はい、量子コンピュータです。
通常のPCって0か1のビットの羅列だけで
色んな計算をしたり人間の脳の性能を遥かに上回るのですが
その遥か上を行くのが量子コンピュータ。
量子物理学の応用？で開発が進んでいるのですが
既に量子物理学を用いたそのような技術は身の回りにあって
スマホや家電製品などにも当たり前に使われています。
半導体が正にそれですが
未だ人類がよくわかっていない量子物理学。
だけどとりあえず使える……という具合いに我々の身近にあるもの。
例えば100回のうちに1回だけ電子を通したいという装置を作ると
100回に1回だけ電子を通すゲートのような装置が必要になりますが
そんな装置を作ると装置を設置するだけ大きさが必要になります。
半導体を置くだけで100回に1回とか10回とか意図的に電子を通すことが出来ます。
これは素粒子が粒子と波の二面性を持つ重ね合わせの性質を利用したもので
以前に話した二重スリット実験に見られる
訳がわからないけど使えるから使っている技術です。
で、量子コンピュータは従来のPCが処理する演算速度より異常に速いのです。
話すと長くなるので量子コンピュータのことは調べてください💦
この量子コンピュータですが
64ビットモデルまで到達しました。
近い将来、もっとビットを拡張したものが当たり前に出来るでしょうし
日本の開発スピードは流石というか
かなり早いようですね。
ただ、これはクリプトの天敵になるかもしれません。
というか、クリプトだけではなく
全てのセキュリティが必要なものの天敵になるかも……
クリプトに特化して説明すると
例えばプロトタイプであるビットコインだと
POWのマイニングでブロックチェーンが生成されます。
ハッシュ関数を使った演算が難しく
演算を解くのにハイスペックのマイニングマシーンを大量に使って
一番早く演算を解いた人に報酬としてビットコインが与えられます。
つまり、今はハイスペックのマイニングマシーンを使っても演算速度の限界があって
その速度をもってハッキングされないようになってるわけですね。
だけど、量子コンピュータはおそらくその速度を超えてきます。
ということは量子コンピュータの普及によって
マイニングの速度も上がるけどハッキングの速度も上がるわけですね。
こよバランスがちょっとどうなるのか想像ご出来ない。
でもですね……
自分は最近思うのです……
実は人間の脳は実は能力全開でもっと凄いのではないか……と。
勿論、現代の人間って必要にない色々なものにどっぷり浸かってる環境ですから
完全に能力は退化してますけど
そういう必要のないものから開放されて能力が全開になった時に
とんでもない能力も持っているのではないか……
いや、おそらく持ってる。
例えば、量子コンピュータって
簡単にどんなものかとわかりやすく言うと
超高性能の冷蔵庫みたいなものが装置の大半なんです。
液体ヘリウムはマイナス273.15°だったかな……？で凍るんです。
量子ビットは熱などの微細なノイズに弱いので
とにかく超低温で冷やして安定されておく必要があります。
なので、装置の大半は量子ビットを冷やすためのもので
その装置の見た目から量子シャンデリアという美しい例えがされます。
それだけ量子コンピュータはノイズから守る必要があって
ノイズから遮断してようやく超高性能というわけです。
既存のPCは135×246は？というような計算には長けてますが
これは0か1かの選択の羅列で行われます。
量子コンピュータは0も1あり得るという
言うなれば人間っぽい答えの導き方をします。
これが既存のPCが導き出すプロセスより早い回答の入手だとすると
人間の思考のプロセスの方が既存のPCより早いのでは？と思うんですよね……
だけど圧倒的に人間は既存のPCより遅い。
だけど、量子コンピュータはノイズに弱いわけですから
人間もノイズに弱いのでは？と思うんですね。
人間にとってのノイズって色々ありますね。
欲とか雑念とかくだらない考え事……様々です。
お釈迦様とか道を開くために座禅をして無になる修行をしますよね。
あれがそうなんじゃないかなと。
なので、批判する気持ちとか
いちいちくだらないことに心が揺れるとか
そういう雑念を排除すればするほど
人の能力って開かれるのかなと
最近は量子物理学を考えれば考えるほど思うのです。
