことが起こってしまいました……

先般からイスラエルとイランが一触即発状態だと懸念はお伝えしてましたが

ガサ地区の過激派組織ハマスイスラエルにロケット弾を5000発以上打ち込み

隔離塀をブルドーザーで破壊し

グライダーなどでもイスラエル領内に侵入して

殺戮、拉致、凄惨な行動を起こした……と。

すぐさまイスラエルのネタニヤフ首相が報復の声明を発してます。

またウクライナ同様に軽々に語るのもどうかと思うのですが

実際に今年イスラエルに行ったということで

戦闘行為が起こってから周囲に色々聞かれることが多いので

ちょっとだけ語ってみようと思います……

 

 

まず、日本のオールドメディアの報じる話しは鵜呑みにしないで欲しいです。

いつもお伝えすることですが

日本のオールドメディアの情報はアメリカやイギリスといった西側からの情報の垂れ流しです。

平たく言えばかなり西側のバイアスがかかった見解で伝わるわけです。

なので、勿論、日本のオールドメディアが何を伝えているのかもチェックはしてますが

各国から発信される情報を満遍なくチェックします。

主にこういう中東情勢に関してはアルジャジーラやアラブニュースの情報が中立です。

ただ、アルジャジーラもアラブニュースも渦中だと言えば渦中であるので

いくらか宗教的なバイアスがかかっているかもしれません。

だから、とにかく幅広く探って

歴史、宗教、色々加味して自分なりの判断が必要ではないでしょうか。

うーん、判断というとちょっと違うかな……

端的に言えば善悪で語るのも軽々であって

これだけ双方に犠牲が出ているわけで

とにかく武器を置きなさい……というのが取るべきスタンスだと思う。

自作自演も含めてまず情報を疑って真偽を探りましょう。

ウクライナの情報も結構自作自演やフェイクが混じってますし

そのフェイクは垂れ流されたまま修正もされません。

実に無責任なのが今の認知戦のやり方です。

 

 

前々からお伝えしているように

ここ数年という近年の出来事で引き金を引いたのは間違いなくイラン核合意です。

不正選挙でバイデンがトランプを追い落とし

大統領に就任して真っ先にやったのがイラン核合意。

イラン核合意というのはイランが核開発を停止する見返りに資金供給を解除するというものです。

トランプは、イランは核開発を停止すると言いながら止めないし

資金が流れるとそのままテロ組織に供給されるということで

イラン核合意を破棄し、資金供給を止める政策を取りました。

その政策の効果はISなどのテロ行為や各国の小競り合いを止めました。

前々から懸念をお伝えしていたように

イラン核合意をバイデンが再開すれば

またテロ組織に資金が流れはじめて戦争が起こる火種になる……と。

 

今回の戦闘行為はハマスイスラエルに対して起こしたことですが

ガサ地区のハマスや北部のヒズボラはイランの手先です。

種子島ほどの狭い領地で200万人以上がひしめいて暮らすパレスチナのガサ地区で

貧しい暮らしをしている人達に高額なロケット弾が5000発も打てるでしょうか。

韓国で資金凍結されていた70億ドルが正に解除された直後であったし

イスラエル建国記念日後の休息日だったこと

資金が流れた途端に起きたのが今回の戦闘行為です。

そして、武器にはシリアルコードがありますが

西側からウクライナに供給されたものがハマスで使用されている……

つまり、西側各国の税金や寄付で集められた武器は

今回のハマスに売り捌かれて使用されているんです。

ゼレンスキーは各国に支援を訴えて

得た武器を売り捌いているわけです。

だから、変な正義感や同情で寄付などするなと言ってきたわけですが

まあ、馬鹿丸出しの著名人など浅はかな行為で善意を謳ってましたよね。

そういう金は例え善意のつもりであっても

ほとんどは武器に変わり、何の罪もない善良な市民、女子供を殺すんです。

お金の使い道としては大間違いです。

子供に募金箱にお金を入れさせている親が映し出されている微笑ましいと思える映像も自分に言わせれば

子供に何されてるんだ……というところです。

まず、ここまでは近年にあった間違いであるイラン核合意の話し。

あとは、あなたの見ている映像は

どこのもので改竄や捏造報道ではないですか?ということです。

自分は今、CNNのブレーキングを見ながら書いてますけど

まあ、酷い偏向報道です……

思いっきり西側寄りなので日本の報道と同じです。

バイデンはイスラエル支持を即座に発表してますが

まあ、アメリカなのでそうでしょう。

ウクライナ同様に武器支援の一陣が到着と報じてますが

もう思考が終わってます……

報復を支援してる状態です。

表向きはイスラエルハマスの武力衝突ですが

元はイスラエルとイランの衝突です。

イランはウラン濃縮をずっと進めていて濃縮度が90%に到達する直前まで開発が進んでました。

90%を超えるとこれは核兵器の転用しか用途がない状態になります。

つまり、イスラエルとしてはイランが核を持つ前に叩くという機運が高まってました。

そこに現れたのはネタニヤフ首相であり

国務省のトップなど取り巻きです。

今のイスラエルは極右でガチガチに固められてます。

イスラエルの極右の思想はアラブ人との共存の意思は皆無で

イスラエルからイスラム教を徹底的に追い出すものです。

そんな政権のもと最近ずっと行われてきたのがパレスチナ人の迫害です。

パレスチナ自治区イスラエル人の入植を進めて

パレスチナを追い込み続けてきました。

そこに、バイデンが取った政策が追い打ちをかけました。

サウジアラビアイスラエルの国交回復です。

ここは複雑なんですが

元々、イスラエルと他のアラブ諸国は国交がありません。

世界中で弾圧、殺戮を受けてきたユダヤ人が

突然、アラブ圏だった今のイスラエルの地に戻って建国を宣言したわけで

アラブ諸国にすればとんでもない話しであって

ユダヤ教であるイスラエルの建国はイスラム教のアラブ圏に受け入れられるものではないわけです。

これは第一次世界大戦時のオスマン帝国に話しは遡ります。

発端はイギリスの三枚舌外交。

戦争を資金を使いすぎて財政など各方面で厳しい状況になったイギリスは

アラブの由緒ある一族には協力してくれればイスラエルの地の差し上げて国王にすると言い

金貸しで財を築き上げて世界的にお金持ちであるユダヤ人には協力してくれればユダヤ人の国を作ると言い

ロシアなど近隣の大国に協力してくれれば勝った後に今のイスラエルの地を分け合いましょうと

それぞれに呼びかけました。

勝って後で困ったのは当たり前で

その後、イギリスは手に負えない状態になって逃げ出し

それぞれにイギリスとの約束を果たしてもらおうと

イスラエルの地にそれぞれの思惑がぶつかり

アラブ人はオスマン帝国崩壊後にイスラエルの地に住み

そこにユダヤ人が集まってイスラエルを建国。

火種を残したままになっているのがイスラエルです。

 

同じようにサウジアラビアイスラエルに和平を持ちかけながら

バイデンとトランプの違いは

トランプには下準備としてアブラハム合意をしたことです。

バイデンの和平には中身がなく争いを生むだけです。

トランプが用意したアブラハム合意は実によく機能していたし

各方面にしっかりとバランスを考えたもので争いを回避しました。

 

更に歴史を掘るとユダヤ人が迫害を受け続けた歴史は勿論

流浪しながら金貸しを生業に財を成したことやタルムード

もっともっと掘れば北の10支族がアッシリアに攻め滅ぼされたことや

バビロニアに残り2支族が滅ぼされてイスラエルの地を完全に失った歴史

更にはエジプトから逃げて大移動したモーセの話しなどに及びます。

それらを全部ひっくるめて理解しなければ

今、目の前の戦闘行為だけを見て語れるほど浅くはないです。

それだけ根が深い話しです。

 

ただ、言えることは市民レベルでは平和を望んでいるということです。

これは間違いない事実です。

イスラエルの国民の半数は争いを恐れて国外脱出を考えているわけで

イスラエルを一括りにして宗教対立をしていないということです。

イスラエル国民は全てがユダヤ教ユダヤ人でもなければ

普通に豚肉を食べる人もいれば

イスラム教の人と結婚する人もいます。

当然、厳格なユダヤ人もいますが思想は様々です。

争わずに共存も出来てますし日常は平穏です。

嫁は女一人で夜中に街をウロウロしてましたし銃撃がそこらにはないです。

 

何が今そうさせているのか。

間違いなく資金供給があった直後のテロ組織と

イスラエルの極右の政治上層部が

国民を無視して突っ走ってることです。

そして、何よりそれを外野から煽るどうしようもない金の亡者と

無責任に煽るマスコミです。

イランの後ろにはロシアがいて今は中国も。

イスラエルの後ろにはアメリカ。

いつもこの構図です。

 

無責任に支援をするのではなく

国民のためを思えば浅い思慮でつまらないことをするなと。

ウクライナもそうですが

辛い思いをするのはいつも国民です。

こういう酷い争いを意図的に起こして金の亡者が群がるんです。

何でも本当のことを知りたければお金の流れを追うことです。

今の腐った世の中はそれでわかるものです……

戦闘で壊滅した街の復興にどんな企業が入るのか

それだけでも結構わかります。

 

奇しくも、戦闘行為が起こった10月7日

自分は墓参りのタイミングと上手く重なって

松江に中東情勢に詳しい人の講演会に参加してました。

正にそのタイミングで起こったことでしたから

中立な立場の講師から色んな話しを聞けました。

ガザ地区のアラブ人が悪いだの

イスラエルが悪いだの浅い話しを耳にしますが

国民のほとんどは上層部に振り回された被害者です。

変な情報に踊るのではなくどちらにも寄るなと言いたい。

ウクライナパンデミックも同じで

報道全てのほとんどが認知戦だというのが今の世の中だから。

無理矢理に善悪の二極に分けようとする変な癖はいい加減やめて

とにかく薄っぺらい報道や情報に騙されるな……

大事なのは縄文の思想。

 

 

 

もう一度、先の展望を過去ログからまとめます……

アメリカは多正面作戦を出来る戦力は今はありません。

世界の警察を豪語していたのは過去の話しです。

ウクライナをやりながらイスラエル、更には台湾なんて無理です……

アメリカの議会が空転してますが

原因は国民が苦しんでるのにウクライナの支援をやめろというものです。

支援を続けるなら予算を通さないというのが共和党の主張です。

そこに降ってきたのが今のイスラエルです。

アメリカは既に2正面作戦を強いられました。

ここに懸念されるのは台湾です。

イランの真横はホルムズ海峡です。

日本はエネルギーの9割を中東の原油に頼ってます。

ロシアに制裁と称して無用で無知な喧嘩を売ったから。

中東情勢が悪化してホルムズ海峡が閉鎖されれば日本はエネルギーを絶たれます。

台湾で何かあればシーレーンである台湾海峡もアウトです。

そうなれば電気は絶たれます。

大半が化石燃料による発電に頼ってますから。

今年の冬は無駄になるかもしれませんが石油ストーブと灯油を用意しましょう。

日本の石油備蓄は3ヶ月分です。

中東のアラブ諸国の複雑な繋がりはまた機会があれば……