本題に入る前に基本的な日本の立ち位置を確認しておきたいと思います。
日本では古代文明を世界4大文明と教わります。
メソポタミア、インダス、エジプト、中国(あるいは黄河)です。
でも近年、このように教わるのは日本と中国だけで
世界的に8大文明と教わります。
その中でも日本文明は最古。
沖縄で38000年前の磨製石器が発見されたことをはじめ
16500年前の縄文遺跡が発見されて歴史が覆ったからなんです。
メソポタミアやエジプトなど他の文明は5000年ほど前のもので
日本文明とはケタが違うんですね。
⬆️⬆️⬆️の図は縄文時代は15000年前からとなってますが
16500年前というのが正しく、弥生時代は3000年前からとなります。
ただ、視覚的にわかりやすくと思い引用しました。
縄文時代には争いの痕跡がなく
弥生時代から渡来人が入ってきて争いの痕跡が弥生時代の遺跡から見られるようになります。
つまり、日本人の持つYAP遺伝子には争いの性質が基本的にないんですね。
どうして争いが起こるようになったかというと
『モノを所有する』という概念が水稲稲作によって生まれたからです。
勘違いしてはいけないのは稲作は日本にも古来からありました。
水稲は土地の所有を生んだということです。
⬆️⬆️⬆️の表を見てわかるように
長い歴史を見ても圧倒的に長い平和が続いた日本で
争いが始まったのは高々3000年前からなんです。
表の弥生時代の黄緑色の期間が現代まで一括りになってますが
細かく分類すると古墳時代、飛鳥時代、奈良時代……今の令和まで表記するともっと細切れになりますから
黄緑色の期間は争いの連続で
特にここ100年〜200年で日本はどれだけ争いの連続なのかがわかります。
先の大戦は仕掛けられてのものですが全ては大きな力に巻き込まれたりお金とか覇権によるものです……
基軸通貨の覇権を予測するとき
現状ではドル覇権中心の西側経済圏と
中国、ロシアなどが中心のBRICS経済圏の比較が必然です。
どうでしょう?現状の人口比較だけでも
これから爆発的に人口が増えるBRICSがマーケット的に見ても圧倒的だとわかります。
昨日の記事でも書いてますが
アメリカはデフォルトの危機に直面してます。
これは今に始まったことではないんですが
過去に何十回もこういうことはありましたし
その度に債務上限を引き上げて回避してきました。
毎回、プロレスを見ているように
どうせ今回も債務上限を引き上げて回避するんだろうとは思いますが
まあ、今回はすんなりは行かないだろうとは思います。
でも、デフォルトしたらとんでもないことになるので大方の予想は債務上限引き上げでデフォルト回避だろうと。
でも、経済を完全にクラッシュさせてリセットしようと大きな力が働いていた場合は
そのとんでもないことが起こるかもしれないと
頭の片隅に置いておいた方がいいのかなと。
じゃあ、デフォルトした場合にドルや株はどうなるの?と思いますね。
ドルは暴落を免れないでしょうね💦
過去の基軸通貨の覇権はどう移り変わってきたのか。
オランダ、イギリス、アメリカときて
中国が物凄い勢いでアメリカに迫ってます。
が……中国になるんでしょうかね?
アメリカの落ち目は明らかなんですが
国際社会での中国の信頼って今のところないですよね……
データだって斜めから見ておく必要があるし💦
何より以前からお伝えしてるように一時期騒がれた恒大集団の問題も根本的に解決しておらず
問題を無理矢理先延ばしにしてる状態ですから
再び表面化すればね……
EUはEU圏の格差が大きくて足並みが揃ってなくバラバラだし。
でね、注目なのは覇権が移り変わるタイミングで
すぐに覇権は変わらないってことです。
大体10年ぐらいでしょうかね……タイムラグがあります。
ずっと基軸通貨として使ってきたものをすぐに全世界で切り替えられないってことですね。
習慣の方が強いんです。
切り替わるのに馴染む時間が10年ぐらい必要なんです。
あと、株価ですけど……
イギリスを見ても覇権を失ってもドカンと下がって立ち直れないということはないんです。
勿論、一時的にドカンと下がりますが
むしろマクロで見てずっと上がり続けます。
トップの座から覇権を失っても経済は関係なく普通に成長するからなんですね。
あと、GDPは覇権争いと相関しないことがデータを見てもわかります。
これから経済の伸びが新興国の方が大きいから
新興国の株買えば儲かるでしょ?ってのは単純で必ずしもそうではない。
それよりもどの分野の企業が伸びるのか色々なことを総合して判断するのが大事ってことですね。
自分はクリプトとかメタバースだと思ってるんですが
これはアメリカのSECなどを中心に変な締めつけを行なって
BRICS圏に企業が逃げているように
これから必要なパワーがアメリカから伸びているBRICSに移りつつあるからですね。
特にアフリカでは既存の金融インフラが発達していない状態なので
リープフロッグと言いますが何かを壊す必要なく新しいものを構築出来るから。
自ら争いに飛び込んでいく必要もなくて
流れを見て自然に任せたらそうなるんじゃないかと思うんですね。